甲子園を目指して!甲子園を沸かせた名投手・名選手

元読売ジャイアンツのピッチャーとして活躍し、今やプロ野球解説者としても有名な江川卓さんですが、高校野球時代の活躍や、話題性は凄まじいものがありました。

栃木県の作新学院に入学すると、1年生からエースとして活躍、栃木県内では初めての完全試合を成し遂げています。

145イニング連続無失点や、連続ノーヒットノーラン試合など、多くの記録を塗り替えましたが、ワンマンチームで打線が弱かったこともあり、甲子園出場の機会にはなかなか恵まれませんでした。

ようやく甲子園行きの切符を手にしたのは、3年生の春、1973年の選抜大会で、初めての試合は開会式直後の開幕戦となりました。

作新学院の江川という名前は、既に全国的に知れ渡っており、甲子園球場は満員の観客で溢れかえったいました。

スポンサーリンク

高校野球をもっと楽しむ!

6試合の登板で92奪三振、昭和の怪物こと江川卓

作新学院の相手は、優勝候補にも推されていた北陽高校でしたが、江川投手は初回からスタンドがどよめくほど圧巻の投球を見せ、バットにボールが当たると拍手が湧くほど、北陽打線のバットはことごとく空を切り、最終的には19奪三振の快投で、甲子園デビューを飾りました。

2回戦の小倉南戦では、7回を投げ10三振、準々決勝では四国の強豪チーム、今治西高相手にわずか1安打、20三振を奪い、優勝間違いなしと報道されるようになります。

準決勝は広島商の徹底した作戦もあって、ダブルスチールやエラーも絡み2点を失い、1対2で敗れましたが、名投手と呼ばれるには十分な投球でした。

3年生の夏に臨んだ最後の大会では、1回戦で柳川商相手に23個の三振を奪ったものの、延長15回の死闘となり、2対1で辛くも勝利を挙げます。

続く銚子商との対戦は雨の中での戦いとなり、1回戦に引き続き延長に突入、12回裏に満塁のピンチを迎え、最後に押し出しの四球を与えてしまい力尽きました。

高校野球史に残る決勝再試合で敗れた名投手、田中将大

楽天イーグルスのエースとしてチームを日本一に導き、メジャーに移籍後も活躍を続ける田中将大投手は、駒大苫小牧のエースとして甲子園を沸かせた名投手の一人です。

高校野球の世界では、2004年まで「白河の関越え」という言葉が存在していました。
白河の関とは、かつて福島県白河市に設けられていた関所のことです。

高校野球の歴史の中で、北海道や東北のチームが一度も優勝した経験が無かったため、優勝旗が白河の関を越えないという意味で使われていました。

その状況を初めて打ち破ったのが、2004年の夏の大会を制した南北海道代表駒大苫小牧です。

田中投手は、その駒大苫小牧のエースとして、翌2005年の選抜大会で初めて甲子園の土を踏み、戸畑高校相手に完投勝利を収めるという華々しいデビューを飾りました。

駒大苫小牧の2連覇を掛けて夏の大会に臨んだ田中投手は、日本航空戦から登板、調子が上がらない中で12個の三振を奪います。

登板を重ねるうちに調子も上向きとなり、決勝の京都外大西戦ではリリーフとして登板、4回3分の1を0点に抑え、見事胴上げ投手となりました。

3連覇が掛かった翌2006年の大会では、150km/hを超える速球と、高校生離れした鋭いスライダーに更に磨きをかけ、初戦の南陽工戦で、14三振を奪うなど順調に勝ち上がり、決勝戦ではエース斎藤佑樹投手を擁する、早稲田実業と相対することになります。

田中投手は体調が悪いまま大会に臨んでいたため、決勝では救援での登板となりましたが、先発ピッチャーが立ち上がりから不安定だったこともあり、3回裏から登板したものの、延長12回までに決着がつかず球史に残る決勝再試合となりました。

