日本の伝統ゲーム「花札」の魅力と遊び方

花札
花札は日本に古来から伝わるカードゲームの一種で、花かるたとも呼ばれます。

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花札の歴史と簡単な遊び方

花札の作成された歴史と現在に伝わるまで

元々は安土桃山時代に宣教師が伝えた西洋のカードゲームを模してできたと言われ、1~12までのカードの数字を、1月~12月と考えて作られました。

花かるたと呼ばれる由縁は、数字の代わりに月ごとの代表的な樹木や花、花に合う動物や物を当てはめて作成されたからです。

1月は松と鶴、2月は梅にウグイス、3月なら桜と花見の宴会というように、四季の移り変わりと自然を大切にする日本人の心を反映させて、花かるたがデザインされたとみられています。

江戸時代には賭博性の強い花かるたは規制が強く、寛政の改革の際には売買が禁止される事態になりました。

その時期に禁制を避ける抜け道として新しい花札が作られ、1つの月につき4種類の札、合計して48枚のカードが流通するようになりました。
通称は、八八花と呼ばれています。

八八花以外にも、地方に流通した花札や、中国や韓国に伝来した物もあります。

カードゲームの形としては、地方札と全国に流通していた八八花とを統合する形で、明治期に完成しました。

現在でもほぼ同様の形式で伝わっています。

札の種類と点数

該当する月により、20点の光札、10点の種札、5点の短冊札、1点のカス札に分かれます。

光札は5枚しかなく、光札がない月の場合は種札が存在します。

短冊札については、8月と12月以外には存在し、青や赤い短冊、字が書いてある短冊等があります。

カス札は数量に違いはあっても全ての月に存在します。

点数の大小が勝敗に関わります。
札を上手く組み合わせて、役と呼ばれる特定の組み合わせを作るとボーナス点が取得でき、勝負を有利に進められるでしょう。

子供から大人まで楽しめる「こいこい」

花札というと、賭博につながるのではと心配になる方もいるでしょう。

しかし、こいこいなどのゲームであれば賭博性は低く、通常のカードゲームのように楽しめます。

2人で遊ぶのであれば、互いに手札を8枚ずつ配り、その場に8枚場札を並べます。

残りは台札として裏向きに積み上げられた状態で置きます。

勝負は3~9回までの奇数で自由に設定でき、勝利数か役による勝ち点数が多かった人が勝ちとなります。

たいていの場合は、勝ち点数の合計で勝ち負けが決められることが多いです。

2人で台札を引き合い、月が早いカードを取った人が親となり、先攻になります。

子は次の勝負で勝てれば、親に交代できます。

両者互いに同じ月同士のカードを合わせていき、カード合わせの要領で札を集めていきます。

集めた札の中から、役を作り、点数を競い合います。

トランプのようなファミリー向けのカードゲームとして年齢や性別を問わずに楽しめるでしょう。

こいこいの場合は、駆け引きも重要になります。

役ができた時には、こいこいと宣言します。

ここでゲームを終了したい場合は、上がりを宣告して勝ちを決められます。

しかし、手持ちの集めた札からもっと良い役ができそうな場合は勝負を続行して、2つめの役ができた時に上がりをすると、ボーナス点が加算になり勝ち点が上がります。

ただ、相手側に役ができた時にはそちらが上がりとなり、相手にボーナス点が付くことになり、大幅に持ち点が減らされてしまいます。

ちなみに、3~4人で遊ぶ場合はこいこいでなく、花合わせと呼ばれます。
役については、こいこいに準じます。
点数の計算は江戸時代から伝わる物は難しい場合がありますので、こいこいと同様に加点していく方法を使うと分かりやすいでしょう。

こいこいの代表的な役の種類と揃え方

花札の役の組み合わせは非常に多く、慣れないと計算の仕方が難しいので、最初のうちは、携帯電話やスマートフォン、ゲーム機などの花札のゲームをして覚えてもいいでしょう。

■1点の役
・カス
最も集めやすい役です。
どの月のカス札でも構いませんので、10枚集めます。

・タネ
種札を5枚集めます。

・タン
短冊札を5枚集めます。

しかし、点数は最も低いので、こいこいをしても勝負を続行する方も多いでしょう。

■5点の役
・青短
短冊札のうち、青い物を3枚揃えます。

・赤短
字が書いてある赤い短冊を3枚揃えます。
ローカルルールで、青短と赤短で揃えるとボーナス点が付く場合もあります。

・猪鹿蝶
種札の萩に猪、紅葉に鹿、牡丹に蝶の3枚を揃えます。
風流で人気が高い役で、根強いファンも多いです。

・光札
光札を3枚揃えますが、1つ注意が必要なのは、光札のうち、柳に小野道風が入っていると役が成立しません。
傘を差していることから、日が出てないので光とは見なすことができないことになっています。
ややこしいので、気をつけてください。

■7点の役
・雨降り四光
光札4枚のうち、柳に小野道風が入っている物が含まれる場合です。
光が少ないので、1点引かれています。

■8点の役
・四光
柳に小野道風以外の光札4枚を揃えます。

■10点の役
光札を5枚揃えます。
最高点ですが、揃えるのは非常に難しいでしょう。

■その他
公式ルールでは認められていませんが、月見で一杯、花見で一杯の役もあり、豪華な所から人気があります。
桜の花見の光札orススキに満月の光札と菊の杯の種札を揃えてできます。
どちらか片方でも点数が入りますので、役としては作りやすい部類に入るでしょう。

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