フィギュアスケート採点の流れ:審判団(ジャッジ)

フィギュアスケートの大会は、世界各地でたくさんおこなわれています。
各大会には審判団がいて、その時点での基準に合わせた審判をおこない、各選手の演技に点数をつけています。

採点基準はしばしば変わります。
現在は、シングルの場合は、難易度が高く、回転数の多いジャンプを飛んだ方が、高得点が出るようになっていますが、少し前は、ジャンプの回転数には、それほど決定的な影響力はありませんでした。

このように、採点基準は頻繁に変わりますので、審判員には、最新の採点基準に沿った、正確で公正な採点が求められています。

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フィギュアスケート採点の流れ

フィギュアスケートの採点をする審判団

フィギュアスケートの国際大会は、さまざまありますが、特に注目度が高いのが、国際スケート連盟が主催する大会です。

国際スケート連盟は、オリンピック出場枠を決定する権限を持った組織であり、毎年主催する世界選手権大会は、翌年にオリンピックがある場合は、オリンピック出場枠を決める大会となります。

極めて公正な採点が求められる大会であり、審判団は国際スケート連盟が任命します。
まず、国際スケート連盟が主催する大会には、必ずイベントレフェリーが1名いて、審判団を監督します。

イベントレフェリーはもちろん、国際スケート連盟が任命します。
審判団の中には、技術審判員と演技審判員がいます。

技術審判員は、テクニカルコントローラー1名と、テクニカルスペシャリストや、アシスタントテクニカルスペシャリストが1名か2名います。
イベントレフェリーと技術審判員は、審判団の中で特に大事な役割を果たすため、それぞれ違う国の出身者になるように、選ばれています。

技術審判員と演技審判員での違い

イベントレフェリーと技術審判員は、国際スケート連盟が主催する大会ではすべて、スイスにある国際スケート連盟が任命します。

演技審判員の場合は、国際スケート連盟が主催する大会のうち、世界選手権と四大陸選手権、ヨーロッパ選手権、世界ジュニアフィギュアスケート選手権については、イベントレフェリーや技術審判員と同様に、国際スケート連盟が任命しますが、それ以外の場合は、大会開催国のスケート連盟で任命します。

具体的には、シニアのグランプリシリーズとジュニアのグランプリシリーズ、そして世界フィギュアスケート国別対抗戦の3つとなります。

各大会とも、演技審判員は最大で9名です。
技術審判員には、国内選手権に出場経験があるレベルの元選手が、専門の試験に合格することで資格を得られます。

演技審判員には、フィギュアスケートでの演技経験がなくてもなれます。以前は、元選手であることが必要とされていましたが、審判員は、ボランティアでその任務についていますから、なり手は決して多くありません。

そのためか、現在は、元選手でなくても審判員になれるようになっています。

採点の公正さについては、しばしば問題点が指摘されていました。
そのため、現在は、最高点と最低点をつけた審判の採点は、無効として扱われます。最高点と最低点各1で計2つの採点は、必ず無効となるシステムです。

審判員は、どうしても自国の選手に甘くなったり、偏った見方をしてしまう場合などがあると指摘されています。
そのためか、最近は、匿名でなく、審判員の実名を公表する方針となっています。

公平を期すため試合当日に決まる審判員

国際スケート連盟が主催する大会の審判員候補13名は、事前にインターネットなどで公表され、試合当日にくじで9名が選ばれ、ショートプログラムで審判席に座ります。

くじではずれた残りの4名は、フリープログラムの審判をします。
フリープログラムの残り5名は、ショートプログラムの審判員の中から、再びくじで選ばれます。

審判団は、スケートリンクの正面と言われる位置に席を取ります。
フィギュアスケート選手は、審判団席によく見えるよう配慮して競技するのが一般的です。

以前は、審判員に対し、事前になんらかの働きかけがあって、審判員がそれに影響を受けて、採点をしたのではないかと問題になることがありました。

しかし、現在の方法だと、極端に実際の演技とはかけ離れた高い点や低い点を出すと、ひとりだけ浮いてしまって最高点や最低点となり、はじかれて無効となります。

また、事前に審判をすることは公表されますが、ショートプログラムもフリープログラムも両方採点できるとは限りません。
どちらか一方だけの採点者となる可能性が大いにあります。

それに、各審判員の実名が公表され、各人の採点状況も世界中から見られるわけですから、不自然な採点はしづらくなっているのではないかと、期待されています。

ただ、採点競技には、判定の難しさがつきまといます。
制度の改革は幾度もおこなわれてきましたし、今後も更におこなわれていくでしょう。

最も審判の採点が注目を集めるオリンピックにおいても、審判団を任命するのは国際スケート連盟となっています。もちろん、技術審判員も演技審判員も両方ともです。

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