車関係の仕事をしたい人にピッタリの資格:自動車整備士

現在の車は電子制御化が進み、不具合が起こればコンピューター診断機を取り付けて故障個所を探ります。

自動車整備士はこれまでの経験とスキルを生かして、さらに電気の知識を駆使して修理を行い解決していきます。

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ドライバーも使用環境も千差万別

日本で自動車整備士の資格を取得することは、それほど難しくはありません。

高校を卒業して2年間自動車整備専門学校に通って、真面目に勉強して資格試験に合格すれば、とりあえず1人の自動車整備士が出来上がります。

しかし一人前の整備士になるには、ただ資格を取るだけでおしまいではありません。

資格取得は自動車整備士のスタートラインに立ったにすぎません。

専門学校で学ぶことは、初めの第一歩でしかないと思ったほうが無難です。

誤解を恐れずに言えば、現在ほど自動車整備士が岐路に立たされている時代はありません。

車の部品点数は航空機に比べれば少ないものの、2万から3万点はあるといわれています。

人が扱えるもっとも部品点数が多い工業製品の一つです。

日本では乗用車だけでも約6000万台が利用されています。

商業車やバイク、特殊車両を含めると8000万台になります。

ドライバーも免許を取ったばかりの若者からベテランまでと幅が広くなっています。

しかも車が活躍する場面は高速道路や市街地だけではありません。

真夏の東京での渋滞する幹線道路、厳冬の北海道の凍った路面、山の中の林道など使用環境は千差万別になっています。

劇的に進化した現代の車

1980年代や90年代に比べ、現代の車は進化を遂げています。

走る、曲がる、止まるの基本性能ばかりでなく、居住性、静粛性、信頼性、耐久性、安全性、環境性能など劇的に向上しました。

電子制御技術が惜しみなく投入されたことで燃費が向上し、ぶつからない車と呼ばれる自動ブレーキ付きの製品も増えています。

意のままに走れる車が増え、運転する喜びをアピールするものも少なくはありません。

若者の車離れが指摘されてはいますが、年間およそ100台前後のニューモデルがデビューする状況をみると、まだまだ人は車への情熱を失ってはいないと判断することができます。

自分の分身のように扱われる数少ない工業製品だろうし、日常のパーソナルな移動手段として地位が確立されています。

では、そんな現在において、整備士が岐路に立たされている理由とはなんでしょうか。

それは製品に電子制御がどんどん投入され、これまでの専門学校の教育だけでは、とてもではありませんが太刀打ちできないことです。

電子制御の不具合について、完璧に不具合を解決できる整備士は少ないのが現状です。

技能系の国家資格の一つ

自動車整備士の仕事は勉強するべきことがたくさんあります。

パソコンの仕組みを完全に理解している人がいないのと同じで、自動車のすべてを自分一人で理解している整備士などいません。

電気自動車や燃料電池車が進化する一方で、化石燃料を使った従来型の製品も、さらに燃費の向上を目指してモデルチェンジを繰り返していきます。

今後、多様化するエネルギーを使い、この地球上を走るその広がりとともに、自動車整備士の仕事もさらに領域が広がっていきます。

日本の自動車整備士の資格は、国土交通省の認定する技能系の国家資格の一つです。

一言で自動車整備士といっても3級、2級、1級、そして特殊という4つの分類があります。

3級と2級の整備士に要求されるのは、ガソリン、ジーゼル、二輪の整備です。

1級の整備士には大型、小型、二輪の整備が要求されます。

特殊整備士はタイヤ、電気装置、車体の3つの技能を有することと決められています。

現在この資格を持っている人は33万人以上に及び、日本を走る車の整備を毎日行っています。

検定試験が免除される登録試験

自動車整備士の試験は学科試験と実技試験に分かれて行われています。

試験問題は科目によっても異なりますが、30問から50問の4択問題を60~100分間で回答するというのが大半になっています。
一部計算問題も出ます。

1級のみに課される口述試験というものもあります。
これは試験官とのロールプレーにより、聞き取り能力をみるというものです。

たとえば、お客様役の試験官が、オイル交換は年に1回やればいいのですか?と問いかけます。
この時、走行キロ数と走り方、たとえば一般的な使用条件よりも厳しいシビアコンディションにあたる走り方かどうかを聞き取って、適切なアドバイスを返せるかどうかが試されています。

実技試験では、たとえば穴の内径を測定するシリンダーゲージという測定器を使って、100分の1ミリ単位で気筒の直径を測定したり、実物を使ったトラブルシューティングを行います。

整備士の資格を得るためには技能検定試験を受けなければなりませんが、この検定試験が免除される試験があります。

これが日本自動車整備振興会連合会が行う登録試験です。
この登録試験に合格すると、それに対応した国土交通省の検定試験の学科試験が免除されます。

最後に

現在の整備士に求められているのは、だんだんと進化していく車への対応力です。
コンピュータ制御が進んで、複雑な電気制御も増えてきています。
資格を持っているばかりではなく、これらの複雑になってくる制御の理解を深めるのも仕事の一つです。

国土交通省(自動車整備士になるには)

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-仕事・資格, 国家資格

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