世界にはさまざまなジャンルの曲がありますが、今私が一番はまっているジャンルの音楽はスカです。
私がスカにはまるようになったきっかけは、東京スカパラダイスオーケストラを聴き始めてからです。
日本を代表するスカのアーティスト
東京スカパラダイスオーケストラは、日本のスカバンドの中でも最も長い歴史を持っているアーティストの一組です。
私が彼らの音楽を聴き始めたのは3年ばかり前からなのですが、グループは1985年に結成して以来、それからずっと日本のスカアーティストとして第一線で活動しています。
2015年には結成30周年を迎え、今後も活躍が期待されているアーティストです。
それほど長い期間活動をし続けることができたのは、個々のメンバーのしっかりとした演奏の技術があったからです。
スカパラが初めてレコードという形で作品を発表したのは結成から4年後の1989年で、それから1年後の1990年にはEPIC SONYからメジャーデビューしています。
彼らのファーストアルバムである『スカパラ誕生』にはスカの魅力がふんだんに詰め込まれた楽曲が多く収録されています。
このアルバムにはグループのオリジナル曲でなく、さまざまなジャンルの音楽も何曲かスカ風にカバーされています。
その中にはアメリカの女性ボーカルグループであるザ・スリー・ディグリーズの『にがい涙』という曲もあります。
この曲はもともと日本語の曲であり、グループが来日公演をした時にレコーディングされた曲なのです。
グループの活動を支えるメンバー
スカパラの魅力は、グループのメンバーが多いので、さまざまな楽器を使用して音楽を作ることができることです。
30年以上のキャリアがあるのでメンバーは何度か入れ替わっているのですが、その中には結成以来一貫してメンバーとして活動しているアーティストもいます。
ベース担当の川上つよしさんもそうしたメンバーの一人です。
川上さんはジャズベースの他に、ウッドベースなどさまざまな種類のベースを演奏できる高い能力があるアーティストです。
メンバーとしての活動と同時に、2001年からは『川上つよしと彼のムードメイカーズ』という自身のバンドのメンバーとしても活動しています。
サックス担当の谷中敦さんも結成以来のメンバーの一人です。
彼が主に演奏で使用しているのはバリトンサックスですが、曲によってはアルトサックスを使用して演奏することもあります。
またサックス以外に、フルートを演奏する技術も持っています。
谷中さんは楽器を演奏するだけでなく、歌詞のついている曲を制作する場合には、作詞も担当しています。
また昔から映画や演劇を趣味として愛好していたため、ミュージシャンとして活動する傍ら、役者としても活動もしています。
これまでも『嫌われ松子の一生』などの映画やテレビドラマに出演した経歴があります。
さまざまなアーティストとのコラボレーション
東京スカパラダイスオーケストラの魅力は、グループだけではなく、さまざまなミュージシャンとコラボレーションをして、音楽を制作しているところです。
ロックやポップなど幅広いジャンルのミュージシャンとこれまでに多くの作品を生み出してきました。
コラボレーションをしたアーティストの中には、世界的なテクノユニットであるイエロー・マジック・オーケストラの高橋幸宏さんがいます。
高橋さんと共同制作した『WATERMELON』という楽曲は1995年にリリースされています。
また、ユニコーンのボーカルの奥田民生さんもいます。
奥田さんをボーカルに迎えて2002年に発表された『美しく燃える森』という曲は、専門誌の音楽チャートでベスト10内にランキングしました。
その後、2010年にもコラボレーションしていて『流星とバラード』という楽曲を発表して、この曲もチャートのベスト10に入っています。
その他に、ORIGINAL LOVEのボーカルの田島貴男さんがいます。
田島さんをボーカルに迎えて制作した『めくれたオレンジ』という曲は2001年に発表されました。
現在The Birthdayのボーカルとして活動しているチバユウスケさんや、ザ・クロマニヨンズのボーカルの甲本ヒロトさんともコラボレーションしています。ハナレグミの永積タカシさんや、CHARAさんもグループと一緒に楽曲を制作したアーティストです。