フィギュアスケート採点の流れ:構成点の採点

フィギュアスケートを見ていると、とても優雅で素敵だと思ったり、コミカルで楽しいと思ったりしませんか。
選手によって、選んだ曲によっても、いろいろな演技を見せてくれます。どんな演技をするのかは、とても重要なポイントです。

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フィギュアスケート採点の流れ

フィギュアスケートの採点は技だけではない

技のレベルや出来栄えなどは、技術点と呼ばれていますが、これとは別に、演技構成点があります。どうしても難しい技を見てしまうと、そちらに目が行ってしまいがちですが、演技全体も大事にしないと、得点が伸び悩んでしまいます。

演技構成点は、5項目から構成されていることもあって、ファイブコンポーネンツとも呼ばれています。
ジャッジが10点満点で採点するのですが、ショートとフリーで、得点が変わります。

女子の場合は、ショートで0.8倍、フリーで1.6倍されます。男子の場合は、ショートはそのまま、フリーは2倍されます。

なぜ、ジャッジが出した点数をそのまま得点としないのかは、技術点と同じような点数になるように、調整しているからです。

あまりにも技術点のほうが得点がたくさんついてしまうと、とにかく難しい技をしたほうが良いということにもなりかねません。素晴らしい演技や、エッジワークなどもフィギュアスケートには必要なことです。

こちらも大事にしないといけません。だから、得点を調整しているのです。

演技構成点の項目は、「スケーティング技術」「技のつなぎ」「演技力」「振付」「音楽の解釈」です。

演技全体の点数を出していることが、よくわかるのではないでしょうか。
そして、基礎がきちんとできているかどうかも、ジャッジされていることがわかります。

基本的な技術面も採点されている

フィギュアスケートは、昔、規定という種目がありました。
もともと、フィギュアとは図形という意味で、氷上に描かれた図形を、その通りに描く技術を争う競技だったのです。

しかし、今では規定がなくなり、難しい技に注目が集まりがちですが、基礎がちゃんとできていないといけません。
スケーティング技術の採点は、まさしく基礎ができているのかどうかです。

テレビで見ていると、あまりわからないかもしれませんが、選手によってスピードが違います。上手な選手のほうがスピード感があります。

1回、蹴るだけでどれだけの距離を滑り続けることができるのかは、選手によっても意外と違います。
また、エッジワークも違い、どれだけ深いエッジワークができるのかも見られています。ターンのキレの良さも重要です。

技のつなぎは、それぞれの技術要素の間を、どうやってつないでいるのかを見られます。
直接得点には結びつかないけれど、イーグルやイナバウアーと言った、横移動をする技をしてからジャンプを飛んだり、ステップからジャンプを飛んだりするのは、よく見るでしょう。

普通に助走してジャンプを飛ぶよりも、点数が伸びます。
しかも、ジャンプの出来栄え点であるGOEもプラスされるので、かなり点数がアップします。

基本的には、ジャンプに限らず、すべての技と技との間のことと思うと良いでしょう。
一つ一つの技も大事ですが、それぞれの技以外の部分も見られています。

フィギュアスケートは、どの部分も採点に加えられていますので、全体的に気を抜くことなくしっかりと滑り切らないと、得点が伸び悩むこともあります。

曲に合わせての演技力も大きく左右する

演技力ももちろん重要です。
曲に合わせて滑っているかどうかも、採点に左右されます。ずっと同じスピードで滑るのではなく、曲に合わせて早く滑ったり、遅く滑ったり、曲に合わせてジャンプを飛ぶなども、得点に影響します。

単に技だけをこなすだけでは、いけないのです。

振付にも得点が与えられます。
どのような構成で滑るのかも重要です。振付師の違いというわけではなく、技を並べただけで、過去に似たような構成で滑っていたとなると、得点が伸び悩みます。

そして、リンク全体をうまく使って、目線の配り方も上手かどうかまで採点に入ります。トップ選手ともなると、なかなか差が付きにくい項目でもあります。

最後は、音楽の解釈です。
どんな曲を使って滑るのかによって、演じ方が変わらないといけません。

明るくコミカルな曲の選手は、楽しそうに滑っていると思いませんか。それにあった振付もあって、見ているほうも楽しくなります。
このように、曲をしっかりと理解して、表現しているかどうかも採点されます。

悲しい曲なのに、あまり悲しい感じがしなかったら、見ていてもおかしいなと思ってしまうでしょう。曲に合わせて滑ることが要求されています。

基本的なことと演技力などは、演技構成点でジャッジされています。

技術点と比べると、なかなか難しいかもしれません。
ベテラン選手のほうが演技力が増しますし、技術力も高いこともあって、演技構成点が高くなる傾向はあります。

演技に定評がある選手を見ると、演技構成点がかなり高くなりますから、総得点だけではなく、点数の内訳まで見て、どんなところが評価されたのかを見てみましょう。

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