地元民おすすめの岩手県での旅行の穴場は、車を使っての観光がメインとなります。
岩手県は首都圏などのように、鉄道が発達しているわけではありません。
岩手県では、日常の買い物に行くにも車が必要となります。
旅行の穴場を廻るのにも当然ながら、車が必要となります。
穴場スポットに行ってみよう
1.岩手と秋田の県境に広がる八幡平
岩手県の地元民が知る旅行の穴場として、真っ先に上げられるのが八幡平です。
細かな名所はあるものの、最大も見所は雄大さです。
クルマで秋田まで抜けるには数時間のドライブが必要です。
視界の両側に広がる大自然は、これぞ東北と感じられる雄大さです。
田代平では、田代平高原がみどころです。
なだらかな稜線と、田代山の間に広がる草原地帯はトレッキングにはもってこいの場所です。
途中ではのんびりと草を食べる牛たちを見ることができ、パラグライダーで空の飛行を楽しむ人々も見られます。
安比高原では、安比高原牧場がみどころです。
各種のハーブの花が色とりどりに咲き誇り、周囲はハーブ特有の香りに包まれます。
暖かな初夏の日差しを浴びる中、気持ちの良いハイキングを楽しむことができます。
二つの牧場の景勝地は、ブナの原生林の中に開いた草原地帯です。
初夏にはツツジが一面をおおい、真っ赤に色付きます。
八幡平山頂付近には、八幡沼やガマ沼などのきれいな沼があります。
八幡沼の周囲は青森とど松の原生林が生い茂り、周遊できる遊歩道が完備しています。
ガマ沼は沼の中に噴火口があるため、沼の色は碧味がかった青色をしていてきれいです。
八幡平のドライブで気をつけたいのが霧の発生です。
岩手県の旅行では、たまに訪れる大自然の威力にも注意が必要です。
八幡平の旅行では、霧の発生や気候の急変に注意が必要です。
クルマだからと言って油断できるレベルの自然ではありません。
2.リアス式海岸の沿岸部をめぐる旅
岩手県は太平洋に面しています。
海岸線には海水浴のできる砂浜もありますが、そのほとんどは切り立った崖のリアス式海岸です。
リアス式海岸は東北の太平洋沿岸部を特徴付けるもので、宮城県の牡鹿半島付近から、岩手県の八戸付近まで続きます。
盛岡を中心とした内陸部と、沿岸部は高地で隔てられています。
岩手の地名の由来の通り、岩盤が内陸部と沿岸部を隔て、交通には曲がりくねった山道を通る必要があります。
内陸部から沿岸部に達するには、おおよそ2時間ほどの時間が必要です。
山道をぬけると大きく広がる太平洋は新鮮です。
岩手県の沿岸部の穴場は、北は八戸から始まり、南は大船渡まで続きます。
さらに南下すると、宮城県の気仙沼に達します。
岩手県の漁港は宮城県の漁港に比べて規模は小さめです。
遠洋漁業の大型船の基地としては入り江が狭いため、沿岸漁業が中心の漁港が立地しています。
沿岸部には観光客のための民宿が営業しています。
普通の民家を改良してつくられているので、気取ったところはありません。
他の地域の旅館と異なるのは、夕食に出される料理です。
ウニやアワビ、ホタテ、つぶ貝など、この地域の沿岸部でとれる豊富な海の幸が、皿いっぱいに並びます。
沿岸部には観光の名所もありますが、地元民が訪れることはありません。
地元民はおいしい料理を出す民宿に直行し、釣りや舟遊びで楽しみます。
岩手県では期間が短い海水浴で夏を満喫するのも、地元民の楽しみ方です。
3.古都の平泉から民話の里の遠野までの旅
日本の中でも辺境の地とされる岩手県ですが、中世の一時期に文化的な輝きを見せたことがあります。
平泉には絢爛豪華な伽藍が建てられ、奥州の覇者としての藤原氏の繁栄を知ることができます。
現在の平泉は金色堂など、建物の一部が残されています。
藤原清衡と子の基衡、孫の秀衡の藤原三代が栄華を極めた平泉は、岩手県の地元民の心のふるさとでもあります。
平泉には、地元民が楽しみにしているイベントがあります。
藤原まつりは春と秋に開かれます。平泉の街中を、義経や弁慶に扮した若者たちが練り歩く行事です。
義経や弁慶の役には、TVや映画などで活躍する現役の人気俳優や歌舞伎役者が演じることも多く、地元民にとっては有名人とふれる貴重な機会として楽しみにされています。
小さなお椀に盛られたそばの食べた椀の数を競うわんこそばは、地元民にとっては普段の食事にも利用されます。
地元民の食べ方はシンプルで、たれは飲まず、具も食べることはありません。
ひたすら、そばだけを食べることに専念します。
地元民は平泉を拠点として、栗駒山系の大自然を楽しみます。
栗駒山は、岩手、宮城、秋田の三県に跨る大きな山で、山頂付近には温泉も豊富です。
栗駒山を通り抜け、秋田方面へ観光に出ることもあれば、宮城県の鬼首方面へ抜けることもあります。
この地域は大和朝廷に統一される以前は、蝦夷と呼ばれる原住民が住んでいました。
蝦夷が開拓したルートの数々は、現代の地元民にも利用されています。
最後に
地元民の旅行は岩手県内に留まるものではありません。
八幡平は秋田へ抜けるためのルートとして使われ、栗駒山は秋田や宮城の山間部へのルートとなります。
地元民はクルマを使って東北全域を旅するのが得意です。
そこでは行政上の県境は意味が無く、蝦夷が走り回った山間部のルートが使われます。
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