C3AFA TOKYOはガレージキットやキャラクターグッズに関する総合イベントのことで、日本でも最大級の規模を誇っています。
C3AFA TOKYOはどんなイベント?
主にキャラクターグッズを中心としたこのイベントは、千葉県千葉市美浜区にある幕張メッセが会場となって、年に1度夏に開催され、毎回好評になっています。
C3AFA TOKYOの名称は、いくつかのイベントが統合して作られた名前です。
1992年からバンダイ出版課およびホビージャパンが共催で開催してきたガレージキットイベント「ジャパン・ファンタステック・コンベンション(JAF-CON)」と、2002年にそのイベントが改称して開催された「ホビーEXPO」(ホビージャパン主催)、そして2001年から現アスキー・メディアワークスが主催していたガレージキットイベント・キャラクターグッズ展示会の「C3」が統合した名称です。
2015年まではキャラホビ C3×HOBBY、2016年からは実行委員会からKADOKAWAが抜けることになり、イベント名称がC3TOKYOへと変更になっています。
キャラクターグッズや玩具、映像ソフトおよびゲームソフトなどの展示や、ガレージキットの当日版権物の販売に限らず、ガンダムイベントをはじめアニメに関するステージイベントなど、数々の各種催しが行われているのが特徴です。
また、このイベントでは女性ファンの比率が高いことも有名です。
年に一回の非常に人気が高いイベントのため、幕張メッセへ向かう始発は数百人が並ぶこともしばしばあります。
その理由は、生産数の少ないガレージキットを得ようとファンが多いことに加えて、各種ステージイベントの整理券が目的で集まるファンも少なくないからです。
限定プラモデルの入手に長蛇の列も
機動戦士ガンダムに関連した当日版権が唯一許諾されるイベント、ということでも人気を集めています。
そのため、ファンとしては事前にお目当ての限定プラモデルを決めておき、当日にそれを入手するという楽しみがあります。
この背景には、開催にバンダイグループが関わっていたことや、実行委員会としてガンダムシリーズを制作する会社の1つである創通が強力していることが挙げられます。
会場には、ガレージキットやアクションフィギュア、模型や特撮モノ、各種キャラクターグッズなどが所狭しと展示され、速報レポートや動画でのライブ配信も行われます。
展示物や限定販売されている商品はどれもクオリティが非常に高いものが多く、完成度の優れた商品が並んでいます。
会場では、人気アニメのキャラクターなどの巨大なモチーフが一際目をひいていたり、アニメに登場するキャラクターをコンセプトにした自動車が展示されているなど、見ているだけでも十分に楽しめる工夫が随所に盛り込まれています。
また、アニメ作品に登場するキャラクターのフィギュアはもちろん、劇中に使われている様々なアイテムを再現したグッズも話題を呼んでいます。
例えば、アニメで使われた自動小銃を3Dプリンターなどで再現したアイテムも過去に登場しており、実際に来場者が手にとってみることができる場合もあります。
フィギュア愛好家やアニメファンはもちろん、普段はあまりキャラクターグッズに興味がなかったという方も、足を運ぶと1日中楽しめるのがキャラホビの魅力です。
コスプレも大人気
もう一つの魅力は、コスプレを楽しめるブースが沢山揃っていることです。
アスキー・メディアワークスがコスプレ情報誌の発行を手掛けていることから、共同イベントで大規模な撮影スペースが設置され、コスプレコンテストも開催されています。
撮影スペースでは、近未来風や和風をはじめ、アニメの一場面を再現したようなスペースが準備され、自由に撮影できるようになっています。
出店ブースでは、有名なコスプレイヤーが登場することもあります。
また、ガレージキットやキャラクターグッズの展示意外に、スタンプラリーなど無料で参加できるイベントも人気です。
さらに、会場内では時間を決めて定期的に飲み物が無料で配布されています。
そのため、飲み物をわざわざ買うために会場から外へ出る必要もありません。
そして最近では、「等身大」あるいは「実物大」のキャラクターレプリカが会場内の展示の定番になっています。
しかも、巨大なだけでなく精巧な作りになっているため、そのキャラクターの世界観にひきこみます。
ブースによっては、ヒーローシリーズのジオラマが登場することもあります。
こうしたジオラマも息を飲むようなスケール感になっているので、来場者は圧倒させます。
その上、ヒーローたちや怪獣が出現することもあるので、好みのキャラクターと一緒に2ショットで撮影できることもあります。
最後に
お目当てのキャラクターグッズを手に入れるためだけでなく、キャラホビの会場でしか味わえない特有の臨場感を味わえるので、毎年訪れているファンも少なくありません。