初心者のための乗馬入門:乗馬用語を覚えよう


乗馬というのは、日本人にとってはあまり身近なスポーツではないかもしれませんが、動物と一緒にできる唯一のスポーツとして、全世界で親しまれています。

乗馬には大きく分けて2種類のスタイルがあります。

ひとつはアメリカ発祥の「ウエスタンスタイル」というものがあります。
これは、西部劇などで目にするカウボーイが乗っているスタイルです。

もうひとつはヨーロッパ発祥の「ブリティッシュスタイル」です。
これは、オリンピック競技として目にする馬場馬術や障害飛越などが一般的に知られています。

ウエスタンスタイルとブリティッシュスタイルで使う用語はそれぞれ違うものもありますが、今回は共通で使用されている初心者のための用語をまとめたいと思います。

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初心者のための乗馬用語

乗馬をするときに使う道具について

まずは、乗るために必要な道具の用語から説明します。

馬具(ばぐ)
乗馬をする際に馬に直接付けるための道具を、馬具と言います。

鞍(くら)、腹帯(はらおび)
鞍は、馬の背中の中央部分(馬の背)に、ゼッケンと呼ばれるクッション性と吸水性に優れたマット等を被せ、その後に鞍を載せます。
そして、鞍が動かないようにするために使う腹帯と呼ばれる幅広の帯を使って鞍と馬の胴体を固定します。
鞍の主流の素材は革でできていますが、価格によってはナイロン製のものなどもあり、初心者は最初に購入する場合はナイロン製を選ぶ人も多いです。

手綱(たづな)
手綱は、車でいうところのハンドル部分にあたる役割の道具です。
馬の顔に付ける頭絡(とうらく)と呼ばれる馬具の一部で、馬を左右に動かしたり静止させたりする際に使用します。
乗り手はこれを手に持って、馬とコンタクトを取ります。
この手綱の使い方は、ウエスタンスタイルとブリティッシュスタイルで大きく異なります。
また、手綱を含む「頭絡」は、馬の性格によって使い分けることもあります。

鐙(あぶみ)
鐙は、馬の背中に乗せている鞍から左右に下がっており、馬に乗り降りする時や乗っているときに足を乗せるものです。
馬術や乗馬では鞍に座るように跨がって騎乗するため、乗る人の足の長さに合わせて低く下ろして使用することが多いですが、障害飛越競技などではやや高めに鐙を上げることもあります。

基本的な動きの用語について

次に基本的な動きの用語を説明します。

常歩(なみあし)・ウォーク(walk)
常歩は英語でウォークと言い、馬の動きで一番基本となる動きです。
4本の足(四肢)が1本ずつ地面から離れて歩くため、まず初心者はこのゆっくりとした動きに合わせて馬に馴れていきます。
止まった状態で馬のお腹を軽く蹴って合図を送ります。
馬によっては反応が鈍い子もいれば反応が敏感な子もいるため、まずは初心者にとって安全な反応が少し鈍い子に乗ることが多いかもしれません。

速歩(はやあし)・トロット(trot)
速歩は英語でトロットと言い、常歩よりスピードが少しアップします。
4本の足のうち、対角線にある2本の足が同時に地面を離れるため、常歩よりも上下に大きく揺れる動きが特徴です。
歩き出した馬に対して、さらにお腹を蹴って合図を送ります。
車で次のギアに入れるようなイメージです。
動いている状態の馬に対して合図を送るのは、最初は難しいかもしれませんが、ここまではすぐに出来るようになります。

駆足(かけあし)・キャンター(canter)
駆足は英語でキャンターと言い、速歩よりさらにスピードがアップします。
4本の足が同時に地面から離れ、馬の体全体が大きく動くことが特徴です。
スピードは違いますが、競馬の馬がレース中に走っている走り方がこれにあたります。
これは、2段階目のスピードの速歩の状態で、さらにお腹を蹴って合図を行います。
速歩は上下の動きも大きく、体も揺れているため、常歩から速歩へのスピードアップよりも難しく感じます。

その他の用語について

乗馬をする上で知っておくべきその他の用語を説明します。

馬場(ばば)
馬場は、乗馬をするための場所を指します。
一般的な乗馬クラブの馬場は、馬が飛び出していかないように周囲を柵で囲ってあり、安心して練習を行うことができる場所です。
多くの乗馬クラブでは屋外の馬場ですが、大きな乗馬クラブや公共の施設では屋内馬場を設置しているところもあり、雨天時でも乗馬を楽しむことができます。

馬房(ばぼう)
馬房は、馬が暮らす個室です。
餌を食べたり眠ったりする部屋で、季節により風通しができたり防寒ができる窓や扉が付けられています。
乗馬クラブでは扇風機やエアコンなどを完備しているところも多くあります。

蹄鉄(ていてつ)
蹄鉄というのは、馬の爪の裏に付けられているU字型の鉄を指します。
これは、乗馬用の馬には必要不可欠な靴の役割を担っています。
野生の馬は、自分たちの意思で走ったり休んだりすることで、爪の長さが一定に保たれていますが、乗馬用の馬は人間の意思で運動などをさせることから爪の減りが早くなるため、それを防ぐ役割をしています。
また、多くの国では幸運が舞い込むお守りとして玄関などに飾られていることもあります。

最後に

用語を理解して乗馬をすることで、初心者でも楽しく乗馬を始められることでしょう。

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