ハンドメイド商品を販売する場所を探しているならば、「コミティア」「ホビーイベント」などを利用することもおすすめです。
必ずしも大きな売り上げを上げられるとは限りませんが、そのきっかけとしては非常に有効です。
ハンドメイド商品を販売する方法
コミティアやホビーイベントを利用しなくとも、路上販売などの方法でハンドメイド商品を販売することは可能ですが、一般的に路上販売をするためには、警察署や自治体の許可を得る必要があるだけでなく、さまざまな関係で成功する可能性は高くありません。
たとえば、路上でハンドメイド商品を販売する場合には、その地域を管轄するさまざまな団体が関係してきます。何よりも大変なことは、非社会性団体が、行動を抑制しようとする可能性があることです。
また、路上では効果的に集客することが難しく、仮に価値の高いハンドメイド商品を販売していたとしても、売れる算段が付かない場合もあります。
その点、コミティアやホビーイベントならば、必然的に集客をすることが可能であり、何の黒もせずに多くの人から商品を評価してもらうことができます。
特にコミティアならば「オタク」がたくさん訪れる関係からも、商品を販売しやすい状況になりやすく、自身の商品を展開していくための「きっかけ」としては、非常に有効な選択肢となる可能性が高いと言えるでしょう。
ハンドメイド商品を販売する難しさ
コミティアなどの環境を利用すれば、オリジナルの商品を販売しやすくなることは間違いありません。
環境的に「売りやすい場」を手に入れられるという点では、非常に有効な選択肢といえますが、必ずしも売れるとは限らない点に注意が必要です。
環境的には、非常に優れた場を得られるというメリットはありますが、それだけでオリジナル商品が売れるほど、世の中は甘くありません。
オリジナルの商品を販売するためには、何よりもまず「商品としての魅力があること」が必要です。
たとえば、シルバーアクセサリーをハンドメイドして販売する場合、すでに一般的に知られるようになっているシルバーアクセサリーと、差別化することが必要になります。
ブランドとノーブランドという違いはもちろんありますが、それは商品に対する価値を決める要因としては、微々たるものです。
ハイブランドだから高額な商品になり得て、ノーブランドだから格安商品にしかなり得ないというわけではありません。ただただ「商品に魅力があること」が、ハンドメイド商品を販売するために必要な要素です。
ネットショップを活用する方法
また、ここ数年は「ネットショップ」などを活用して、ハンドメイド商品を販売する人が増えています。
実店舗を持っていれば、特に宣伝活動をしなくとも、ある程度の集客を見込むことはでき、少ないながらも顧客が付けば、そこからの口コミなどによるコマーシャルで、新たな顧客を開拓できる可能性もあるので、比較的効率的にハンドメイド商品を販売することができます。
しかし、実店舗の場合は「家賃」「水道光熱費」「人件費」「その他経費」などさまざまな費用(コスト)が発生し、これは売り上げの大小によって変動する費用(変動費)もありますが、売り上げに関係なく一定額が発生する費用(固定費)もあるため、維持費(ランニングコスト)を捻出するだけでも、大きな負担になる可能性が高いです。
その点、ネットショップならば、実質的な開業資金が不要、なおかつランニングコストもほとんどかからないで済むので、「ハンドメイド商品を安い価格で販売しやすい環境」になります。
たたき売りをするというわけではなく、顧客が購入しやすい価格を提示できることは、とても大きなメリットです。
クラウドソーシングを使うと広がりやすい
「コストを削減しながらチャンスを創造する」という点で、コストがかからないネットショップは、非常に有効な選択肢になります。
ただ、単にネットショップを開業しさえすれば、ハンドメイド商品が売れるようになるというわけではなく、自身の商品が認知されるように、コマーシャル活動を行う必要があります。
さまざまな方法で、コマーシャル活動ができますが、いずれにしても効率よく多くの人に知ってもらうことは、簡単なことではありません。
いわゆる「アフィリエイター」が、自身のWEBコンテンツで販売している商品を周知させるために、どれほどの労力をかけてコマーシャルをしているのかを知れば分かります。
ただ、「クラウドソーシング」や「マッチングサービス」などを利用すると、コマーシャル活動を一切しなくとも多くの人の目に触れ、認知されやすい環境を作り出すことが可能です。
利用料金無料、簡単な会員登録のみでサービスを利用し始められることがほとんどなので、一切の開業資金を発生させることなく、ハンドメイド商品を販売し始めることもできます。
最後に
コミティアやホビーイベントを活用して、ハンドメイド商品を販売することは現実的にみて可能です。
ただその場合は、しっかりと環境を選んで出店するようにしないと、コストばかりがかさんで結果が伴わない状態になりやすいので注意しましょう。