フラックスはどんなゲーム?
フラックスは状況の変化に振り回されることを楽しむカードゲームです。
ルールは簡単ですが、ゲーム進行とともにそのルールが変わっていき、勝利するための条件もコロコロと変わっていくという珍しいタイプのゲームです。
基本的なルールは山札から1枚を引いて、自分の手札の中から1枚をプレイしたら、次の人にターンが移るだけの大変シンプルなものです。
状況が次々に変わっていくので臨機応変に対応することが求められます。
日本語版パッケージには「頭がやわらかくなるパーティカードゲーム」と表示されています。
戦略を予め立てておいても次のターンには状況が変わっていることも多く、まさに柔軟性が必要とされます。
2人以上で遊ぶことができ、最大数は決まっていませんが、日本語版では6人となっています。
プレイ時間は短ければほんの数分で終わってしまう場合もありますが、おおむね10分から40分ほどです。
途中からゲームの勝利条件やプレイのルールが変わっていくため、途中参加でもプレイ可能という極めて特徴的なカードゲームと言えます。
フラックスは1996年にアメリカでまず少数だけが発売され、その後1998年にアイアン・クラウン・エンタープライズ社より、修正を加えた第2版が販売されたことで広く知られるようになりました。
日本では2005年に第3版の翻訳版が発売されて認知度を上げました。
その後、ホラージャンルのひとつ「クトゥルフ神話」をテーマにした「クトゥルフの叫びフラックス」というバージョンが発売されています。
カードの種類について
カードは4種類あり、ルールカード、アイテムカード、ゴールカード、アクションカードです。
・ルールカード
ゲームのルールを決めるカードで、初期のルールカードは初めから場に置かれ、取り除かれることはありません。
1ターンにプレイされるカードの枚数を変化させたり、自分のターンの初めに山札から引いてくるカードの枚数を変えたり、自分のターンでないプレイヤーの持てる手札の枚数を変えるなどのルールの変化を発生させます。
・アイテムカード
ゴールするための条件を満たすのに必要なカードで、自分の目の前にオープンにして置いてストックしておくことが出来ます。
ルールの変化によって影響をうけ、枚数が制限される場合もあり、強制的に一部を捨てなければならないケースもあります。
・アクションカード
他の人からアイテムカードや手札を貰ったり、破棄されたカードから再び拾ってきて利用したり、既存のルールを減らして以降のプレイで無効にするなどのアクションを起こすことが出来ます。
・ゴールカード
勝利の条件を決めるカードです。
ゴールカードの一つに「時は金なり」というものがあります。
この条件を満たして勝利するには、「時計」と「マネー」のアイテムカードを自分の前にオープンにしておく必要があります。
ところがゴールカードは次々に上書きされてしまい、集めるべきアイテムカードもどんどん変わってきてしまいます。
ゲームの進め方
各プレイヤーは3枚ずつの手札を持ってゲームをスタートします。
山札からカードを1枚引いて、手札から1枚プレイしゲームを進めます。
場に置かれている「ゴールカード」の条件を満たしたプレイヤーが出たら勝者となりゲームは終了です。
フラックスのプレイ開始時には勝利条件がないことが特徴の1つです。
プレイヤーの誰かがゴールカードで勝利条件を設定するまでは、勝利の方法が決まっていません。
様々なアクションカードを使いながら自分のゴールを考え、なるべく早いターンでゴールを目指す必要がありますが、そうは簡単にいかないところにこのゲームの面白さがあります。
再び自分のターンが来た時には全く別のゴールが設定されていることも良くあるため、その度に戦略を練り直さなくてはなりません。
条件がころころ変わるため、なかなか勝利条件が達成されず、ゲームが終了しない場合もあれば、誰かのカードで思ってもいない展開となり勝利が転がり込んでくることもあります。
ゴールカードに書かれたアイテムの組み合わせを予め覚えておくことでアイテムカードを揃えやすくなるためゲームを有利に進めることが出来るでしょう。
最後に
フラックスは単純なルールでとっつきやすく、途中参加も出来る緩いルールが魅力のゲームです。
運の要素も多めで、思っても見なかった展開を楽しむタイプのカードゲームといえ、大人数でわいわいと遊ぶのにはうってつけのカードゲームと言えるでしょう。
フラックスをもとに作られたホビージャパンが発売している「クトゥルフの叫びフラックス」はプレイ年齢が13歳以上と高めに設定されていますが、登場人物やアイテムは原作でお馴染みのものばかりで、クトゥルフ神話のテイストがしっかり味わえ、邪悪な存在やあり得ない現象に振り回される感覚が楽しく、ファンも納得の出来となっています。
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