劇場へ見に行こう!今見るべき「バレエ」の魅力に迫る!

バレエを初めて劇場で鑑賞する方や、劇場に足を運んだことはあるがいまだ良さがよくわからない、という方のために、バレエの魅力を入門的に解説します。

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バレエ鑑賞の魅力

バレエの入門的な技術・特徴を知る

バレエは、演劇やオペラ、コンサートと同じで、劇場に足を運んで、生の躍動感や熱量を感じることで、体感的にその魅力のとりことなるものです。

しかしながら、知識として前もって情報に触れておくことで、より一層楽しめる部分も大きいことは確かです。

たとえば古典バレエ特有のテクニックの見せ場を理解すると、より面白さがわかるようになります。

パ・ドゥ・トゥは男女2人による踊り、ソリストのソロ、ヴァリエーション。

さらに、「白鳥の湖」「ジゼル」「眠れる森の美女」などといった題目ごとに、それぞれストーリーに沿った見せ場がいくつかあり、それらを知っていると、劇団・カンパニーごとの特色もよくわかってきます。

「白鳥の湖」でいえば、白鳥の群舞などが見せ場にあたります。

また、ソロやパ・ドゥ・トゥといった技術的見せ場はやはり、看板ダンサーたちが担っていることが多く、彼ら彼女らの名前とスタイルを覚えて見に行くことも楽しみの一つになっていくことでしょう。

テクニックや見せ場の特色がわかってくると、拍手するポイントもわかってきます。
意外にもわかりにくく、劇場に足を運んだ入門者を戸惑わせるのが、拍手のタイミングなのです。

チケットと席について

さあ、あとはチケットを手に入れて劇場へ行くだけです。

チケットは、初めてであれば中央前方の良い席をとり、存分にその魅力を体感してほしいものです。

ですが、中央前方のチケットは大概S席と呼ばれ、値段が高く、また中央よりとなると競争で負けてとれなかったりします。

Z席は最も安価ですが、劇場のはるか後方席に位置していることがほとんどで、これも考えものです。

よく考えた上で最良の席をとりましょう。

バレエのアダプテーション作品を見る

アダプテーション作品とは、古典的なバレエの振り付けや物語の枠組みが、著名な振付師によって改訂され、新しいバレエとして蘇えっている作品のことを指します。

たとえば数年前、「白鳥の湖」のアダプテーションとして、舞台を英国王室、白鳥のオデットをダイアナ元皇太子妃、王子をチャールズ皇太子、黒鳥のオディールを、皇太子の不倫相手とされていたカミーラ夫人、とした作品が来日公演を果たしました。

物語の結末には賛否両論あるものの、白鳥の群舞によってダイアナの精神世界を美しく描き切った作品として好評を博し、アダプテーション作品として大成功を収めていることは間違いありません。

また作品では、英国女王と目される女性への皇太子の畏怖や、皇太子の優柔不断な人柄などが細かく描ききられています。

身長の高いダンサーだけでなく、小柄なアジア系のダンサーによって、ダイアナの少女的精神性を表現したことも、評価の対象となっています。

このように、アダプテーション作品は現代の時事への言及がされていたり、現代人にとって親しみやすい振り付けを採用していることが多く、入門者にはとっつきやすい演目でしょう。

とくに古典バレエの演目は、ヨーロッパの中世のさる王室が舞台になっていることが多く、豪華絢爛たる晩餐会のシーンが見どころとなっています。

そうした演目について、現代的に改訂するのは至難の業だと思われますが、ダイアナ元皇太子妃のように、比較的世俗的といわれる王室関係者の存在があったことが、こうしたアダプテーションを可能にしたといえるでしょう。

古典的ロマンティック・バレエを見る

バレエと聞いたとき、いまでもイメージされるのが古典的なロマンティック・バレエの形式ではないかと思います。

たとえばモデルのような、アスリートのような立派な体格と、西洋風の顔立ちをした男女がつま先で軽々と移動し、体重を感じさせないようなジャンプを決める・・・。

そんなイメージではないかと思います。

それは古典的なバレエダンサーの容姿であり、古典的な振り付けのイメージそのものなのです。

「ロマンティック」と称されるのは、18世紀後半に生まれたロマン主義が、天使の至高さを崇拝し、地上よりも天上を目指して、肉体を軽視し精神世界を重視したことから始まります。

戦後から時間を経た現代では、学問や芸術の分野ではロマン主義を反省し、肉体のすばらしさを見直す風潮が一般的となっています。

それでも、重たい肉体をまとった人類が、バレエという異世界空間の中では、つま先立って天上を目指して軽やかにジャンプすることは、一種のお約束的な憧れとして生き残っています。

だからこそ、そうしたテクニックが成功したときに拍手喝采を浴びることができるのでしょう。

バレエだからこその楽しみ、魅力。
それを楽しみにしている観客はまだまだとても多いのです。

古典的ロマンティック・バレエは、テクニックの披露がわかりやすく、シーンとは別にはっきりと区切られていることも多いため、バレエの技術的な側面について大変勉強になるのも特徴的です。

アダプテーション作品を見てバレエのとりことなったら、DVDなどでも構わないため、一度古典バレエを鑑賞してみるのがお勧めです。

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