フィギュアスケートのスピンの3つの基本姿勢|アップライト系スピン

フィギュアスケートにおいて、スピンは象徴的な技のひとつです。

アイスショーでも競技大会でも、スピンの場面では拍手が沸き起こり、ひとつの大きな見せ場となります。

アイスショーの演技内容は自由ですが、競技大会の場合は、国際スケート連盟が規定した内容で、演技をするのが一般的です。

国際スケート連盟は、オリンピックのフィギュアスケート競技における、出場枠を決定する権限を持っているため、オリンピック出場を希望するスケーターは、国際スケート連盟の規定に合わせた内容で、技を競い合います。

国際スケート連盟の規定でも、演技中に必ずスピンをおこなうことになっています。

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フィギュアスケートのスピン | アップライト系

スピンの基本のアップライト系スピン

スピンには、3つの基本姿勢があります。
アップライト系スピンとシット系スピン、そしてキャメル系スピンです。

その中で、アップライト系スピンは、もっともオーソドックスで、スピンの基本となる種類です。
軸足となるスケーティングレッグを伸ばした状態で、上体とまっすぐにして回転します。

シット系スピンはしゃがんだ状態でおこない、キャメル系は上体とスケーティングレッグがT字型になるのが基本です。

3つの基本姿勢のうちの、複数をつなげて行なうのがコンビネーションスピンで、アップライト系スピンのうち、上体を後ろに反らしておこなうのが、レイバックスピンです。

コンビネーションとレイバックは、3つの基本姿勢から派生した形態ですが、独立して扱われ、この2つを入れて、スピンの種類は5種類とされることもあります。

国際スケート連盟の規定する採点基準では、同じアップライト系スピンでも、レイバックには高得点が設定されています。

さまざまな応用ができるアップライト系スピン

フィギュアスケートのアップライト系スピンの中で、レイバックは国際スケート連盟の規定する、フィギュアスケート競技の採点方式でも、独立した基準が設けられているくらい特徴的なものですが、レイバック以外にも、アップライト系スピンから派生した、さまざまな形態が見られます。

アップライトの姿勢を取りながら、軸になるスケーティングレッグに、フリーレッグを交差させて回るスクラッチスピンもそのひとつです。

同じくアップライトの姿勢で、スケーティングレッグにフリーレッグを交差させ、両足を着氷させて回転するのが、クロスフットスピンです。

スピンは、一方の足だけを着氷させて回転するのが基本ですが、唯一このクロスフットだけは、両足を着氷させて回転しても、スピンとして認められます。

アップライト姿勢から、フリーレッグを背中側から頭の上まで伸ばして、手でフリーレッグを掴んで回転するのがビールマンです。

レイバックは、フィギュアスケート女子シングルの、ショートでは必須となっていたほどメジャーな技ですが、レイバックのうち、上体を横に倒しておこなうのが、サイドウェイズリーニングとなります。

アップライトの姿勢を取りながら、フリーレッグを水平より上へ前方に上げて回転するのは、ショットガンと呼ばれます。

アップライトの姿勢で、フリーレッグを前方から頭上までまっすぐ高く上げ、体全体がアルファベットのIの字のようになって回転するのは、I字スピンと呼ばれます。

この他に、Y字、A字というのもあります。
アップライト系スピンにはさまざまな派生型があり、観客の目を楽しませています。

競技での採点上はレイバックが有利

競技の採点方式で、アップライト系スピンは、3つの基本姿勢の中で、最も配点が低くなっています。

その中でレイバックは、独立して扱われ、配点は高いです。
基礎点では、アップライトがレベル3で1.9点、レベル4で2.4点であるのに対し、レイバックは、レベル3で2.4点、レベル4で2.7点となっています。

レイバックは、特に難易度が高いと認定されているということになります。

スピンに入る時点で跳び上がると、フライングアップライトやフライイングレイバックとなり、基礎点がさらに高くなります。

スピンの種類というのは、確かに合計点数には影響しますが、レベルによる差の方が大きいため、競技会で上位に入賞するためには、高いレベルをとることが、より大事になります。

審判団には、技術審判と演技審判がいます。
技術審判は1名か2名で、演技審判は最大で9名います。

レベルを判定するのは技術審判です。

技術審判の役割はたいへん重要であるため、国際スケート連盟が主催する大会では、技術審判は必ず国際スケート連盟が任命します。

レベルは5段階あり、レベルBが最も低く、レベル4が最高です。
レベルは、国際スケート連盟があらかじめ定めている工夫を、いくつ取り入れてあるかで決まります。

取り入れた工夫が基準を満たしていると技術審判が判定すると、カウントされます。

カウントされた工夫が4つあったら、レベル4となり、カウントがゼロであったらレベルBとなります。

フライイングアップライトスピンの場合は、レベル4とレベル3では、0.5点も違ってくるため、レベルの差は大きく影響します。

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