ゲームの代表「ADV」の意味と特徴について

ゲームジャンルのひとつ、アドベンチャーゲームについて紹介します。

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作品の中に入り込むことができるのが特徴

ADVとは?

ADVはアドベンチャーゲームの略であり、コンピューターゲームの中では非常に古い歴史を持ちます。

わかりやすくいうのであれば、プレイヤーが行動の選択をすることができるような仕組みとなっていて、小さな頃に誰もが遊んだことがあるゲームブックをコンピューター上で遊ぶような作品です。

現在のADVというのは、綺麗な画像に荘厳な音楽が組み合わさったものも多いのですが、黎明期の頃というのはそれこそ文字しか選択肢がないという時代もありました。

ADV黎明期の頃はコンピューターの性能も高くなく、今のように綺麗な画像を描画することも音楽を鳴らすことすらできませんでしたが、文字だけは表示をすることができたので、それで十分にゲームを作り上げることができたのです。

その時代の作品というのは現代のものとかなり勝手が違う部分があり、選択肢を自ら考え出さなければなりませんでした。

例えば、現代の作品であればすでにやるべき選択肢というのが用意されているので、適切な選択肢を選べば自然に場面が進んでいきます。

しかし黎明期の頃は選択肢自体が存在せずに、自らやるべき行動を単語として入力しなければならなかったため、非常に難易度が高いものとなっていたのです。

ドアを開ける動作にしても、現代では選択肢ひとつ選ぶか、あるいはカーソルをドアに合わせることによって自動で開けることができましたが、昔はそのまま「アケル」と直接指示をしないと開けることができなかったのです。

対応している言葉に関しても「アケル」なのか「ヒラク」なのかを考えなければならず、先に進むのも難しいものでした。

コマンド選択方式の登場によって誰でも楽しめるものに変わった

ADVが登場した頃というのは、遊ぶ端末もゲーム専用機ではなく一般のコンピューターだったこともあって、自ら操作をする内容をキーボードで打ち込むものでした。

しかし、その場合に正解の単語を見つけ出すことができずに先に進めないという欠点があったのですが、それを誰でも簡単に遊ぶことができるようになる画期的なシステムが生まれ、ADVは非常に遊びやすくなりました。

それがコマンド選択方式と呼ばれるものであり、あらかじめできる動作が表示されていて、その場面に合ったものを選ぶことによって、自動的に話が進んでいくという仕組みになっていたのです。

初めてこのシステムが採用された作品が「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」であり、今なお語り継がれる名作の一本となっています。

また、このコマンド選択方式によって家庭用ゲーム機の移植も容易に行うことができるようになり、それまで高価なコンピューターがなければ遊ぶことができなかったADVが家庭で気軽に遊ぶことができるようになったのです。

非常に画期的な発明のコマンド選択方式なのですが、ひとつだけ欠点がありました。
それは詰まったときに、すべての選択肢を総当りすればクリアすることができてしまうという点であり、難易度が下がった代わりにゲーム性が低下してしまうことになったのです。
何も考えなくても、誰でもクリアをすることができるようになってしまいました。

ADVは小説のような楽しみ方をすることができるため、総当たりでクリアをすることができるのが一概に作品の面白さをスポイルしてしまうわけではありませんが、攻略のしがいが低下してしまったことは否めません。

現代は見せることに重点を置いた作品が増えた

コマンド選択方式によって難易度は下がった代わりにゲーム性が損なわれてしまいましたが、それでもメーカーはなんとか楽しく遊ばせようと様々な工夫をこらしてきました。

例としては、単純に総当りをして進むことができるのではなく、適切な順番で選択肢を選ばなければならないと言ったものであったり、画面上のどこを調べるのかカーソルで選ばせる、同じ選択肢を連続で選択しなければならないといった方法でゲーム性を高めようとしたのです。

しかし、次第に主流がアクションやRPGに移り変わることによってADVの影も薄くなってきたのですが、スーパーファミコン時代に登場をした「弟切草」からその流れは変わってきました。

弟切草はサウンドノベルという新ジャンルとして登場して、音と映像を楽しむ小説のような形で新しいプレイスタイルを押し出してきたのです。

それから更にハードの進化によって美しい画像を表示することができるようになったことから、世界観を楽しむことができる作品が数多く登場するようになり、ADVは復権をすることになり、新たなファンを獲得することになったのです。

ADVは非常に歴史の古いジャンルであり、コンピューターの歴史と共に歩んできて、一度はその一線から退いたものの、時代の変化によってまた一線へと浮上をしてきたのです。

現代の作品というのはやりこみ要素なども充実していて、何回でも遊ぶことができるものがたくさんあるため、昔のように一度クリアしたらそれでおしまいということはなく何度でも楽しむことができる要素が詰まっています。

特別な技術がなくても楽しめるADVは、万人向けのジャンルと言えます。

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