再試合でも救援登板となり、最終的に3対4と力尽きましたが、甲子園では通算12試合で8勝0敗102奪三振と、名投手に相応しい活躍を見せました。

決勝戦でノーヒットノーランを達成した松坂大輔

「昭和の怪物」江川卓に対して、松坂大輔投手は「平成の怪物」と呼ばれています。

特に1998年の夏の大会では、59年ぶりに決勝戦でのノーヒットノーランを達成しました。

初めて甲子園に登場したのは1998年春の選抜大会で、初戦で強敵の報徳学園と激突しましたが、6安打2失点に抑えチームに勢いをつけます。

続く3回戦の東福岡戦では、13三振を奪うなど2安打完封勝利、準々決勝の郡山高校戦も、0点に抑え2試合連続の完封勝利を挙げました。

準決勝では、強豪PL学園に僅差で勝利し、決勝でも関大一を破り、見事横浜高校を日本一に導きました。

この選抜大会では、松坂投手が一人で全試合全イニングを投げ抜き、45イニングで43三振を奪っています。

3年生として臨んだ夏の大会では、初戦の柳ヶ浦戦と2回戦の鹿児島実業戦で共に、9三振を奪う危なげないピッチングで勝ち上がります。

特に鹿児島実業戦では、後にプロ野球入りした杉内投手との投げ合いとなったものの、自らホームランを放つなど試合を決める活躍で、スタンドを沸かせました。

3回戦の星陵戦では13三振を奪う快投で完封勝利、準々決勝は宿敵PL学園と対決し、延長17回までもつれ込む接戦となりましたが、一人で投げ抜いたため投球数は250球となったものの、9対7と辛くも勝利を手にしました。

準々決勝の疲れを取るため、続く準決勝の明徳義塾戦は休養の予定でしたが、序盤から厳しい試合展開となり、1イニングのみですが登板することとなります。

疲れが残ったまま迎えた京都成章との決勝戦でしたが、初回から素晴らしいピッチングを見せます。

京都成章打線にヒットが出ていないことから、終盤はスタンドがざわめく中での進行になりましたが、見事ノーヒットノーランを達成し、春夏連覇を達成すると共に、高校野球の歴史にその名を刻みました。

スポンサーリンク

下部スポンサーリンク

下部スポンサーリンク

投稿日:

-スポーツ
-,

関連記事

大相撲観戦の流れとマナー

ここ最近、大相撲の人気が戻ってきています。 2016年初場所では、琴奨菊が日本人力士としては10年ぶりとなる優勝を果たし、同年秋場所では、豪栄道も全勝優勝を飾りました。 2017年初場所で優勝した稀勢 …

自分のレベルに合ったランニングの距離はどれくらい?

健康志向の方が増え、老若男女幅広い世代の方がランニングを始めるようになりました。 毎日朝早くから走りに行く方や仕事が終わって走り始めるという方も少なくありません。 自分の意志が強い方は決めたことを10 …

プロ野球選手に憧れる!ドラフト会議とは何?

プロ野球が創設されてから、新人を獲得するためには、当時プロ野球に在籍していた選手と、大学や高校などのコネがメインとなっていました。 ルールはないため、お金で大学の有望選手を引き抜くということも何度も行 …

ゴルフの基本知識:ゴルフの基本ルール「OB(アウトオブバウンズ)」

OB(アウトオブバウンズ)とは、ゴルフ初心者にとって避けがたいものでしょう。 要はプレー区域外とされる場所、あるいはその場所にボールを打ち込んでしまったことを指します。

フィギュアスケートの基礎知識:スケーティングの基本について

スケーティングにはトゥを使うことがありません 近年、フィーバーともいえるほど人気の高いフィギュアスケート。 自分もスケートリンクに行って、スター選手の真似をしようとされた方も多いのではないでしょうか。 …

楽天モーションウィジェット