フィギュアスケートのルール:女子シングルのフリースケーティング

フィギュアスケートの女子シングルには、ショートプログラムとフリースケーティングの2つがありますが、特にフリースケーティングは、花形として人気があります。

当初は、フリースケーティングと規定の2つでしたが、規定が廃止されたため、現在はフリースケーティングとショートプログラムの、2種目が実施されています。

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もっと知りたい!フィギュアスケートの魅力

フィギュアスケートの歴史と日本人選手の成績

日本でスケートが競技の一つとなったのは、1920年に日本スケート会が設立されたことがきっかけで、初めての競技会が1922年に長野で開かれています。

1930年には、フィギュアスケートの公式な大会として、全日本フィギュア選手権大会が設立されました。

世界基準の国際的な組織としては、日本でフィギュアスケートが競技として整備されるより前の1892年に、International Skating Union(国際スケート連盟)が設立されています。

現在、ISUが主催している大会には、世界選手権、グランプリシリーズ、四大陸選手権があり、世界選手権は1896年から、グランプリシリーズは1995年から、四大陸選手権は1999年から開催されています。

他にオリンピックでも正式種目の一つとなっており、夏季オリンピックでは1908年から1920年まで、冬季オリンピックとしては1924年から実施されています。

日本人選手は、フリースケーティングを得意としているものの、規定演技を苦手としていたこともあり、なかなか金メダルに届かない状態が続いていました。

オリンピックで初めてメダルを獲得したのは、1992年アルベールビル大会の伊藤みどりの銀メダルで、2006年には荒川静香が日本人として初の金メダルを獲得しました。

男子は、2010年に高橋大輔が銅メダルを獲得、2014年のソチ大会では、羽生結弦が男子シングルで初めて金メダルを獲得しています。

女子シングルフリースケーティングのエレメンツについて

女子シングルのフリースケーティングでは、演技に使用する音楽を自由に選択することができ、3分50秒から4分20秒の間に、12個までの演技要素(エレメンツ)を入れることができます。

エレメンツを更に分類すると、ジャンプ、スピン、ステップシークエンスの3つに分けることができ、それぞれは更に詳細な技に分けられます。

ジャンプは、演技中に7個まで入れることが可能ですが、コンビネーションジャンプやジャンプシークエンスとしては演技中に3個まで、ジャンプを連続して演技するコンビネーションジャンプは、3回までと決められています。

また、ダブルアクセルは演技中に1回まで、3回転ジャンプや4回転ジャンプは、2種類に限り繰り返すことができますが、ジャンプシークエンスやコンビネーションの中で演技する必要があります。

これらの規定から外れてジャンプすることも可能ですが、ポイントが与えられないため、技術点が低くなってしまい、得点が伸びない原因に繋がります。

スピンは、演技中に3つまで入れ込むことが可能ですが、コンビネーションスピン、フライングスピン、単一姿勢のスピンのどれかに当てはまる必要があります。

また、スピンの種類ごとに最低回転数が決められており、コンビネーションスピンが10回転以上、その他のスピンは6回転以上必要です。

また、フリーではステップシークエンスを一つだけ演技に含めることができます。
但し、音楽に合わせたステップが求められます。

このほか、コレオシークエンスも演技中に一つだけ実施することができ、これらの難易度や出来栄えにより採点が行われます。

女子シングルフリースケーティングの採点方法について

女子シングルフィギュアスケートのフリースケーティングでは、エレメンツの技術点と演技構成点、それらの出来栄えによって採点されます。

技術点は、エレメンツごとに難易度から設定されている基礎点と出来栄えによって決められ、難易度が高いほど、出来栄えが良いほどに高得点となります。

基礎点は技によって大きく異なり、一つ一つ細かく設定されています。
ジャンプで最も基礎点が高い技は、4回転アクセルで、基礎点だけで15点が与えられます。

この基礎点に、7段階のGOEが加算され、エレメンツごとの最終的な得点となります。

7段階のGOEは、0を含んだ+3から-3までとなっており、基礎点に加算されます。
単純に、この数字が加算されるのではなく、技ごとに加算される数字が決まっています。

例えば、4回転サルコウの場合、基礎点は10.5です。
仮にGOEが+2と判断されると、4回転サルコウの+2は2.0と決まっているため、10.5+2.0=12.5ポイントが演技した4回転サルコウの最終的なポイントとなります。

一方ダブルアクセルは、基礎点が3.3に設定されています。
出来栄えが+2と判断された場合、ダブルアクセルの+2は、2.0ではなく1.0のため、3.3+1.0=4.3となります。

演技構成点は、一つ一つの技を判定する技術点とは違い、プログラム全体から判断されます。

重要視されるポイントは、スケーティング技術、エレメンツとエレメンツの繋ぎ、音楽に合った動作やスケーティング全体の動作、演技構成や音楽に合った振り付け、曲と演技の一致などが求められます。

技術点と演技構成点の合計が、最終的なポイントとなります。

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