石川県は、金沢市の兼六園など、定番ともいえる観光名所がたくさんある場所です。
北陸新幹線が開業し、東京と金沢がおよそ2時間30分で結ばれたこともあり、石川県は多くの旅行者から最近特に注目を集めています。
しかし、石川県には、定番スポット以外にも楽しめる場所がたくさんあります。
穴場スポットに行ってみよう
1.砂浜をドライブできる日本唯一の場所
石川県のほぼ中央に、羽咋市があります。
羽咋市は能登半島の付け根の西側に位置し、市の西側に広がるのは日本海です。
石川県を旅行するのなら、是非とも訪れたい穴場スポットがここにあります。
通常、海岸沿いに続く砂浜は、海水浴場などとして利用されるものです。
しかし、ここではそのような砂浜が意外な形で利用されています。
それが「千里浜なぎさドライブウェイ」です。
千里浜は「ちりはま」と読みます。
その名の通り、ここは砂浜がドライブウェイとなっている所です。
路面がアスファルトなどで舗装されておらず、踏み固められた砂浜の上を自動車が走行できる道路として整備されています。
このような場所は、日本ではここにしかありません。
この全長はおよそ8キロです。
潮風を浴びながら、自家用車で波打ち際のドライブを楽しむことができます。
バイクで来る人たちもいますし、観光バスがこのドライブウェイを走る様子もしばしば見受けられます。
荒波や強風などの悪天候の際には閉鎖されることもありますが、天気の良い日に見ることのできる日本海の景色はとてもきれいです。
日暮れ時には、日本海に沈む夕日の絶景にも出会えます。
春から秋にかけての観光シーズンには、砂浜に10軒ほどの屋台が立ち並びます。
焼きハマグリやサザエの壺焼きなどをここで味わうことができます。
こうしたお店に立ち寄ってみるのも、石川旅行の楽しい想い出の1ページとなるに違いありません。
なお、千里浜なぎさドライブウェイに並行して、里山海道(有料道路)が走っています。
最寄りのインターチェンジは千里浜ICです。金沢市内からは、車で40分ほどです。
2.七尾市から橋を渡っていく能登島
今度は、能登半島の東側に注目しましょう。
先ほどの羽咋市から見て北東に位置する七尾市です。
七尾市は能登半島の中央部にあって、市の東部は富山湾、そして北部は七尾湾に面しています。
七尾市には、老舗旅館「加賀屋」でも知られる和倉温泉があります。
しかし、七尾市にあるのは、そのような定番スポットだけではありません。
七尾湾に浮かぶ「能登島」は、ちょっとした穴場スポットです。
この能登島は、七尾市の本土側とは「能登島大橋」で結ばれており、自家用車でも簡単に行くことができます。
JR七尾線の七尾駅や和倉温泉駅を島内と結ぶ路線バスも出ています。
天気の良い日に能登島大橋を渡ると、まず目に飛び込んでくるのが、七尾湾のきれいな景色です。
この青い海が、島の森林の緑、そして空に浮かぶ白い雲と織りなすコントラストは絶妙で、まさに写真映えのする光景です。
能登島で多くの旅行者に人気のある場所の1つが「のとじま水族館」です。
正式には「のとじま臨海公園水族館」といいます。
ここにはおよそ500種、約4万匹の魚介類がいて、能登半島近海に生息する生き物たちに会うことができます。
そして、別のおすすめスポットは、温泉と食事の楽しめる日帰り入浴施設「ひょっこり温泉 島の湯」です。
露天風呂から見る七尾湾の景色は格別です。
ここでは「能登島バーガー」というご当地グルメを食べることもできます。
なお、「のとじま水族館」と「島の湯」のほぼ中間点には道の駅もありますから、ここでも能登島特産の食べ物やお土産などを買うことができます。
3.「松井」と「コマツ」に触れられる石川県南部
石川県は縦に長い県です。次は県の南部を見てみましょう。
先ほどの能登島から南へ100キロほど南下した場所にある能美市と小松市です。
これら2つの市は互いに隣接しており、いずれも市の西側が日本海に面しています。
2市のうち北に位置する能美市は、石川県が生んだ偉大な野球人、松井秀喜さんの出身地です。
市内の山口町には「松井秀喜ベースボールミュージアム」があります。
星稜高校、読売ジャイアンツ、そしてアメリカのメジャーリーグ(ニューヨーク・ヤンキースほか)で活躍した当時の写真やユニフォームや記念品などが展示されています。
北陸自動車道の小松インターチェンジから車で5分ほどの場所にあります。
JR北陸本線の能美根上駅からはバスで約10分です。
そして、能美市の南側で隣接するのが小松市です。
ここは日本の有名な建設機械メーカー「コマツ」発祥の地で、現在でもその関連企業が多い、企業城下町です。
この小松市にある穴場スポット、それが「こまつの杜」(こまつのもり)です。
コマツ創立90周年を記念して、2011年につくられました。
コマツ社製のミニショベルに乗ることができるなど、子どもたちが建設機械に安全な形で触れ合うことのできる場所です。
そのほか、里山での自然観察やものづくり教室なども体験でき、家族で楽しむことができます。
こちらは、JR北陸本線の小松駅すぐそばにあります。
北陸自動車道の小松インターチェンジからは10分ほどです。
最後に
南北に長い石川県は、南の端から北の端まで、およそ200キロもの距離があります。
隠れた名所が県内のいたる所にあります。
石川県のどこに行っても日本海の新鮮な海産物を味わえますから、グルメな旅行者にも最適な観光地です。
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