馬術競技大会に出るには

乗馬には気品と優雅さがあり、憧れる方も多いのではないでしょうか。

乗馬するための馬術には、欧州発祥のブリティッシュ馬術と、米国発祥のカウボーイ乗馬を源流とするウエスタン馬術の2つがあります。

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馬術競技大会へ出場するためには

ブリティッシュ馬術

欧州の馬術は、古代ギリシアで発達し、クセノフォーンが認めた馬術書は世界最古とされます。
18世紀に、フランスのド・ラ・ゲリニエールは、ギリシアの乗馬技術を纏め、近代馬術の父と呼ばれています。

さらに19世紀に、ドイツのシュタインブレヒトは現代馬術の基礎をつくり、騎乗法や調教法が馬場馬術の基本となっています。

馬術競技大会で見られるブリティッシュ馬術は、上流階級の嗜みを模した流派で、馬と人の動きの正確さや美しさを重視します。
また乗り手の礼儀や、作法も重んじられ、公式の馬場では、燕尾服と山高帽の正装を要求されます。

女性の場合は、ドレスにつば付きの帽子、それに胸には花をつけるのですが、この服装をする人はほとんどいません。

乗馬での馬上スタイルは、手綱を比較的緊密に使い、馬への細かな指示を行います。
馬具はシンプルであり、鞍は脚を使い易くするために用いられます。

公式馬術競技大会で競われる種目のほとんどが、ブリティッシュ馬術

オリンピックをはじめとする、公式馬術競技大会で競われる種目のほとんどが、ブリティッシュ馬術から用いられています。

ではブリティッシュ馬術競技には、どのような種目があるでしょう。

馬術競技大会の総合馬術では、1日目に馬場技術競技(調教審査)、2日目に耐久競技(野外騎乗)、3日目に障害飛越競技(余力審査)となります。

2日目の耐久競技が馬術競技大会の最大の特徴で、平坦な馬場でなく、起伏のあるコースに非常に困難な障害を乗り越えなければなりません。

例えば下り坂を下りていきながら、低い障害を飛び越えて、大きな水濠へ飛び込む飛び込み水濠や、小高い丘を登り、低い障害を越えてから飛び降りる障害などがあるダービーバンケットです。

これらは乗り手の技術と、馬の体力と大胆さを問う競技です。
1日目と3日目の障害飛越競技は、それほど難しさはありません。

日本ではまだ馴染みがうすい

日本ではそれほど一般的でなく馴染みもない競技ですが、欧州では人気があります。

この障害を飛び越える競技は、障害物が置かれたコースを通過して競うもので、形式がいくつかありますが、採点は減点方式が基本的になっています。

障害に触れてバーが落ちたり壊れたら減点4、馬が障害を避けたり止まってしまう、または乗り手の意思に反して、勝手に円を書くように廻ったり後退する(不従順)と、反抗と見なされてやはり減点4を取られます。

この反抗を2回繰り返してしまうと失格になります。

減点が同点の場合は、障害の難度を上げて決勝戦が行われ、タイムが早い方を勝者とするなどで順位を決めます。

馬術競技大会の馬場馬術は、決められた広さの馬場で行われます。
決められた経路・決められた演技を行い、減点評価で正確性を競う規定演技と、音楽を流しながら自由に演技する自由演技があります。

どちらも正確さだけを競うのでなく、馬のはつらつとした動きや緊張もせずに柔軟に動くこと、騎手の指示した通りに従っているかも評価の対象となる、人馬一体の競技といえます。

日本や世界の馬術競技大会へ出場するには、日本馬術連盟に所属してB級以上のライセンスを取得する必要があります。

B級を取得するには、筆記と実技の認定試験に合格してC級をまず取りましょう。
B級はインストラクターのレベルで、JEF(日本馬術連盟)主催の競技大会や公式競技大会への出場資格となり、筆記試験と実技の認定試験があります。

さらにA級ではFEI(国際馬場連盟)公認国際競技大会の出場に必要となる資格で、国内での豊富な競技経験を積んでいることと、B級を取得していることが条件です。

オリンピックレベルとなるA級の場合は試験ではなく、書類審査の判定のみとなります。
競技大会は呼び名も色々とあり、上記のような資格を必要としない乗馬クラブ内で独自に開催されるものや、オリンピック選手選考会を兼ねた、日本馬術連盟主催のものまであります。

これらの大会に出場する情報は、乗馬クラブや所属している日本・都道府県馬術連盟からの案内で知ることができます。
また、都道府県の馬術連盟に所属する人々を対象とした各馬術連盟主催の競技会もあり、初心者を向けの競技も用意されます。

ときには国体の選考会を兼ねることもあります。

最後に

まずは乗馬クラブ選びが必要ですが、大会への出場をめざしているのなら、指導者と設備が整っている乗馬クラブを選ばなければなりません。

乗馬というと、費用がどのくらい掛かるのが不安になりますが、会員でなくはじめてならば、ビジターという制度を利用すると良いでしょう。

ほとんどの乗馬クラブで設けられている制度で、1回の騎乗が30分ほどで4千円から7千円くらいです。
会員になる場合は入会金として16万円ほどに会費が1万6千円、そして騎乗料として千数百円必要なようです。

そして乗馬が上手くなるためには、インストラクターとの相性も重要です。

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