フィギュアスケート採点の流れ:技術点の採点

フィギュアスケートは、国民的な関心が強く、TVなどで様々な大会が放映されています。

それでも、採点方法については難しくて分からない人が殆どで、技術点と芸術点が存在する程度の知識にとどまっています。

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フィギュアスケート採点の流れ

フィギュアスケートの複雑な採点

その理由としては、フィギュアスケートが球技など他の競技と比べて、得点法が非常に複雑になっていることがあります。

そもそも、演技に対して採点を行うには、客観性が重要になります。
大会ごとに違う審査員が採点を行うので、国際的に厳重な取り決めが必要になるわけです。

それでも、主観が入ってしまうのですが、極力、主観を排除するためにも、採点のルールが詳細に決められていることになります。
先ず、採点の大前提として、ショートプログラムとフリースケーティングの、2種目で行われることが決まっています。

そして、この2つの合計点で順位が決められることになります。

2つの採点は同じルールが原則的に適用されますが、ショートではジャンプとスピンが規定されています。それに対して、フリーでは自由に構成できるので、自分が得意な技術をアピールできます。

具体的な採点の流れとしては、技術点に演技構成点が加えられ、そこから演技ミスなどの減点がなされます。
得点及び減点に関しては、何れも多少の恣意的要素が加わりますが、中でも演技構成点は、主観的になる傾向があります。

ちなみに、演技時間はショートでは男女とも2分30秒〜2分50秒で、フリーでは男子が4分20秒〜40秒、女子が3分50秒〜4分10秒となっています。

ジャンプについては、ショートの場合は、7つのジャンプとスピンが規定されており、フリーの場合は、制限内で最大得点となるよう構成することが出来ます。

ジャンプの加点を行いやすいのはフリーの方ですが、演技構成点に関してもショートの2倍になっています。

フィギュアスケートの技術点の構成

技術点とは「ジャンプ」と「スピード」そして「ステップシークエンス」の3つのポイントで加点されるもので、採点対象となる技がエレメンツ(要素)と呼ばれています。

そして、基本的な加点の認識としては、難しい技を綺麗に決めれば、点数が高くなることになります。
技術点は「基礎点」と「GOE」の2要素によって評価され、前者は、演技に盛り込まれた基本要素に付けられます。

要素の中には、スピンやステップ、そしてジャンプもあるわけです。
各要素に適用される基礎点は規定があり、トリプルアクセルであれば8.5、4回転トゥーループなら10.3等のようになっています。

同じ回転数でも、ジャンプの種類によって得点に差があるわけです。判定が難しい演技に関しては、技術審判がビデオのスロー再生によって判定を行なっています。

また、演技の後半は、基礎点が1.1倍になる規定があるので、後半に何を持ってくるかが大事になります。ちなみに、演技時間に関しては、ショートとフリーともに、プラスマイナス10秒の誤差が認められています。

GOEとは「Grand of Execution」の略で、各演技要素の完成度に付けられる点数となります。

点数の付け方としては、最大9人の演技審判によって、7段階評価されます。点数としては、マイナス点からプラス点までありますが、加点に関しては審判の主観によって決まる傾向があります。

その為、公正を期すために最高点と最低点がカットされ、残った点数の平均点がGOEとなります。
さらに、GOEは要素ごとに加点と減点の割合が規定されており、計算方法を複雑にしています。

フィギュアスケートの演技構成点

技術点は、ジャンプやスピンなどの要素に付けられますが、どのような要素に該当するかは、技術審判がスロー再生によって判定することになります。

そして演技審判が、GOEを割り当てることで、総合的に技術点が割り出されることになります。得点としては、この技術点に演技構成点が加わることになります。

演技構成点は「ファイブコンポーネンツ」或いは「プログラムコンポーネンツ」と呼ばれており、最大9人の演技審判によって、10点満点で採点されます。
全5項目において、採点が0.25刻みで行われ、最高点と最低点をカットした、残り点数の平均によって算出されます。

この点数に、ショートとフリーの男女別の係数がかけられたものが、最終的な演技構成点となるわけです。その理由としては、フリーの方が演技時間が長く、基礎点の高い技を組み込みやすいので、技術点とのバランスを保つためだからです。

演技構成点の対象となる項目としては、「スケーティング技術」と「要素のつながり」、「動作と身のこなし」と「振り付けと構成」、そして「音楽の解釈」の5つとなっています。

スケーティング技術は、演技構成点の中でベースとなり、エッジの使い方をはじめ、スピードや加速、そしてコントロール等が審査ポイントです。

要素のつながりは、ジャンプやスピン等の要素間のスムーズなつながりを評価します。

動作と身のこなしは、演技力に相当するもので、情熱性や個性、そして多様性が評価されます。
振り付けと構成では、空間全体を如何に有効に使えているかが評価され、統一性なども審査ポイントになります。そして、音楽の解釈では、リズムやハーモニーに加えて、音楽のニュアンスを表現していることが評価されます。

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