誰しもが条件がよく、休日がきちんと取れて、残業が少なく、また、残業手当、休日出勤手当がきちんと出て、長時間労働を強いられることがなく、給与がいい仕事につきたいものです。
しかし、いわゆるブラックと言われる企業だと、その全てがないがしろになります。
うまくブラック企業を見分けて、きちんとした扱いをしてくれるホワイト企業を探しましょう。
ブラック企業の見分け方その1
ブラック企業には、それなりの特徴があります。
まず、雑誌などの求人広告を見ると、社員数100人ぐらいにもかかわらず、事業拡大のために、一気に100人募集などと、社員数をかなり多く募集している会社です。
また、若い人ばかりの明るい職場ですという名目で、笑顔で働く美女美男子の社員たちの写真が、掲載されている場合があります。
こういった笑顔は、なかなか普通の人にはできません。これは、宣材と言って、そのための専門の写真を、 ネットからダウンロードしたり、広告会社から購入して掲載している場合が多いのです。
社員たちが、実際にはどんな顔をして働いているのかが、気になりますね。
キャッチコピーに、若い人ばかりと書かれていると、それではこの会社で長く勤めている人はいるのだろうかということも、気になります。
また、未経験者大歓迎と書かれていると、何もスキルが要らない会社なのかと、かえって不安になってしまいます。
未経験でもどんどん雇うということは、未経験者でも大量に採用して、使い物にならなかったらすぐに辞めさせられてしまうという、社員教育を十分に行わない企業だという可能性があります。
ブラック企業の見分け方その2
また、学歴不問という会社にも、疑念が湧きます。
実力主義とも書かれていれば、社会人として必要とされる点としては、何があるのか、また、どのぐらいの実績を上げたら評価の対象になるのだろうかと、不安になってしまいます。
それでは実力、成績、実績を目に見える形で提示することができなかったら、どうなるのだろうかという点も気になるところです。
また、若い人が活躍していて、年齢に比較してかなりの高給を得る事が可能だというキャッチコピーも、よく見るのですが、たくさん稼ぐいうことは、それだけ会社に金銭的な利益をもたらさなければならないので、その分働かなければならないということです。
実力という言葉の中には、際限なく働かなければならないといった意味が、込められているのではないでしょうか。
人は、ほどほどに働いて、自分の時間や家族や恋人と過ごす、バランスのいい生活を誰しも求めています。
高給に釣られて、どこまでも働かされるという生活を望む人は、あまりいないでしょう。
こういった高給には、実は歩合給がかなりの比率を占めている場合があります。
つまり、実際には社員たちの多くが、それだけ稼げていないということです。
ブラック企業の見分け方その3
実際に社員たちが、どんな働き方をしているのかということは、とても気になります。
そんな時には、会社に夜遅くいってみて、何時まで明かりがついているのか、見てみるといいでしょう。
深夜になっても、明かりが全部の部屋についていて、場合によっては朝まで明かりが消えないオフィスだということは、それだけ社員たちが残業をしまり、徹夜仕事をしているのだということがわかります。
土日にも出かけてみれば、休日出勤の有無についてもわかります。
面接で調子の良いことばかり言われ、即採用する企業にも要注意です。本当にやる気があって、その会社で働く適性があるかどうか見極めようとするのなら、かなり突っ込んだ詳しい質問を、面接官がしてくるはずです。
ろくに志望動機も自己PRも聞かないで、面接もどきで、会社の担当者が、自社のことだけを延々と説明して終わらせようとしたり、その場ですぐに内定を出すというのは、通常の採用面接では考えられないことですが、ブラック企業の場合には、人材は使い捨てだと思ってるので、簡単にどんどん志望者を採用してしまいます。
ブラック企業の見分け方その4
技術系、IT系のブラック企業だと、他社からの請負い仕事ばかりをこなしていて、実質は人材派遣会社と変わらない業務を、担当させるところもあります。
会社のオフィスが、かなり狭いのに、社員数がそれと比較的して多いという企業は、要注意です。
他社に出向ばかりさせられていると、他社でアシスタント的な仕事ばかりさせられて、仕事の実力が身につかなかったり、派遣に全部やらせればいいやということで、仕事を丸投げされてしまい、1人で延々と責任を負って、精神的にも孤独で重圧だけがかけられてしまい、メンタルヘルスにも悪い影響を与えます。
こういった仕事の仕方ばかりをさせられていると、身体の調子をかざすことにもなりかねません。
面接に行った際には、廊下を通る社員たちの顔つきを見ることができます。
青白い顔つきをしていたり、目にくまができていたり、なんだか全体的に精彩がない雰囲気、服装に乱れるがあるような会社だと、社員たちが身なりにかまう余裕が、もはやなくなっていて、ひたすら仕事ばかりをさせられているのではないかという様子が、観察できます。
最後に
ブラック企業には、様々な特徴があります。
上に書いたこと以外に、口コミでブラック企業を退職した人たちの経験談も、参考になります。
また、現代はネット社会です。
志望したい会社を、その名前で検索すると、会社の評判が多く書いてあります。
あらゆる手段を使って、ブラック企業を見分けるようにしましょう。