注意しておきたい:犬がかかりやすい病気について

小型犬・大型犬によってかかりやすい病気が少し異なります。
ここでは、小型犬・大型犬に分けて、かかりやすい病気を説明していきたいと思います。

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小型犬がかかりやすい病気

水頭症

「水頭症」は、脳脊髄液が脳内の脳室と呼ばれる部分に過剰に溜まってしまい、脳が圧迫されることで起こる病気です。小型犬の中でも、チワワやヨークシャテリアなどのトイ種や、パグなどの短頭種で多く見られます。

症状としては、ぼーっとして意識が遠くなったり、沈鬱になったり、歩行異常や旋回運動、時にはけいれんを起こしたりします。またペットの性格が狂暴化することもあります。
さらに発育障害を起こして、知能が発達しないといった症状が起こる可能性もあります。

的確な予防方法がありませんので、ペットの行動や生活に少しでも違和感を感じるようであれば早めに病院で診てもらいましょう。

僧帽弁閉鎖不全症

もうひとつの小型犬がかかりやすい病気である「僧帽弁閉鎖不全症」は、心臓内の僧帽弁に異常が生じ、左心室から左心房へ血流が逆流することにより、心臓に負担がかかってしまうことで引き起こされる病気です。

様々な症状を起こし、進行すると命に危険を及ぼす可能性のある病気です。小型犬の中でも老犬がかかりやすい病気で、キャバリアやマルチーズでは遺伝的な要因があるとされています。
はじめは興奮した時などに軽い咳が出る程度で、病気が進行していくと疲れやすくなる・息切れが激しくなる・吐き出すような激しい咳がでるようになったりします。症状をそのまま放置してしまうと、最悪の場合突然死を起こしてしまう可能性もあります。

僧帽弁閉鎖不全症にも的確な予防方法がありません。
高齢も僧帽弁閉鎖不全症になる原因のひとつなので、症状が見られなくても8歳を超えたら定期的な検診を受けるようにした方が良いです。
そうすると早期発見が期待でき、病気の進行を遅らせることができます。基本的に完治する病気ではないので、薬の服用によって症状を抑えて生活の質を維持するようにします。

大型犬がかかりやすい病気

股関節形成不全

「股関節形成不全」とは、股関節の発育がうまくいかず、成長に従い股関節が変形してしまったり、炎症が進行し股関節のゆるみや脱臼を起こす病気です。
大型犬の中でも、ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなどが股関節形成不全にかかりやすいです。

症状は、腰を振りながら歩いたり散歩に行きたがらなくなる、足をひきずるなど歩行に異常があらわれることが多いです。股関節形成不全は、0歳から1歳の急激に身体が大きくなる時期に起こることが多いので、散歩中に注意して観察しておきましょう。

確実に予防することは難しく、この病気を発症してしまった場合にも、運動制限や鎮痛薬で痛みを緩和したり股関節に負担をかけないように、適正な体重を維持させるように心がけ生涯うまく付き合っていく必要があります。肥満は股関節に負担をかけてしまうだけでなく、その他の関節にも大きな負荷を与えることがあるので、ペットの食事内容に注意しましょう。

無理なダイエットや過度の運動も身体に良くないので、自宅で行う治療方法については、動物病院で相談すると良いでしょう。

拡張型心筋症

もうひとつの大型犬がかかりやすい病気である「拡張型心筋症」とは、心筋が何らかの原因によって障害を受け心機能不全となる心筋症のうち、心室内腔の拡大が見られる病気です。
加齢に伴って病気の発症率が増加するのですが、1歳未満のペットでも発症することがあります。
ドーベルマンやグレートデンなどの大型犬が心臓に異常をきたした場合、最初に疑われるのが拡張型心筋症です。軽症の場合は基本的には無症状です。重症になると腹水、胸水がたまることによる腹囲膨満や呼吸困難などの重篤な症状を突発的に起こします。

突然死を起こし、死亡後に病気が見つかるといったケースも少なくありません。
体重が急激に減ったり、安静時の脈が120以上ある場合には早めに動物病院を受診しましょう。拡張型心筋症は、普段の生活では発見しづらいのでペットの様子を意識して観察する必要があります。

この病気にも確実な予防方法が確立されていません。
遺伝が関与していることがあるため、両親が拡張型心筋症を発症している場合は、特に注意して観察しておきましょう。もし拡張型心筋症と動物病院で診断された場合には、経口薬により心機能を補助する治療を行うのですが、進行性の病気なので継続的、かつ慎重に治療を続ける必要があります。

最後に

また小型犬・大型犬に関わらず犬が最もかかりやすい病気は「ガン」です。
犬の病気治療の約50%近くが、ガンに関する治療だそうです。ガンにかかる主な原因は、遺伝や老化とされています。

小型犬よりも中型犬・大型犬の方が発症率が高いのですが、どの犬種にもガンにかかるリスクがありますので、普段から注意して見ておき少しでもおかしいなと思うことがあれば早めに病院に連れていく必要があるでしょう。

ペットは話すことができないので、普段から飼い主がペットの健康に気を使うことが大切です。

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