フィギュアスケートの基礎知識:4つの種目と団体戦

フィギュアスケートの種目には、シングル男子、シングル女子、ペア、アイスダンスの4種目と、他に団体戦が存在します。

男女シングルは、フィギュアスケートの中でも特に人気が高く、近年は日本人選手が活躍するようになったこともあり、シーズン中はほぼ毎週のようにテレビ中継が行われています。

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フィギュアスケートの基礎知識 | 4つの種目と団体戦

男女シングルの基礎知識と採点方法

シングルの場合、男女ともショートプログラムと、フリースケーティングの2回の競技の合計点で順位を競います。

ショートプログラムは、大会の最初に行う演技で、構成の中に必ず演じなければならない技、エレメンツが7つ存在します。

男子の場合は、「アクセルジャンプ」「ステップ後のジャンプ」「2つ以上のジャンプを連続で演技するコンビネーションジャンプ」「単一姿勢で行う8回転以上のフライングスピン並びに足替えスピン」「2つ以上の姿勢で6回転以上のスピンを実施するコンビネーションスピン」「氷上を音楽に合わせて滑走するステップシークエンス」の7つが必須エレメンツとなっており、これらを2分50秒以内に全て演技することが求められ、ショートプログラムに関しては女子も同様です。

続いて実施されるフリースケーティングでは、13個までのエレメンツで構成することができ比較的自由ですが、1回の演技に、同じエレメンツを2度以上行っても、得点は加算されません。

ジャンプは異なるものを最大8つまで、スピンは3つまでとされ、男子は演技時間を4分20秒から4分40秒の間、女子は3分50秒から4分10秒までの間に収める必要があります。

それぞれのエレメンツは、難易度によって技術点が決められており、技術点は基礎点と出来栄えを表すGOEの合計からなります。

全てのエレメンツの技術点の合計が、最終的なポイントとなり、ショートプログラムとフリースケーティングの合算によって、最終的な順位が決定されます。

男女が氷上で奏でるペアとアイスダンスの基礎知識

男女一人ずつがペアとなって演技をするフィギュアスケートには、ペアとアイスダンスがあります。この2つは一見似ていますが、厳密な違いがあります。

ペアとアイスダンスの違いを見極めるための基礎知識としては、ジャンプとリフトがポイントとなります。

ペアでは男性が女性を投げたり、一緒に同期してジャンプすることも許されていますが、アイスダンスでは、2人が同期してのジャンプや、1回転半以上のジャンプをすることは許されていません。

リフトは、男性が女性を高く持ち上げる動作のことで、アイスダンスにもリフト技はありますが、肩より上に持ち上げることは禁止されています。
動きが激しくダイナミックな演技を見られるのがペアの特徴で、社交ダンスのような、しっとりとした格調高い演技が、アイスダンスの特徴となっています。

ペア、アイスダンス共に、男女シングルと同様、ショートプログラムとフリースケーティングで順位を競いますが、アイスダンスの場合は、呼び名がやや異なり、ショートダンス並びにフリーダンスと呼ばれています。

ペアのショートプログラムでは、男女が同期してのソロジャンプやスロージャンプ、リフトやツイストリフトなど、必須エレメンツが7つ存在し、2分50秒以内に演技を終えることが求められます。

フリースケーティングでは、12個までのエレメンツで構成することができ、4分20秒から40秒の間で演技を終えることが必要です。

一方アイスダンスのショートダンスは、パターンダンスやステップシークエンスなど5つのエレメンツを、2分40秒から3分の間で演技します。フリーダンスは、9個までのエレメンツとし、演技時間は3分50秒から4分10秒までとなっています。

チームの結束力が重視される団体戦の基礎知識

フィギュアスケートの団体戦は、2009年に国別対抗戦として開催されたのが始まりで、2014年のソチオリンピックでは、オリンピック史上初めて実施されました。

日本チームは、ソチオリンピックでは5位に終わったものの、シングルに優秀な選手が多く、層が厚いこともあり、国別対抗戦では第1回大会から常にメダルを手にしています。

フィギュアスケート団体戦の基礎知識として、世界選手権の国別対抗戦とオリンピックの団体戦には、若干の違いがあります。

共に種目は、「男女シングル」「ペア」「アイスダンス」からなり、ペアとアイスダンスはそれぞれ1組ずつの出場ですが、シングルはオリンピックが男女各2名ずつ、国別対抗戦が男女各1名ずつのチーム構成となっています。

参加国は、世界選手権とオリンピックで若干異なり、国別対抗戦では6か国、オリンピックでは10か国の参加によって争われます。
国別対抗戦は、全チームがフリーの競技に進むことができるのに対し、オリンピックでは、上位5か国だけがフリーの演技に進むことが可能となっています。

また、オリンピックでは、出場資格として、出場国の国籍を保有していることが必須となりますが、国別対抗戦では国籍に関する厳しいルールは存在しません。

それぞれの種目の結果により順位点が与えられ、合計点を基に総合順位が決定されます。

オリンピックの場合は1位が10点、2位が9点と順位が下がるにつれ1点ずつ下がり、10位には1点のみが与えられます。

6か国で争われる国別対抗戦では、シングルに男女各2名ずつの選手が出場するため、1位が12点、12位の選手が1点となっており、男女シングルの成績が総合成績に大きな影響を及ぼします。

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