フィギュアスケートのルール:男子シングルのショートプログラム

フィギュアスケート、男子シングルのショートプログラムには様々な規定があります。

フリーとは違い、規定にそった技の要素を必ず入れなければなりません。

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ショートプログラムの規定要素について

競技時間は、2分40秒間ですが、プラスマイナス10秒の間に、競技を終えることができれば、採点に影響しません。

その範囲より、短かったり長かったりすると、5秒ごとに1点ずつ減点されていきます。
その競技時間内に、男子シングルの場合は以下の要素を行います。

・アクセルジャンプ
前向きに踏み切るジャンプです。
2回転アクセル、もしくは3回転アクセルを飛ぶ必要があります。
1回転アクセルや、回転できなかったアクセルについては、条件を満たせないため0点になります。

・ステップからただちに飛ぶジャンプ
ステップを行い、そこからただちに3回転ジャンプ、もしくは4回転ジャンプを飛ぶ必要があります。

2回転ジャンプ、1回転ジャンプになってしまった場合は、条件を満たせないため0点になります。

また、ステップからただちに飛んでいないとジャッジに判断された場合、ジャンプの出来栄えが減点されます。

・ジャンプコンビネーション
以下の組み合わせの、ジャンプコンビネーションを飛ぶ必要があります。

「4回転と3回転」「4回転と2回転」「3回転と3回」「3回転と2回転」

2回転から3回転を飛んだ場合も、要素として認められます。

これ以外の回転数の場合、条件を満たせないため0点になります。

・フライングスピン

・足換えキャメルスピンもしくは足換えシットスピン

・スピンコンビネーション

・ステップシークエンス

以上、ジャンプ3種類、スピン3種類、ステップ1種類の、合計7つの要素を必ず行わなければなりません。

同じ技の繰り返しや技の基礎点とそれに対するGOEについて

フィギュアスケートでは、技の一つ一つに、基礎点が定められています。

例えば、羽生結弦選手が2016年-2017年のシーズンで、初めて成功させた4回転ループは、基礎点は12.0点、浅田真央選手の代名詞である3回転アクセルには、8.5点の基礎点が定められています。

スピンにも基礎点が設定されており、スピンの種類によって点数に違いがあります。

ジャンプもスピンも、その技の難度により、点数に差があるため、同じジャンプやスピンを何度も繰り返すといったことはできません。

例えば、トゥループというジャンプが得意なため、ジャンプの構成を3回転アクセル、ステップからただちに飛ぶ4回転トゥループ、4回転トゥループと、3回転トゥループのジャンプコンビネーションを組み込みます。

この順番でジャンプを行った場合、最後の4回転トゥループと、3回転トゥループのジャンプコンビネーションが、4回転トゥループジャンプの重複とみなされ、ショートプログラムにおける条件を満たさないため、0点になってしまいます。

ショートプログラムは、ジャンプの回数が少ないので、こういったケースはほとんどありませんが、フリースケーティングでは、失敗したジャンプの点数を取り戻そうとして、このように同じジャンプの重複によって、ジャンプの要素が0点になってしまうということは、よくあります。

スピンやステップにおいても、最低限の回転数や回転姿勢、ステップの種類やステップを行う距離が短いと、それぞれの要素に対する条件が満たされず、0点になってしまいます。

技には基礎点だけではなく、出来栄え点であるGOEという加点減点も、ルールがあります。

技の完成度により、複数人で構成される演技審査員が、0を起点にして-3から+3の7段階評価を行います。

GOEは、技の種類によって係数が違います。

演技の構成点もフィギュアスケートには重要

男子シングルだけではなく、フィギュアスケートには、演技構成点というものがあります。

この演技構成点は、種目によって違いがあり、男子シングルにおいては、以下の項目があります。

・スケート技術(Skating Skills)略称SS
フィギュアスケートにおける基本、滑るという技術に対してつけられる点数です。

スピードの緩急を自在に操ったり、非常に難しい急停止を容易く行ったり、ステップやターンをスムーズに行ったりすると、点数が上がります。

・要素の繋ぎ(Transitions/Linking Footwork)略称TR
演技の要素と要素の間に行われる、ステップやターンなどにつけられる点数です。

先に挙げた7種類の要素を行う間に、ステップやターンを多く入れ、それを正確に行うことができると、点数が高くなります。

・動作と身のこなし(Performance/Execution)略称PE
演技中の身体の身のこなしについて、つけられる点数です。

手や足を情感豊かに取り入れながら滑るというのは、非常に難しいことです。

ただ要素をこなすだけではなく、身のこなしによる動作の実行力が高いと、点数が高くなります。

・振り付けと構成(Choreography/Composition)略称CH
振り付けと、それに対する演技が、どのように行われたかについてつけられる点数です。

ただ振り付けをこなすだけではなく、与えられた振り付けの世界観を、広く演技することができると点数が高くなります。

・曲の解釈(Interpretation)略称IE
音楽と振り付けのタイミングについて、つけられる点数です。

ターンやステップ、身のこなしが使用楽曲のリズムやテンポに、ぴったりあっていると点数が高くなります。

10.00満点で採点され、男子シングルにおいては2.0倍になります。

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