ダンスで楽しむ世界!「ベリーダンス」を通して学べる文化と歴史

現在では、インナーマッスルを鍛えられるダンスとして人気になっている、ベリーダンス。

腰を捻る際に使うインナーマッスルの腹斜筋をはじめ、美しいくびれを生み出すためにも効果的ということで、話題になっています。

スポンサーリンク

ベリーダンスから学ぶ!歴史と文化

インナーマッスルの鍛練だけでなく、美しいプロポーションになれるダンスとしても人気ですが、もともとこのダンスは中東で誕生し、その後長い年月を経て、世界に広がっていった歴史があります。

しかし、その歴史を見てみると、決して全く同じスタイルの踊りを踏襲して各国へ広まったわけではありません。

それぞれの土地の文化や、時代背景から大きな影響を受け、スタイルが異なるベリーダンスが生まれています。
そこで今回は、ベリーダンスの歴史や文化的な特徴をご紹介します。

歴史

ベリーダンスは、イスラム時代前のエジプトから、口承で伝授されてきた歴史があります。

起源については色々な説が存在しますが、アフリカや地中海世界、中東地域に関係があるという証拠が多く存在します。

例えば、エジプトでは、紀元前5世紀ほど前のお墓の壁画に、半裸になったダンサーが描かれていて、その様子はベリーダンサーが、柔軟体操を行う時の姿勢によく似ているとされています。

また、12世紀頃から13世紀頃にかけて描かれたと思われるペルシアの細密画にも、ベリーダンスを描写したものが見られ、長い歴史を持っていることが伺えます。

中東以外のエリアでは、18世紀頃から19世紀頃にかけてのロマン主義運動において、オリエンタリズムのアーティストがオスマン帝国の生活を描いたとされる絵画の中に登場させり、一般に知られるようになりました。

現在では、中東諸国ではダンサーたちが色々な世界博覧会に参加して、ベリーダンスを一般聴衆の前で披露し始めるようになっています。

ダンサーたちが持つ技術のレベルは驚くべきもので、その素晴らしい演技は、公開されることで支持を受け、このダンスは市民権を得るようになりました。

特徴

・エジプシャンスタイル
そんなベリーダンスにおいて、最も伝統的と言えるスタイルは、エジプトが発祥になっている、エジプシャンスタイルです。

エジプシャンスタイルの大きな特徴は、非常に優雅な踊り方になっていることです。

腰はもちろん、手先や足先まで動作が細かく、上下の大きな動きや、激しくベールを振るような大きな動きは少なくなっています。

また、テクニックのみに頼らず、顔の表情や体の動き全体を使って、情感を表わしていくのも、エジプシャンスタイルの特色です。

基本はソロで、即興も行われていますが、音楽ではダラブッカあるいはレクなどの打楽器がメインになります。

エジプシャンスタイルは、大音量で奏でられる生演奏が好まれ、生演奏ならではの床から響くようなダイナミックなリズムと、ダンサーの踊りが呼応する瞬間が、観客を魅了します。

衣裳は、ベルベット素材などの光る生地や、透ける素材のジョーゼットにスパンコールとビーズをあしらったエレガントな衣装が多くなっています。

また、本来の衣装は、肌の露出が決して多くないという特徴があります。

・ターキッシュスタイル
こうしたエジプシャンに対して、トルコで誕生したターキッシュスタイルの特徴は、大きい動きが随所に見られ、非常にダイナミックな表現になっていることです。

その理由としては、ジプシーの踊りから影響を受けているためと言われています。

膝をつく動きや、寝転がる動きのように、フロアーダンスの要素が多い点もターキッシュの特徴です。

ダイナミックな動きは、ベールの動かし方にも共通しています。

また、ターキッシュスタイルでは、欧州の影響を受けている点も特徴的です。
欧州の流行を踊りに取り入れるなど、踊り方が柔軟です。

音楽については、バイオリンなど弦楽器のサウンドが強くなっています。
クラリネットが頻繁に使われ、ジルの音が高いという点も、高音のイメージを特徴付けています。

ターキッシュスタイルはジプシー文化から影響を受けているため、ジプシー特有のリズムとされる「8分の9拍子」で奏でられる音楽も多くなっています。

エジプシャンより肌の露出が多い衣装で、足が全て出るような大胆なコスチュームも好まれます。
ハイヒールを履いて踊る場合も多く、エジプトのベリーダンサーたちへも影響を与えています。

光りやすい素材や、透ける素材を使い、スパンコールとビーズを多く用いているのは、エジプシャンと同じです。

女性の象徴として高く評価

また、ベリーダンスは、ヨーロッパからアメリカにも渡っていきます。

1960年代、社会的抑圧から女性解放を目指す政治運動や、性についての意識改革が起きたアメリカでは、「女性が本来備えている力を評価しよう」といった、女性賛美的風潮が生まれました。

当時、既に女性性らしさを強調したイメージが広く浸透していたベリーダンスは、女性解放のための踊りとして高く評価されるようになりました。

このことをきっかけに、ベリーダンスは様々スタイルを生んでいきます。

その中でも、レストランまたはホールなど、観客と近い距離でダンスをするスタイルは、アメリカのキャバレースタイルと呼ばれるようになりました。

エジプトやトルコといった中東地域では、ベリーダンスはこのスタイルで踊られるケースがほとんどです。

今なお進化し続けるダンス

このように、ヨーロッパの国々からアメリカに渡って、変化し続けているアメリカ式ベリーダンスがある一方、中東地域のベリーダンスは、オリエンタルスタイル、またはミドルイースタンスタイルと呼ぶことがあります。

この場合、先程触れたエジプシャンスタイル、ターキッシュスタイル、そしてジプシースタイルなども含まれます。

ただし、ジプシースタイルは、さらにヨーロッパの国々へ広がっていきますので、ジプシースタイルが全てオリエンタルスタイルやミドルイースタンスタイルに包括されるということではありません。

様々な地域や歴史を経ながら、ベリーダンスは現代でもなお進化し続けています。

スポンサーリンク

下部スポンサーリンク

下部スポンサーリンク

投稿日:

-趣味
-,

関連記事

管楽器初心者におすすめ!サックスの魅力

管楽器といえば、トランペットと並んで、まず最初に思い浮かぶものがサックスではないでしょうか。 技巧的な難しさは一旦横に置いても、単純に「音を出す」という面では、トランペットやフルートに比べて圧倒的に音 …

ストレス解消やダイエットにも!「乗馬」で始める健康生活!

ストレスがたまりすぎて、いいことはありません。 ストレスは、体のいたるところに影響を与えるようになりますし、心も健康な状態とは言えません。 いつまでもストレス解消をせずにいると、たまりすぎてしまい爆発 …

身体を動かしてリフレッシュできる趣味:自転車

身体を動かすにはもってこいなのが自転車です。 ジムでも自転車が人気となっていることを見れば、自転車がいかに人気のあるものかということが分かります。

「mel-merry market」で見つけるハンドメイドの魅力

ハンドメイド関連のホビーイベントの中でも、「mel-merry market」は創作イラストにジャンルを限定した、新しいタイプの企画です。 大阪で開催され、毎回全国からイラスト作家やファンが集まって賑 …

手軽に始められる趣味、カルトナージュは実は極めると奥深い!

カルトナージュは、元々フランス発祥の手芸で、カルトンという厚紙で組み立てた箱に、中厚手くらいの丈夫な綿や麻の布生地や、好みの色柄のラッピング用紙を貼り付けて装飾することを言います。

楽天モーションウィジェット