知識が広がる!お札と切手の博物館の魅力とは?

各線王子駅から徒歩5分、明治通り沿いにあるお札と切手の博物館は、独立行政法人国立印刷局の運営によるお札や切手、印刷技術の歴史と現在を学べる資料館です。

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都内で気軽に遊びに行ける、お札と切手の博物館

昭和46年に印刷局創立100年を記念し東京都新宿区市ヶ谷に開設され、平成23年3月に現在の東京都北区王子に移転しています。

館内には国立印刷局が製造したお札、切手、証券等の他、明治期以前のお札、外国の色々なお札や切手、お札の製造と関連の深い版画等、様々な資料が常設展示されています。

また現在のお札の偽造防止技術の説明とその技術を実際に体験してみるコーナーもあります。

特別展示も定期的に行われており、そこでも印刷等の体験ができることもあります。

都内にある各種博物館や資料館は入場料がかかる所がほとんどですが、国立印刷局が運営するお札と切手の博物館は特別展示や体験コーナーも含めて完全入場無料です。

マナーを守って鑑賞すればアンケートに答える等もしなくてよく、ふらっと気軽に立ち寄り、見て行くことができます。

各線王子駅からも近いので都内各所からのアクセスも良好です。

休館日は基本的に月曜日で、土日祝日に開いているので行きやすいです。

博物館なので専門知識を持った学芸員さんが常駐しています。

展示を見ている際に疑問に思ったことがあれば質問すると丁寧に詳しく解説してくれます。

体験コーナーでも必要に応じて、どこを見たらよいかのポイントも教えてもらえます。

展示を一周すれば周りの人よりお札や切手等の歴史や現在の状況について詳しくなり、今財布の中に入っているお札に対する見方も変わってきます。

ただの印刷物ではない、お札の仕組みを学べる

お札は印刷物の一種ですが、誰でも簡単に偽造できてしまっては貨幣としての価値が下がります。

お札には世界最初のお札発行時から様々な偽造防止技術が施されていますが、お札と切手の博物館ではその歴史を垣間見ることができます。

印刷の3要素は原版製作、製版技術、印刷方式で、この3要素に沿った歴史的資料が多数展示されています。

偽造防止のためには原版の段階で非常に複雑な模様を作らねばならず、手作業と機械の両方で金属板に彫刻されます。

実際に使われた版画や彫刻道具、専用彫刻機が展示され、1mm間に10本以上彫られた線を実際に見ることができます。

原版だけで印刷していては多量のお札を印刷できないので原版を精確に複製する技術も開発されてきました。

近代以前の版画の作り方と近代以降の製版技術の違いを学び、実際印刷されたものを見ることで製版の多様性を見ることができます。

多くの模様や色を印刷するためには重ね刷りが必要です。

印刷元である国立印刷局の展示なので、その重ね刷りの過程を実際に見ることができます。

印刷に使われる専用印刷機の大きな模型もあり、実際に動かして様子を見ることができます。

国立印刷局では印刷だけではなく、お札用の紙も原料のみつまたから製造しています。

ぼろ布が主流の外国の紙幣と比べてみることで紙の質感の違いを実際に見るコーナーがあります。

また江戸時代以来用いられている日本の紙幣の透かし技術も紹介されています。

日本の紙幣の透かし技術の精巧さは世界屈指で、その歴史的な変化の様子、外国の紙幣との違いを実際に比べてみることができます。

見るだけでも楽しい、お札や切手の芸術

お札や切手の図柄にはそのお国柄やその国を代表する人物、出来事、自然が反映されており、見るだけでも目を楽しませてくれます。

特に人物画は多数の細かい線を用いて写真のような出来栄えとなっており、美的効果を生むとともに偽造防止にも一役買っています。

お札の展示コーナーには初期のお札、江戸時代のお札、近現代の日本のお札の変遷が展示されており、過去に自分が使用したことのあるお札を懐かしんだり、社会情勢の変化による図柄の変化を見ることができます。

また世界のお札も展示されており、ドイツのハイパーインフレーション時の超高額貨幣やお土産用の金箔製貨幣の他、その国の伝統や文化を反映したデザインを楽しむことができます。

切手コーナーでも日本の切手の変遷や珍しい外国の切手が紹介されています。

印刷局独自の技術開発で、日本の切手は美しいグラビア印刷となっており、それに至るまでの過程を見ることができます。

葉書大の切手や匂い付きの切手は外国発行ならではのものです。

離島や海外領土が独自に発行した切手や国連や南極で発行される切手も展示されています。

切手のコレクター向けに特別に製造した切手の一部も見ることができます。

国立印刷局ではお札や切手のほか、旅券、官報、収入印紙、国債の印刷も担っています。

法律は官報に掲載されて初めて効力を発揮するためその印刷可否は非常に重要です。

関東大震災で印刷局の工場設備が全焼した際発行された手書きのガリ版官報も展示されています。

また旅券は外国で自分がどこの国民であるかを証明する重要な書類であり、その偽造防止も重要です。

お札と切手の博物館には歴代の旅券が展示されておりその技術的な変遷を比べてみることができます。

お札と切手の博物館

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