国内で執り行われる葬儀の約8割は、仏式に則ったものと言われています。ですが場合によっては、仏式以外の葬儀に参列しなければいけないケースも出てくるでしょう。
奈良県の天理市中心で信仰されている、天理教の葬儀に参列する際のマナーを確認してみました。
服装や身だしなみのマナーをチェック
葬儀に参列する際、まず守りたいのが服装や身だしなみのマナーです。服装や身だしなみのマナーがなっていないと、ご遺族や他の弔問客に対して失礼になってしまいます。
あまり参列する機会が少ない天理教の葬儀ですが、服装や身だしなみはどのようなマナーを守るのが適切なのでしょう。仏式の葬儀の際は、ブラックフォーマルを着用するのが基本です。
天理教の葬儀であっても、同じブラックフォーマルを着用しても問題はありません。バッグや靴といった小物類も、仏式の時と同様に黒い物を選びます。光沢感が無い、小物を選ぶようにしましょう。
髪型は女性の場合、後ろで1つに束ねるのが基本です。アクセサリーも仏式の時と同じく、パールのものを選ぶとマナー違反とはなりません。通常のお葬式と同じ、服装身だしなみをして参列しましょう。
仏式の葬儀では、数珠を必ず持参する必要がありますが、この宗教の場合は数珠を必要としません。いつものお葬式感覚で、数珠を手に持ってしまう方も多いようです。
数珠を手に持っていると、マナー違反となってしまうので注意しましょう。
香典の包み方に違いはある?
仏式のお葬式に参列する際は、香典を持参するのがマナーとなっています。天理教のお葬式も、香典を持参する必要があります。
包む香典の金額は、ビジネス関係の方であれば、3000円から1万円程度、近い身内の場合は約3万円から5万円、親族だと約5万円から10万円が相場です。
「4」と「9」の金額を包むのは、マナー違反となります。香典は、熨斗袋に入れて持参するのが一般的ですが、熨斗袋にも注意が必要です。
仏式の熨斗袋には、蓮の花がデザインされているものも少なくありません。蓮の花は仏教を表す事から、プリントされている熨斗袋に香典を包む事は出来ません。白か黄色の水引がついている、熨斗袋を選びましょう。
熨斗袋の表書きにも、マナーがあります。「御玉串料」「御榊料」と書くようにしましょう。ついつい「御仏前」と書いてしまいがちですが、御仏前も仏教のお葬式の際に使う言葉なのでふさわしくありません。
表書きは、薄墨を使って書くのがマナーとなっています。「御玉串料」「御榊料」の他に、自分のフルネームも熨斗袋の表側に書くようにしましょう。
言葉選びには注意が必要
お葬式に参列してご遺族に言葉をかける場合、特にマナーに注意しなければいけません。不適切な言葉を使ってしまうと、ご遺族に対して大変失礼になってしまいます。
仏式のお葬式の場合、「冥福」や「成仏」「供養」といった言葉を使いますが、天理教のお葬式の場合に使用しても問題はないのでしょうか。この宗教は、仏教ではなく神道に近いと言われています。
「冥福」「成仏」「供養」などの言葉は、仏教用語です。ですので、「御冥福をお祈りします」などの言葉を使うと、マナー違反となってしまうので注意しましょう。
「この度はご愁傷様でした。心からお悔やみ申し上げます」といった言葉であれば、使っても問題はありません。
「御愁傷様」という言葉は、キリスト教以外の多くの宗教で使える言葉と言われています。覚えておいて損はないでしょう。
事前に確認しておかないと、いつも使っている言葉をついつい口にしてしまいがちです。いざという時にも適切に対応できるよう、どのような言葉を選ぶのがふさわしいかチェックしておく事が必要と言えます。
注意すべき作法を確認
天理教のお葬式では、仏教のお葬式にはない作法を守る必要があります。仏式の場合、お焼香を行いますが、この宗教は仏教ではないので、お葬式でお焼香を行う事はありません。
変わりに「「玉串奉天」という儀式が執り行われます。「玉串奉献」は、祭壇に榊を捧げる儀式です。参列した場合、この玉串奉献を行わなくてはいけません。
斎場のスタッフから、玉串と言われる榊を受け取った後は、祭壇の前へと持って行きます。この時に注意したいのが、玉串の持ち方です。
玉串は、葉先を「左側下」から持ち、枝先を「右側上」から持つのがマナーです。玉串は胸の高さでキープするように持ちましょう。
葉側を祭壇に、枝側を自分に向けて一礼します。そして最後に左手を枝側、右手を葉側に移し、時計回りへと玉串を回して枝側を祭壇に向け、玉串台へ捧げるのが玉串奉献の基本です。
玉串の持ち方はふくざつなので、 お葬式に参列する前に事前にチェックしておかないと、いざという時に慌ててしまうでしょう。
何回かシミュレーションしてみて、正しい捧げ方を覚えておく事をおすすめします。
最後に
天理教のお葬式は天理市に住んでいる方でなければ、なかなか馴染みがないかもしれません。
ですが、いつ参列する事になるか分からない天理教のお葬式、このように様々なマナーがあるので覚えておきましょう。
事前にチェックしておけば、参列した際も心に余裕が生まれます。
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