佐賀県は九州の北西部に位置する県です。
子ども時代を佐賀市で過ごしたというお笑い芸人のはなわさんが2003年に佐賀県という曲をヒットさせ、自虐的なネタを織り交ぜながらも世間からの注目を集めました。
確かに九州の中では地味な印象もある佐賀県ですが、陸路で長崎県に行くには必ず佐賀県を通過しなければならないなど、意外な存在感もある県です。
佐賀県には嬉野温泉や吉野ヶ里遺跡、また焼き物で有名な伊万里市や有田町など、だれもが一度は耳にしたことのある観光スポットが点在する中、人々からの注目があまり集まらない穴場スポットも多数存在します。
穴場スポットに行ってみよう
1.佐賀市内にある穴場スポット
まずは佐賀県の県庁所在地、佐賀市から旅行をスタートさせましょう。
市内には佐賀空港があり、空路での旅行にもとても便利な場所です。
佐賀県庁の近くには「佐賀城跡」などの観光スポットがあります。
13階建ての佐賀県庁舎には展望ホールがあって、佐賀市内の360度を一望できるちょっとした人気スポットです。
レストランもあって、食事をしながら有明海の景色などを見通すことができます。
ですが、そうした佐賀市内にあって、もっと穴場感の強い場所があります。
その1つが「どんぐり村」です。
入場料は大人(高校生以上)が500円、小人(4歳から中学生)は200円で、3歳以下は無料です。
このようなお手頃価格の入場料で、佐賀の豊かな自然に触れることができます。
20種類以上の動物たちと触れ合うことができ、乗馬や乳搾りなどの体験ができます。
JR佐賀駅や佐賀県庁などのある市の中心部からは、車で40分程度の場所です。
1,500台もの大型駐車場が無料で利用できるのも嬉しいサービスです。
なお、佐賀市内には「道の駅大和」という場所もあります。
「干し柿羊羹」や干し柿ソフトクリームの「パーシモン」など、柿を中心とした名産品にも出会えます。
こちらは、佐賀市を縦断する国道263号を市街地から15キロほど北上したところにあります。
ちなみに、さきほどのどんぐり村があるのは、ここから国道263号をさらに15キロほど北上した場所です。
2.唐津市で楽しめる様々な場所
次に訪れるのは、佐賀県の北西部にある唐津市です。
市の北部は玄界灘に面しています。
佐賀市の中心部から50キロほど北西に位置します。
ここは、江戸時代には唐津藩の城下町として栄えました。
そのため、「唐津城」がここでは有名な観光スポットの1つとなっています。
また、そこから北西15キロほどの場所にある呼子(よぶこ)の朝市も、唐津市の有名な観光地です。
佐賀の海産物などをここで買うことができます。
ですが、呼子朝市の他にも、新鮮な海産物や干物などを手に入れられる穴場スポットがあります。
例えば、JR筑肥線の浜崎駅から徒歩20分ほどの所にある「マリンセンターおさかな村」や、同じく浜崎駅から車で20分ほどで行ける「鳴神の庄」です。
いずれも無料駐車場が完備されています。
唐津市の自然豊かな景観を楽しみたいのであれば、桜やツツジの隠れた名所「鏡山」もおすすめです。
園内の景色を見ながら散歩したり、山頂の土産店で買い物をしたり、唐津湾を眺めたりすることのできる場所です。
浜崎駅の西隣にある虹ノ松原駅の南方1キロほどの場所です。
山頂までは車で行くことができ、駐車場が無料で利用できます。
加えて、唐津市湊町にある「湊の立神岩」の不思議な形の岩も見ものです。
高さ30メートルの2つの岩が寄り添うその姿から「夫婦岩」とも呼ばれます。
こちらは呼子朝市の西10キロほどの場所です。
このほか、市内にある「厳木(きゅうらぎ)温泉」や「鳴神温泉」なども、旅行のスケジュールに余裕がある場合には是非とも立ち寄ってみたい穴場スポットです。
3.市立図書館が話題になった武雄市
最後に、佐賀県西部に位置する武雄市に行ってみましょう。
佐賀市の西40キロほどの場所です。
この武雄市は、市立図書館の業務を民間に委託したことで話題を集めました。
業務委託を受けた業者の名前から、別名「ツタヤ図書館」とも呼ばれます。
館内には有名コーヒーチェーン「スターバックス」も入っており、コーヒーを飲みながらの読書もできます。
しかし、テレビなどではあまり話題にならない穴場スポットも、武雄市内には存在します。
例えば、市の中心にある「武雄温泉」です。
佐賀県で有名な温泉地「嬉野温泉」などと比較すると、知名度は確かに高くはありません。
ですが、ここは開湯から1,300年もの時を刻んできた歴史ある温泉です。
この温泉には、日本銀行や東京駅などの設計で知られる建築家、辰野金吾の設計による立派な楼門もあります。
国の重要文化財に指定されているほど立派な楼門です。
市内には他に、国の天然記念物に指定されている「川古の大楠」(かわごのおおくす)があります。
樹齢3,000年以上とみられる古いクスノキの巨木で、その大きさは日本屈指です。
長崎自動車道の武雄北方インターチェンジから車で5分ほどの場所です。
一方で、最先端技術とかかわりのある名所も市内に存在します。
武雄北方インターチェンジから車で10分ほどの場所にある「佐賀県立宇宙科学館」です。
利用料も大人510円(高校生300円、小中学生200円、満4歳以上の幼児等100円)という安さで、宇宙や科学について学んだり、プラネタリウムを見ることができたりします。
武雄市では、子ども連れの家族や学生などに人気の場所です。
最後に
佐賀県は、全国の都道府県の中でもマイナーなイメージが強い県かもしれません。
しかし、そのマイナー感を逆手に取った穴場スポット満載の県とも言えます。
九州北部の旅行先としては福岡県や長崎県などに目が向きがちですが、佐賀県のひそかな人気スポットを訪れてみるのも、九州旅行の楽しい思い出となるに違いありません。
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