将来的に独立ができる国家資格:公認会計士


一時期は就職氷河期と呼ばれるほど公認会計士の就職状況が悪かったのですが、業務の幅の拡大や財務会計など専門知識の重要性などから、現在では人手不足に変わって売り手市場になっています。

そのため、公認会計士になるのは今が狙い目であり、勉強を始める良い機会と言えるでしょう。

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公認会計士について

公認会計士とは、企業が作成した貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書などの財務諸表を第三者の視点からチェックし、不備があるかどうかの意見を表明することです。

現代の財務諸表の作成は非常に高度で複雑であり、また昨今は不正をする企業が増えてきたこともあり、公認会計士には非常に高度な専門知識と経験が要求されます。

したがって、公認会計士試験は、数ある国家資格の中でも難易度が高く、医師試験や公務員試験とならんで三大難関試験とも知られています。

ただ、2006年の試験制度の改正を機に、難関試験には代わりないですが、若干難易度が下がり、また受験資格も特にないので合格しやすくなったといえます。

まずは、公認会計士の国家資格試験の概要や業務の内容、キャリアアップなどについて簡単に知っておきましょう。

公認会計士の試験について

公認会計士の国家資格試験は一次試験と二次試験があります。

一次試験はセンター試験のようなマークシート方式で、短答式試験とも呼ばれます。

二次試験は主に論述する方式で、論文式試験とも呼ばれます。

実際には一次試験の方が難易度が高く、合格率は10%前後となっていますが、近年では合格者を増やすために、少しずつ合格率が上がってきているため、まさに今が狙い目です。

二次試験の合格率は30%程度で、こちらも一次試験と同様合格率は上がってきている傾向にあるため、繰り返しになりますが今が狙い目です。

一次試験

一次試験は4科目あり、公認会計士の基礎になる簿記や財務諸表論などを含む財務会計論、工場会計や原価の計算を勉強する管理会計論、企業を取り巻く法律で主に会社法を中心に学ぶ企業法、公認会計士の独占業務である財務諸表監査のことをたっぷり学ぶ監査論の4つです。

財務会計論のみ200点満点で、他は100点満点、合計500点満点で採点され、上下することもありますが、7割の350点が一つの目安になります。

先述した通り非常に難易度が高く、専門学校で学んだこと以外のことも出題されることはよくあります。

ただ、年に二回試験が行われるので、チャンスはあるでしょう。

二次試験

一次試験に合格すると二次試験を受験する資格が与えられ、毎年8月の下旬に3日間かけて行われます。

科目は先述した4科目に加えて法人税・所得税・消費税の3つの基礎を学ぶ租税法、あとは選択科目から一科目の計6科目で行われます。

一次試験のように絶対的な点数で採点するのではなく、受験生の出来が良い問題に多く配点がなされる、いわゆる傾斜配点という相対的な評価で採点が行われます。

一次試験よりも合格率は高いとはいえ、自分で文章を構成し、自分の言葉で論述しなければいけないため、苦手な人は多いです。

1年に一度しか受けられませんが、一次試験に合格すると向こう三年間、要は二次試験三回分は免除されるので、二次試験の勉強に専念することができます。

二次試験も合格すると、晴れて公認会計士の国家資格を取得することになります。

公認会計士の仕事について

公認会計士の大半は、監査法人や監査事務所に入って、公認会計士の独占業務である財務諸表監査の基礎を学んでいきます。

公認会計士の国家資格を取得しただけでは正式に公認会計士とは名乗れず、監査業務などに二年間従事し、その後行われる試験に合格すると、公認会計士として正式に登録されます。

そのため、最初の二年間は監査法人や監査事務所で基礎を学びつつ、正式に登録されるように勉強し、その後各々がキャリアアップや違う業務に携わるために、別々の進路を歩み始めます。

公認会計士の業務の幅は非常に広く、今後も広がることが期待されています。

公認会計士として正式に登録された後も、監査業務を極めるために監査法人や監査事務所に残る人もいれば、コンサルタント会社や税理士事務所などへ転職する人もいます。

税理士登録もできるので、税理士登録して会計業務に加えて税務業務を兼任する人もいます。

さらに経験を重ねて独立開業する人も多く、それは公認会計士として一つ夢が叶う瞬間でしょう。

公認会計士の独立開業について

公認会計士の職業上、他の職業に比べて独立開業が比較的容易なので、そもそも将来は独立開業という夢を叶えるために、公認会計士を目指す人もたくさんいます。

独立開業を成功させるためには、監査法人や監査事務所など、初めに就職したところでしっかりと知識や経験を積むことはもちろん、試験勉強の段階で基礎の基礎からしっかりと勉強するようにし、強固な地盤を固めておくことも非常に大切です。

そして、今後もますます業務の幅が広がり、社会を取り巻く環境も変化していくので、それに対応すべく、働きはじめてからも勉強することを常に意識しておきましょう。

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-仕事・資格, 国家資格

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