医療系の資格:医師国家試験

医師

医師になるためには、医師免許が必要です。

そのためには医学部で学び、医師国家試験を受験します。

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医師になるには

医師国家試験について

厚生労働省から毎年7月に日程や試験会場などが発表されて、それに従って受験生は試験を受けます。

2017年は2月11日、2月12日、2月13日の3日間に渡って、北海道、宮城、東京、新潟、愛知、石川、大阪、広島、香川、福島、熊本、沖縄の12の会場で試験が行われました。

薬剤師の試験は2日間、看護師の試験は1日ですが、医師試験は3日間連続です。
他の医療従事者の試験より長期戦になります。

1日3セクション×3日間で行われます。

2014年医師試験のB問題は全62問でした。
たったの62問だけ?と思ったかもしれませんが、問題用紙は44枚で、1問の問題の文章がかなり長いです。

ちょっと見てみましょう。
著作権の関係で少し変えますが、だいたいこんな感じです。

22歳女性、発熱や関節の痛みで来院。
1か月ほど前から37.5度前後の発熱、2週間前から手首が痛む。
昨日より顔に赤い皮疹が出た。意識ははっきりしている。
来院時の体温は37.5℃、脈拍76、血圧120/93、聴診や腹部触診、口腔内所見に大きな異常はなし。
両手の中指の近位関節に腫脹と圧痛を認める。

そしてそのあとに、尿検査や血液検査の結果が8行ほど書かれています。
さらに、別冊で顔の湿疹の写真があり、これらの検査所見以外に考えられる検査所見はどれですか?という問題でした。

どうですか?
問題を1問読むだけでも大変ですよね。
こんな問題が62問もあるのが問題Bでした。

午前に問題Aを解き、13:15~15:00までがこの問題Bでした。
そしてさらに問題Cがありました。

問題Bでもうヘトヘトになりませんか?

合格率は90%以上、しっかり勉強すれば大丈夫

「こんなの無理!」と思った人も多いでしょう。

しかし、医師試験の合格率は例年90%以上あります。

2016年の全国平均は91.5%でした。
新卒者の合格率100%を叩き出した学校も4校ありました。

医療従事者の資格試験の中では、医師試験の合格率は高いです。
薬剤師の国家試験合格率は70%前後ですから。

つまり、医学部でしっかりと勉強していれば合格できます。
大学側も合格できるようにちゃんとレールを敷いてくれていますので、あまり心配しなくても大丈夫ですよ。

医学生は基本的には、定期試験で全科目合格しないと留年になってしまいます。

特に医学生が大変だと感じるのが、4年生の終わりに行われるCBTという試験です。
病室に実習に出る前に行われます。

CBTはコンピュータで出題されます。
2万問以上ある中からランダムに出題されて、一人一人問題が異なります。

1日で6ブロック、合計400問を解きます。
この試験に合格するためには3~6か月前から、机に積み上げると30㎝にはなる問題集を3~5周くらいは繰り返して勉強します。

そして卒業試験は、言うなれば医師試験の予行のような試験となります。
この卒業試験に合格すれば、医師試験もまず大丈夫だろうといった感じです。

卒業試験に不合格となった学生を集めて、勉強合宿を行う学校もあります。

医学部は6年間の修業ですが、多くの学生は6年生の夏休みごろから、医師国家試験に向けて本格的な勉強を行います。

このようなことを知ると、「遊ぶ暇はないのでは?」と不安になる人もいるでしょう。
しかし、医学生は遊ぶのも学ぶのも全力投球、と言う人が多いです。

仲間と一緒に思いっきり勉強をした後、ささやかなハローウインパーティーを楽しんだり、クリスマスを楽しんだりしています。

みんなが頑張っているから自分も頑張れる

医学部や医科大学は、他学部と比べると1学年の人数が少ないです。

特に医科大学は「6学年のほとんどと知り合いみたいなもの」という所もあります。

「みんなで切磋琢磨して、医師試験に合格できた。合格できたのは同期のお陰」と語る医師が多いです。

先輩も「ここは試験に出るぞ」などと教えてくれたし、友だち同士で問題を出し合ったり教え合ったり、でっかい家に住んでる奴の家に泊まり込ませてもらって一緒に勉強したりという思い出は、一生の宝物だと、異口同音に語ります。

卒業後も、同期や先輩とは色々と相談に乗ってもらったりしていると言う医師は多いです。

先輩や友達と仲良くやれる、先輩にかわいがってもらえる、これらの資質は医療従事者のリーダー的存在である医師と言う仕事には必要な資質だ、と言われています。

現代医療は、チーム医療です。
医学生の6年間は、いや応なしに仲間の協力が必要です。

仲間と切磋琢磨して行かないと、数々の試験を乗り越えていけないので、自然と「教えて」となるし、「俺の家で一緒に勉強しないか?」となっていきます。

そして、そこで得られた友情は一生のものです。
「これを覚えたら、クリスマス料理を食べに行くぞ」と、目標を決めてみんなで頑張るのです。

一人だけなかなか覚えられない時も、仲間が励ましてくれます。
みんなが待ってくれているから、頑張ろうと、必死になれます。

確かに勉強は大変です。
実習では何度も泣きました。

でも日々、患者さんから元気を貰い、仲間や先輩から元気を貰い、現場で滑走している情熱的な医師から元気を貰いました。
頂いたものは、しっかりとお返ししたいと思います。

あの時の涙、そして涙の後に誓ったことを忘れずに、患者さんから信頼される医師になれるように勉強して、医師国家試験を受験しました。

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-仕事・資格, 国家資格
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