初詣にもおすすめな「平安神社」の歴史

平安神社は、神社本庁の別表神社にあたり、平安神宮神社のことで、主祭神は桓武天皇・孝明天皇です。

1895年(明治28年)に、平安遷都1,100年を記念し京都では、平安京遷都当時の大内裏の一部復元が計画されていました。ところが用地買収が思うように進まず、現在地である岡崎に、実物の8分の5の規模で復元されました。

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一年の計は元旦にあり!おススメの初詣スポット

平安神社の歴史とそれを取り巻く物語

第50代桓武天皇を祀る神社として創祀されましたが、皇紀2,600年にあたる1940年(昭和15年)に、第121代孝明天皇が祭神に加えられました。

平安京で過ごした最後の天皇であったことから、平安神社では京都を守る四神の御守が授与されました。

平安京の大内裏の正庁である朝堂院(八省院)が、社殿として縮小され復元されました。正門の門は大きく赤く光る朱色が特徴で、朝堂院の應天門を模しています。

内側にある左右の殿舎はというと、朝集堂が再現されたものです。そして外拝殿は、朝堂院の正殿である大極殿が模されたもので、左右に蒼龍楼と白虎楼を模したものが、しっかり付属しています。

これらの建築様式は、平安時代後期のものを再現していて、社殿の瓦はすべて緑釉瓦が使われています。2010年に大極殿など6棟が、国の重要文化財に指定され、参道の大鳥居の高さが24.4メートルあることから、国の登録有形文化財に登録されています。

敷地面積は、1万坪の日本庭園「平安神宮神苑」を含めると、約2万坪になります。歴史が感じられる平安神社の日本庭園は、国の名勝に指定されているとおり、明治から昭和にかけての名造園家7代目小川治兵衛によって、20年の歳月をかけて造園されました。

神苑には、カワセミやオオタカなどの鳥類やミノガメなど棲息しています。

歴史を感じさせる平安神社の時代祭

京都三大祭りといえば「葵祭」「祇園祭」「時代祭」です。京都の秋の風物詩である「時代祭」は、平安神社で10月22日に行われます。この日は桓武天皇が平安遷都を行った日とされ、明治28年から始まりました(初年度のみ25日開催でした)。

その行列は、1:明治維新 2:江戸時代 3:安土桃山時代 4:室町時代 5:吉野時代 6:鎌倉時代 7:藤原時代 8:延暦寺代の順に巡行されます。

参加人数は、約2,000人で、牛・馬が70頭で全長が2キロほどになります。参加者の衣装や、その染め方や小道具の1つ1つまで、時代考証が重ねられて作られているので、実に見事です。

平日の昼間に行われることが多く、学生や仕事をしている人は、なかなか見るチャンスがなくもったいないのですが、歴史的な大絵巻を観ようと、観光客で沿道はぎっしり埋まります。

この時代祭には、それぞれの時代に歴史上の有名人が多数登場することから、目玉となる登場人物が話題となります。

1は坂本龍馬が人気の、幕末志士列や鼓笛が上手い維新勤王隊列、2はやり投げ交換のパフォーマンスが見事な、江戸城使上洛列や江戸時代の婦人列、3の安土桃山では、豊公参朝列や織田公上洛列、4楠公上洛列や淀君、静御前などの中世婦人列が目を惹きます。

鎌倉時代では、流鏑馬がりりしい城南流鏑馬列、7藤原時代では、平安中期から後期の装束を再現した藤原公卿参朝列、巴御前や紫式部、清少納言、小野小町などの平安婦人列、8では坂上田村麻呂を大将とする、延暦式宮行進列と延暦文官参朝列が続きます。

時代祭の行列に続いて、この後には神幸列が続きます。以前は室町時代がなくて不思議に思った人がいるかも知れませんが、実は室町幕府をつくった足利尊氏は、逆賊と見なされていた明治時代では、意図的に外されたという見方があるようです。

2007年から、桓武天皇1,200年記念大祭を機に、新たに行列に加わりました。

歴史ある平安神社の初詣ってどんな感じ

京都御所より歴史が浅く、格下にみられがちな平安神社ですが、隣接エリアの公共施設の充実度は、かなり注目されています。

そんな平安神社ですが、お正月の初詣はまた格別のものがあります。いつもは夕方閉門になるのですが、大晦日は元旦まで解放されたいます。境内の燈篭に火が灯る光景は、この世のものとは思えないほど壮観です。

毎年1月の元旦から5日まで、お札や御守の売り場が増設されて初詣客で賑わいます。どこの神社に初詣に行くか迷うほど、京都には沢山の神社があり、うらやましいほどです。

平安神社の御利益は何と言っても「開運招福」と「厄除け」です。初詣客の数は例年40万人で、元旦は特に祈願する人で混雑します。1,200年前の当時の京都を体感して、心新たに新年の誓いを立てる人もいるようです。

平安神社では、戦後神前婚が流行した時に、沢山のカップルが結ばれたことに由来して、縁結びの神社としても人気があります。

そこで、開運招福や厄除けが、1,000年も都として栄えた平安京にあやかりたいという参拝者が多数訪れることから、厄払いと福を授けてくれると言われるようになりました。

平安神社では「しあわせの桜守」と呼ばれる、桜の花びらをかたどったお守りがあります。ストラップ形態になっていて、幸せになれる御利益があるとされています。

また「長寿橘守」という御守もありますが、こちらは柑橘類の形態をしたストラップです。健康長寿や無病息災の御利益があるとされています。

「桃守」と記されている開運厄除け桃守のことで、男女に人気のあるストラップ形態の御守もあります。

初詣の帰りには、参道の両端にある屋台を覗いてみましょう。

京ねぎ焼や、たこやきなどが並んでいます。御朱印所にも列ができ、お正月らしさを満喫できるでしょう。

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