そこまでこだわる!?驚きのドールハウス

ドールハウスのキッチン
世界にはドールハウスを趣味にしている人たちが大勢います。

ドールハウスとはおもちゃの人形を飾っておくためのおもちゃの家で、家の中に置かれる家具なども人形の大きさに合わせて、実際の家具の大きさを縮小したものが作られています。

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こだわりのドールハウス

子供向けのドールハウスで一般的に使用されることが多いのは、実際のものの大きさの1/16スケールで作られたものです。

ドールハウスの本場である外国のメーカーで作られたものも1/16スケールで作られているものが大半です。
中には1/18スケールで作られたものなどもあります。

その一方で、大人の趣味としてのドールハウスに使用される家具などは、実際の大きさの1/12スケールで作られるのが一般的です。

大人向けのドールハウスの特徴は、子供向けのものとは比較にならないほど家具や内部の装飾が緻密に作られていることです。

いかに精巧に作られたドールハウスに自分の人形を飾るかということが、愛好家にとっての大きな楽しみとなっています。

このような大人向けのドールハウスの中には驚嘆すべきレベルで、緻密に設計されているものも少なくありません。

メアリー王妃のドールハウス

その中でも世界中の人に広く知られている、驚嘆すべき緻密さを持っているのが、メアリー王妃のドールハウスです。

これは緻密に作られたドールハウスの草分け的存在であり、作られたのは1920年代のはじめで、数年の歳月をかけて1924年に完成しました。

それほどの年月をかけて作られたのは細部まで徹底的に緻密に作り上げるためです。

その徹底したこだわりに当時の多くの人が驚嘆の声を洩らしました。

もともと、このおもちゃは当時のイギリス王妃であるメアリー・オブ・テックのために作られたのですが、このアイデアを思いついたメアリーのいとこのメアリー・ルイーズ・オブ・シュレスウィグ=ホルスタインは、本物の建物を設計する建築家にこのおもちゃの設計を依頼します。

依頼されたのはエドウィン・ラッチェンスという当時非常に有名だった建築家で、彼はインドがカルカッタからデリーに遷都された際に、ニューデリーの都市計画に参加して、インドの総督府をデザインしたほど、高い評価を得ていた建築家です。

彼が建築した総督府はその後、インドの大統領の官邸にも使用されています。

それほどの高名な建築家にドールハウスの設計を依頼したというだけでも驚嘆すべき事実ですが、彼が実際に設計したものもさらに驚くべき緻密さを備えていました。

メアリー・ルイーズ王女はそれ以外にもこのおもちゃを作るために、数多くの著名な芸術家や職人に協力を依頼して完成されたものは、本物の家をまさにそのまま縮小したような精巧さを実現しました。

おもちゃの家の中に使用されているカーペットなども、本物の一流カーペットメーカーの素材が使用されているなど、非常に豪華な作りになっています。

またこのドールハウスの凄さは、本物の住宅と同じように水道が使用できることでです。

そのためにこの家の内部には細密な水道管まで組み込まれました。

またこのおもちゃの凄いところは水だけでなく、電気さえも使用できることです。

電気を使えるようにするために、家の中には配電設備も設計されています。

こうした電気設備を利用して作られているのが、このおもちゃの内部に設計されているエレベーターです。

電気が通っているので本物のエレベーターと同様に動かすことができ、おもちゃを中に乗せて移動できるようにもなっています。

さらにこのドールハウスは豪華さにも徹底的にこだわっていて、庭にはガレージも設計されています。

ガレージの内部には精巧に作られたおもちゃの車が何台も置かれていて、これらの車は全て実際に動かすことができるものです。

またおもちゃの中には小型の銃が置かれている部屋もあるのですが、このおもちゃの銃も本物の銃さながらに精巧に作られています。

実際に銃弾を装填して、発射することもできるようになっていて、こうしたことが可能になったのもメアリー・ルイーズ王女の力で集められた職人たちの高い技術があったからです。

建物に置かれている家具の中にはリンネルで作られた装飾がつけられているものもあり、それらの装飾には本物さながらの丁寧で細かい刺繍が施されています。

このように、メアリー王妃のドールハウスは歴史上最も緻密に作られたおもちゃの家の一つであるといえるのですが、現代でもこうした細部にまで徹底的にこだわって作るドールハウスの伝統を受け継がれています。

最後に

水道設備や電気設備までこだわる愛好家は限られていますが、それでも多くの愛好家が現実感にこだわったドールハウス作りを楽しんでいます。

メアリー王妃のドールハウスと同じように、家具に使われている素材や装飾にこだわっているものも多く、実際に動く時計や、小さな本がたくさん飾られている本棚などもあり、ミニチュアの本は実際の本と同じように読むことができるものもあります。

台所にはフライパンなどの調理器具が備えられているものもあり、食器棚の中に入れる食器なども、ミニチュアサイズのものが作られています。

部屋の壁紙などにこだわったものも多くあり、これらのものの中には市販されているものもあれば、愛好家が自分で手作りしたものも多くあります。

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-ホビー, 模型
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