繊維の種類と特徴を把握する:綿(コットン)

コットンと表記される綿は、コットンの種子から採取する種子毛を原料として作られる繊維で、天然繊維の中でも、植物繊維に分類されます。

日本名では、アオイ科のワタという植物の種子の周りに出来る、コットンボールと呼ばれるふわふわとした球状で覆われる形が特徴で、このコットンボールから採取される、リントと呼ばれる部位を使用して綿糸に加工されるものです。

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繊維の種類と特徴|綿(コットン)

綿(コットン)の成分や繊維の持つ性質と特徴

コットンの原料となるこの綿花の栽培は、現在日本ではほとんど行われておらず、アメリカ、中国、インドなどの広大な農地で大量に栽培されたものを、原料として輸入して綿製品を生産しています。

濡れると強度が増す性質を持ち、吸水性が高く通気性にも富んだ繊維のため、衣類に求められる多くの機能を持つため、直接肌に触れる肌着などには現在も多く使用されています。

綿(コットン)は、内部に中空を持つ構造になっており、天然の撚りを持つため、吸水性や吸湿性の高い性能の特徴に繋がっています。

そのため、冬は繊維の間の空気が体温を捕らえて保ってくれるために暖かく、夏は汗を吸収してさらりとした涼しい肌触りを感じさせくれるのが特徴です。

繊維は、ステープルと呼ばれる短繊維から構成されており、そこによりをかけることで糸に加工したもので製品を製造し、繊維の太さを現す単位には、綿番手が使用されます。

綿(コットン)はその特性を活かして、衣料品への利用がとても多く、肌着などのほかにもTシャツや綿パンツ、ジーンズなどの衣類をはじめ、シーツや布団カバーなどのように、肌に直接触れるものへの用途に適しているとされています。

合成繊維と異なり、体との摩擦で帯電しないので、不快な静電気に悩まされる心配もありません。

綿繊維のもつメリット・デメリット

綿を使用して様々な製品に加工されるため、どのような用途かによって、綿のどのような性質がメリットになるかも異なります。

最も特徴的なメリットとしては、その吸水性の高さを上げることができます。

繊維にも、現在は数多くの化学繊維や様々なものを原料として加工される天然繊維がありますが、繊維自体が吸水性を持つものは、そのほとんどが天然繊維です。

また繊維として加工したときに肌触りが良いことは、衣料品としての綿の最大のメリットになりますが、そのほかにも通気性のよさや、染色したときの発色のよさ、濡れると強度が増す湿強度の高さや耐熱性の高さ、薬品に対する耐性の高さなどは、綿(コットン)と言う素材の持つメリットです。

ただし、衣類として使用する場合にデメリットとしてあげられる点に、繊維自体が縮みやすいという性質があります。

また、シワになりやすい点も衣類などのメンテナンスのしやすさという点では、デメリットの1つで、綿(コットン)100パーセントの製品の多くは、洗濯後にアイロンがけなどのメンテナンスが必要になるものが多いのも特徴です。

最近は、速乾性の高い性能を備えた下着などが人気を集めていますが、綿は吸湿性は高いのですが、化学繊維と比較したときに、乾燥には時間がかかります。

さらに、紫外線などにさらされることで、色あせや繊維の強度が低下したり、白い繊維にも徐々に黄ばみがでやすいのも綿の特徴です。

耐熱性の高さを利用して、調理用のミトンなどの製品や軍手などにも活用され、乾燥した状態よりも湿った状態のほうが強度が上がる性質から、家庭では布巾などとしてもよく利用されています。

綿繊維を取り扱う上で注意したいこと

吸水性が優れ、通気性が良いというのが綿繊維の優れたところなので、そのメリットを活かして肌に直接触れる製品などに多く活用されています。

そのため、頻繁に洗濯する必要のある製品への活用が中心で、洗濯することでしわになりやすかったり、天日に干すことで黄ばみなどが出やすいという特性を考慮しながら、日常的な取り扱いには注意する必要があります。

とくに肌着などへの利用に当たっては、長く利用しているうちにごわつきなどが出てきてしまいがちです。

赤ちゃんのデリケートな肌への利用のためには、一度洗ってから加工するなど、繊維の縮みに対する対策が求められます。

シャツやスカートなどの洋服に活用する際には、シワになりやすいので、洗濯するときには脱水時間は短めにして、干すときにしっかりと広げて、シワを取り除いてから干すようにすると、乾いてからも綺麗な形を保ちやすくなります。

また、アイロンは通常は180度から210度程度の高温でかけるようにして、アイロンをかける前に軽く湿気を持たせると綺麗にしわを伸ばすことが出来ます。

漂白剤などの薬品に対しても高い耐性があるのですが、とくに濃い色の製品を洗うとき、洗剤を選ぶときには蛍光漂白剤の入っていないものを選ぶことで、洗剤による色あせを予防することが出来ます。

蛍光漂白剤の入った洗剤で洗濯を繰り返すと、濃い色の製品が徐々に白っぽく色褪せをおこすことに繋がります。

また、日光による色褪せも起こりやすいので、紫外線に当てることで色褪せをさせたくない製品は、洗濯してから外に干すときには裏返して干すなどの対策が必要です。

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