貿易事務の仕事に就きたい人におすすめの資格

通常の事務より、時給や待遇も高く、海外の香りもする貿易事務。

その仕事に就くにあたって、完全に未経験・無資格よりは、持っていたほうが有利になる資格がいくつかあります。

どういったものがあるか、詳しく見ていきましょう。

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そもそも貿易事務の仕事内容とは

貿易事務とは、輸出入を扱う企業や部門に所属し、その輸出入に関する書類作成や、取引先の外国企業とのやり取りを主に行います。

書類作成といっても多岐にわたり、日本の通関だけでなく、相手国の通関、検疫や関税、決済の為替に関する知識や書式などを、よく知っていなければなりません。

また、当然ですが海外との取引ですので、電話やメール、書面でのやり取りはすべて外国語(ほとんどの場合英語)ですので、語学力も求められます。

ビジネスですから、日常会話程度では当然足りず、きちんと誤解のない意思疎通ができるだけの、しっかりとした力が必要です。

もちろん、こういった特殊な業務以外にも、国内業者とのやり取りやお金の出し入れ、日本語での連絡など、いわゆるふつうの事務仕事もありますので、経験の浅いうちは、それらをメインにして、だんだんに自分の得意な分野(たとえば通関書類作成など)を作って、徐々に業務範囲を広げていけば良いでしょう。

資格がある方が即戦力となりやすいため、仕事を探す前に、ぜひいくつか取得しておくことをおすすめします。

必要とされる語学系資格の種類

輸出入で扱う品目によっては、中国語、あるいはスペイン語やフランス語などが必要になる業種もあるでしょうが、やはり必要となる言語は基本的に英語です。

英語の資格で、履歴書になると受けが良いのは、定番の英検やTOEICとなるでしょう。

他の資格でも良いのですが、やはりメジャーな試験であるほうが、実力のほどがよくわかるため好評です。

実際のラインは「何級以上、何点以上」とはっきり決めるのは難しいところですが、英検であれば、やはり最低2級は欲しいところです。

TOEICであれば800程度あれば、スタートラインと判断されるでしょう。とくにTOEICでのリーディングは、高いほうが望ましいです。

電話口で、あるいは直接英語で会話する機会は、実務ではあまりなく、書面やメールのやり取りが多いからです。

文面の作成は、最悪ベテランの方に任せることができるので、最初はまずリーディング、しっかりと相手方の送ってきた文面や、連絡事項を理解することが出来れば戦力と見なされます。

英検・TOEICともに、英語力以外に試験慣れが必要ですので、しっかりと対策して受験しましょう。

通関士資格とその試験について

通関士は、その名の通り「これは通関していいものかどうか」判断したり、「これはこの項目に該当する貨物だから関税はいくら」と決めたり、税関検査の立ち合いなどを行ったりする、通関のプロフェッショナルです。

通関士の資格があれば、貿易事務の仕事をする上で大きな優遇があり、また実際の仕事にも役立つためとてもおすすめです。

通関士試験は、例年合格率が10%前後と、なかなかの難関です。年齢や学歴での受験資格はないため、仕事に就いてからじっくり受験する人も。

試験内容は、通関に関係する法律(通関業法・関税法・関税定率法)についての問題のほか、輸出入に関する申告書類を正確に書き込めるかを試されます。

集中して勉強できれば、半年ほどで合格する人も多いですが、片手間にやって受かるほど甘い試験ではないので、受けると決めたらしっかりとした予備校や教材の助けを借りて、腰を据えて取り掛かりましょう。

何度でも挑戦できますし、この試験自体に英語力は必要としないため、語学力に自信のない人はこちらでアピールするのも手といえます。

貿易実務検定とその試験

貿易実務検定とは、貿易業に携わる人向けの、実務能力の向上と、その目安のための試験です。

A級、B級、C級と級分けされているため、自信のない人や、初めての人でも段階を追って受験することが出来ます。

試験は、大きく分けて貿易実務の知識を問う部分と、貿易英語に関する部分の二つ。実務の知識は、貿易税務・貿易金融・外国為替・保険や書類についてなど。

英語のほうは、商取引英語や、それを使った英文解釈が出題されます。もっとも、TOEICのようなビジネス英語検定で、高得点を取っていればこちらはさほど難しくありません。

英語が得意な方は、前半の多岐にわたる貿易実務について、テキストや実例を読みこんでおくと良いでしょう。

逆に、英語がどうしてもニガテという人は、伸ばしやすい後半の英語問題に取り組むほうが、得点が伸びやすいでしょう。

どのみち、英語からは逃げられませんので、この試験を機会にしっかり伸ばそう、という気持ちで対策を取りましょう。

とくにC級の合格率は、およそ50%ほどと、さほど厳しいわけでもありません。

まずはこれを取得し、自信につなげていきましょう。

最後に

貿易事務では、貿易関係のさまざまな知識と英語力の両方が求められます。

最初から、どれも完璧にしようとせず、英語・あるいは貿易実務知識、どちらかアピールできる資格をまず一つ取っておけば、就職に有利となります。

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