遠泳の泳ぎ方

水泳が得意という人でも、遠泳はちょっと苦手という人がいます。

単に泳ぐことができるという人は数多くいますが、ある程度の速度を決まった距離を泳ぐということには長けているものの、長い距離を泳ぐことは苦手という人が、案外多いのが特徴です。

同じ水泳でも、遠泳は普通の状況とは求められるものが違うのが実情です。

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遠泳はマラソンのような感覚で行うべし

例えば、足が速い人が持久走など長距離走が得意かと言われれば、そうとは断言できません。これは、求められる筋肉が全く異なることがあるためです。筋肉は、速筋と遅筋の2つがあります。

速筋は、瞬発力を生むものであり、遅筋は長い時間運動する際に、効果を発揮します。腕をたくさん動かして速く進もうとすれば、速筋が必要であり、長く泳ごうとすれば遅筋が欠かせません。

こうしたことから、遠泳はマラソンのような感覚で行う必要があり、遅筋をできるだけつけることが求められます。

どれだけ水泳が得意でも、この遅筋がなければ満足に泳ぐことができません。今の泳ぎ方が速筋向けの泳ぎ方であることを考慮すれば、遅筋向けの泳ぎ方を習得することが大切です。

ゆっくり長くが合言葉であるため、省エネを心がけた泳ぎ方というものが求められます。普段の水泳での泳ぎ方は、最初からエネルギーを使い切るような感じであり、これでは1キロ、2キロ、場合によっては5キロ10キロも行う遠泳を、こなすことはできません。

まずは遠泳での泳ぎ方、普段の水泳での泳ぎ方の違いを知り、習得することが大切です。そして、やり方がわかれば、それに関連した練習を行い、少しずつ距離を伸ばすことで克服することになります。

遠泳をうまくいかせるフォームの安定

遠泳を成功させるためには、省エネな泳ぎ方というものを習得しなければなりません。そのために必要なこととして、できるだけバタ足をしないことが求められます。バタ足は、簡単に推進力を得られるプロペラのような存在です。

その分、エネルギーを消費することから、バタ足をできるだけしないことが大切です。つまり、手を動かし前に進むというのが遠泳の基本スタイルです。バタ足をしないで泳ぐには、足にビート板のようなものを挟み、腕だけの力で泳ぐ練習が必要です。

最初のうちは、進むのにかなり一苦労であることを思い知らされ、いかにバタ足の力がすごいかということがわかります。裏を返せば、上半身の筋力が足らないということでもあるため、上半身だけでもある程度の推進力を得られるようにしておけば遠泳だけでなく、普段の水泳でも効果を発揮します。

あとは、ゆっくり泳ぐことを意識するということです。遅筋は、長くゆっくりとした動きに対応しています。それを鍛えるには、実際にゆっくり泳ぐことを心がけることが、練習としても大事です。

最初のうちは数百メートルでバテバテになり、疲れてしまいます。それを段々と距離を伸ばしていき、その過程でフォームの安定を図れば、おのずと距離は伸びていきます。

遠泳に必要なフォーム、筋肉をつけてしまえば、あとは平常心で泳げば大丈夫です。遠泳のために筋トレを強化する必要はなく、ランニングなどで持久力を鍛えることも必要ありません。

遠泳で必要な体力は、遠泳でつけるというのが基本であり、だからこそ身に付き、長い距離を泳ぐことができます。

遠泳のコツはとにかく焦らないこと

遠泳初心者にとって忘れてはならないのが、とにかく焦らずに泳ぐことです。遠泳を始めるにあたり、恐怖感が伴う人がほとんどですが、その理由として、足がつったらどうするか、疲れたらどのように休めばいいのかなどの不安があるためです。

遠泳は基本的に海で行うため、プールで泳ぐのとはわけが違います。クラゲがあらわれ、刺されたくないから焦ってしまう人もいるなど、平常心でいかに泳ぐかが求められます。

そのためには、常に同じフォームで一定の速度を心がけることで大丈夫です。クラゲがいた、ライバルに先を越されたなど、急にスピードを上げるなどして身体に力が入ることで余計な力を消費し、結果として泳ぎが雑になり、足をつるなどの恐怖を味わうことになります。

遠泳はタイムを競うものではなく、泳ぎ切ることがよいことだとされています。なので、まずは泳ぎ切ることが大事です。 遠泳は度胸試し、忍耐力など精神面を鍛えるために行われることがほとんどです。

ということは、精神を安定させるということが何より大切ということがわかります。焦らないようにするためには、なぜ焦るのかを自問自答することも必要です。

すると、その理由がわかり、それを対処してしまえば、焦ることもなくなります。

泳ぎ方のコツは、実際そこまで高度なものではなく、とにかく省エネで泳ぐということさえ守れば後は心配ありません。最終的には精神面がものを言います。気合を見せる必要はなく、淡々と同じスピードで泳げばいいだけのことです。

それを可能にさせるのが、プールなどで少しずつ長い距離を泳ぐ練習であり、それに勝るものはありません。

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