初詣にもおすすめな「成田山新勝寺」の歴史

新年三が日に訪れる初詣客の人出をもとにした、初詣ランキングでは明治神宮に次いで2番目とされるほど、多くの人々の崇敬を集めている、成田山新勝寺の御本尊は不動明王です。

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成田山新勝寺の起源

平安時代の939年、関東でおこった平将門の乱により、朝廷では不安と混乱の中にいました。時の天皇は、何とか乱を鎮め、世の平安を取り戻したいものと考え、寛朝大僧正を関東へ派遣しました。

この時、寛朝大僧正は、弘法大師が敬彫開眼した不動明王を捧持して京を出発、大阪から船で房総半島の尾垂ヶ浜に上陸し、成田に不動明王を安置し、護摩を焚いて和平を祈願したところ、祈願最後の日に、平将門の敗北により、乱は平定されました。

目的を果たした寛朝大僧正は、都に帰ろうとしましたが、御本尊は何としても動こうとせず、この地に留まると告げました。

それゆえ、ここにこの不動明王を御本尊として安置しました。

乱の平定後、朱雀天皇より神護新勝寺の寺号を賜り勅願所となりましたが、これが成田山新勝寺の起源です。

成田山新勝寺の開山となった寛朝大僧正と言う方は、宇多天皇の孫に当たり、916年に生れ11歳の時に出家されました。

仁和寺、東寺、西寺、東大寺の別当を歴任し、高野山の座主にまでなり、986年に行基菩薩、慈恵大師良源に次いで、日本で三人目の、真言宗では初の大僧正に成られた人です。

このようにして、成田山は関東を護る霊場として誕生した歴史をもっていて、また、征夷大将軍が支配していた歴史を持つ、関八州における不動尊として、高幡山金剛寺等と共に関東の三大不動尊として、人々の信仰を集めています。

毎年の初詣客についてみれば、関東では東京の明治神宮に次ぎ、川崎大師と二位を争う参詣者数であり、また、平時でも多くの人々が護摩を焚いての修法に参加する等、賑わっています。

人気の火付け役は、江戸時代のスター市川団十郎

関東を護る霊場として名高い成田山は、古くから民衆の絶大な信仰を集めてきました。古くは、源頼朝が平家追討を祈願したり水戸光圀が参詣する等、名門武将の信仰を集めました。

また、江戸時代末期に、農村の疲弊を救う策を様々講じたことで有名な二宮尊徳も一時、この成田山新勝寺に留まって断食参籠修業をし、尊徳を慕って追いかけてきた農民のところに帰って、農村の困窮を打開する改革を成し遂げたことは有名です。

さらに、何といっても成田不動尊の名を有名にしたことに功があったのは、江戸の花形歌舞伎役者の市川団十郎でしょう。

初代市川団十郎には、なかなか跡継ぎと成る男児が授からないでいましたが、熱心に成田不動に帰依し続けて、とうとう一子久蔵・後の二代目団十郎を授かることができました。

このことから、団十郎は成田屋の屋号を名乗り、また、不動明王が登場する芝居を売ったことも相まって、ますます成田不動は庶民の間の信仰を集めることとなったのでした。

江戸時代には、出開帳と言って、御本尊を江戸まで輿に乗せて運び、そこで芝居も行いましたから、民衆も喜んで集まり、御賽銭もたくさんあがったわけで、それが成田山隆盛へのもとになっていきました。

現代でも市川団十郎家は、成田山不動明王に帰依して、昔と変わらず成田屋の屋号を名乗って、日本の伝統芸能である歌舞伎の技を守り続けています。

徳川将軍家から秘仏不動明王、二童子を賜る等もあり、また江戸深川での最初の出開帳の折には、江戸城三の丸で桂昌院が御本尊に参詣しました。成田山旅宿を創設、深川不動堂としたのが、現在の成田山東京別院の初まりです。

毎年の初詣人出ランキングは明治神宮に次ぐ勢い

成田山新勝寺は、真言宗智山派の大本山の一つです。御本尊は、弘法大師空海が敬刻開眼した不動明王の御尊を御本尊として開山された、不動尊信仰の総府です。

その霊験御利益は数限りなく、数多の信仰を集めてきました。東京の高幡不動等金剛寺とともに、関東三大不動明王として有名ですし、全国各地に不動尊信仰を支える成田山があり、全国では71カ寺の別院・分院・末寺、教会等があります。

成田山新勝寺では、毎年1000万人を超える参詣者数を記録しており、初詣客だけでも、明治神宮に次ぐ勢いで大変に賑わっています。

広大な敷地を誇る境内は、車の祈祷をする交通安全祈祷殿や書道美術館、仏教図書館のほか、それぞれ趣のある池や東屋などを備えた広大な庭園が広がっています。

成田山公園は、総面積が16万5千平方メートルにも及び、それぞれ趣の異なる三つの池と、二つの滝があります。四季を通じて、折々の景観を楽しむことが出来、二月中旬から三月中旬には約460本の紅梅白梅が見頃を迎え、梅まつりが開催されます。

野点の茶会や琴・尺八等の伝統楽器による演奏会や、演奏会場の隣の西洋庭園では、甘酒が振る舞われる等楽しい催しが開催されます。

お経に親しみ法話を聞く会や写経体験、密教座禅等の体験や仏教文化講座では、毎年テーマを決めて開催されており、誰でも参加することができます。

平成28年のテーマは「仏教の寺院」で、アジアの国々や日本の各宗派における、寺院の歴史や現状を学ぶようです。

正面の壮麗な総門をくぐっていくと、仁王門があります。そこからまだ本堂を見ることはできず、仁王門をくぐって様々な肩書きの刻まれた石塔など見ながら階段を上がって行った先に、堂々とした本堂、右手には鮮やかな色彩の三重の塔が配置されていて見事です。

開山以来一日も絶えることなく護摩の火が焚かれ、さまざなな人々の芯願成就を祈っています。

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