フィギュアスケート採点方法は?構成点について

フィギュアスケートでは、技術点のほかに、演技構成点も重要です。
演技構成点は、Program Components Score(プログラムコンポーネンツ)のことで、略称のPCS、もしくは5つの構成要素からなるため、ファイブコンポーネンツとも呼ばれています。

プログラムの構成を、スケーティング技術(Skating Skills)、要素のつなぎ(Transitions)、演技力や動作(Performance、Execution)、振り付け(Choreography)、曲の解釈(Interpretation)の5つに分け、それぞれについて細かく採点します。

採点に関わる審判は、全部で9人ですが、そのうち最高点と最低点を付けた2人の得点を省き、残り7人の平均が演技構成点となります。

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フィギュアスケート採点方法

フィギュアスケート演技構成点の基本知識と採点方法

得点は10点満点、2.5刻みで採点されますが、種目によって重みが異なります。
重みは係数として設定され、男子ショートプログラムが1.0、フリースケーティングが2.0、女子ショートプログラムが0.8、女子フリースケーティングが1.6です。

これらの係数を乗じた点数が最終的な演技構成点となり、技術点と合算された値が最終的な総合ポイントとなります。

男子の係数が女子より高いのは、男子が演技するエレメンツが女子に比べ総じて高く、技術点もそれに比例して高くなることから、演技構成点が技術点とほぼ同等の点数になるよう調整されているためです。

このため、男子フィギュアスケートのショートプログラムと、フリーを加算した総合ポイントを、女子の総合ポイントと単純に比較し、優劣をつけることはできません。

各コンポーネンツの詳細な採点方法

フィギュアスケートでの技術点の採点方法は、個々のエレメンツの基礎点と、出来栄えの積み上げによるものですが、演技構成点では、個々の要素について、プログラム全体を通しての採点となります。

スケーティング技術(Skating Skills)は、スケーティングの能力や質を評価するもので、略称のSSで表示されることもあります。
フィギュアスケートの基本とも言える部分のため、非常に重要なコンポーネンツの一つとなっており、他のコンポーネンツにも影響を及ぼす可能性があります。

採点では、バランスを保ってスケーティングできているか、しっかりとコントロールされたスケーティングになっているか、加速や減速が無理なく自然に行われているか、フォアやバックなど進行方向に関係なく、スケーティングを維持できているか、ステップの際にしっかりとエッジが使われているかなどに、主眼が置かれています。

このほか、自然な滑走や柔軟性、力強さなども重要です。

要素のつなぎ(Transitions)は、エレメンツとエレメンツのつなぎ部分が採点され、略称のTRで表示されることもあります。

エレメンツを終えた後、次のエレメンツの動作へと如何に自然に入ることができるか、一つ一つのエレメンツが孤立せずに、プログラムの構成要素として機能しているかなどのほか、演技のポジションやスピードなども採点の対象となります。

但し、技術力も重要となるため、単純にエレメンツのつなぎが自然に行えるだけでは、高い評価を得ることはできません。
複雑な構成とし、高い技術力でエレメンツ間を自然につなぐことができれば、評価は高くなります。

演技力や動作、振り付け、曲の解釈に関する採点方法

演技力や動作(Performance、Execution)は、滑走中の表情や表現力を採点するもので、PEで表示されます。

体全体を使って、曲のテーマを上手く表現できているか、曲に沿った正確な動作ができているか、リズム良く演技できているか、会場の観衆を惹きつける内容かなどが、ポイントとなります。

また、男女2人での演技となるペアや、アイスダンスでは、2人の動きが同期しているかなども重視されます。

振り付け(Choreography)では、プログラム全体のテーマや構成、振付の調和がポイントとなり、略称のCHで表示されます。

一つのテーマの基、動きや各エレメンツが統一された演技になっているか、曲と振付がマッチすると共に、動きが一体となっているか、全ての観客に訴えかける演技構成になっているか、創造性に溢れた内容か、滑走だけでなくジャンプやスピン、ステップも含めたプログラム構成となっているかなどが採点されます。

このため、単純に曲に合わせた振り付けが重要となるのではなく、曲全体の総合的な構成力と合わせた評価になります。
曲の解釈(Interpretation)では、使用している曲への理解や演技との調和が重視され、略称のINで表示されます。

曲と調和し豊かな表現力を保って滑走しているか、曲全体を明確に理解し、曲の強弱やリズム変化にもスムーズに対応できているか、これらを高い技術力で表現できているかなどが、採点方法の肝になります。

曲に合わせた演技は高い技術力が必要とされるため、曲によっては演技の難易度が変化することから、曲の選択も重要となります。

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