世界遺産・厳島神社のおすすめ観光方法

厳島神社

広島県が世界に誇る厳島神社は、世界遺産登録されるよりもずっと前から、瀬戸内海と調和する美しい社殿と、象徴的な大鳥居が織りなす芸術的な風景に、国内外からの憧れが集まっていました。

有名な観光地のなかには、地元の人にはあまり人気がなく、いつでも行けるから行かないといったところも少なくないのですが、厳島神社は違います。

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厳島神社を堪能しよう

広島市内からのアクセスが良いということもあり、四季折々、参詣に訪れる人が多く、不動の「一番好きな観光地」になっています。

広島の人は「厳島神社」という名称より、「宮島」と親しみを込めて呼んでいて、特に予定の無い休日など、気軽に「宮島へ行こう」となります。

日本三景のなかでは、最も幸せな観光地かもしれません。

宮島のメイン観光地はやはり、厳島神社です。

ここをお参りせずして、宮島は語れません。

瀬戸内海の美しい景観そのものを境内にしているかのように、海にせり出すように誇らしく建つ寝殿造りのお社は、離れたところからの景観も素晴らしいのですが、回廊を渡ってこそ、建築様式そのものの素晴らしさを味わうことができます。

壮麗な朱塗りの社殿のなか、今にも平安貴族とすれ違いそうな廻廊を進むほどに、貴重な世界遺産を体感できる幸福感に満たされます。

潮が満ちているときであれば、足元のすぐそばにまで波が打ち寄せ、陽の光で照らされた波間の輝きが社殿に反射してゆらめくさまは、時を忘れる情緒に満ちています。

観光ポスターなどで有名な、舞楽の蘭陵王の舞いなどが見られれば言うことなしなのですが、旅行のスケジュールが舞楽が演じられる神事の日にうまく合えば良いものの、なかなかそうも行きません。

でも、社殿にたたずんでいるだけで、雅な平安の舞いが脳裏に浮かんでくるような、そんな不思議な雰囲気がある場所です。

パワースポットという言葉がありますが、神様のお社が建てられる地は、他の土地とはやはり何かが違っているのかもしれません。

時間が合えば引き潮の時がおすすめ

引き潮の折の参拝となり、満ち潮のときの社殿に照り映える光の乱舞が見られないときには、別の楽しみがあります。

潮がもっとも引いているとき、なんと、大鳥居の真下まで歩いて行けるのです。

海に浮かぶ写真で有名な、あの大鳥居に手で触れることもできるのです。

この大鳥居とのふれあいを楽しみたいばかりに、旅行の日程や時間帯を干潮に合わせて計画する人もいるほどです。

間近で見る大鳥居のスケールは、映像や写真では到底想像しきれないほどです。

これも、世界遺産の象徴に、直に触れることのできる貴重な体験です。

絶景が望める弥山

厳島神社は社殿と大鳥居だけではありません。

社殿の背後にそびえる宮島の最高峰、標高約535メートルの弥山(みせん)にもお参りしてこそ、厳島神社の観光を堪能したと言うことができます。

ロープウェーがあるとは言え、峻険な山への登山ということになりますので、通常の観光旅行、とくにツアーなどでは難しいかもしれませんが、弥山に登ることによって、宮島の真の魅力に気付けるはずです。

厳島神社の社殿と大鳥居が平安の雅を伝えているとするならば、弥山は密教や修験道のミステリアスな雰囲気をも漂わせている、歴史ファン垂涎のエリアです。

弥山の名の由来は、弘法大師が霊地を探し求めて宮島に立ち寄った折、山の姿が須弥山に似ていることから名付けたと伝えられています。

御堂を建てて、100日間の求聞持の修法を行った弥山本堂には、不思議な火が燃えています。

806年に弘法大師が修法を行ったときの霊火が、1200年たった今も「きえずの火」として燃え続けているのです。

この火には大茶釜がかけられているのですが、それで沸かした霊水を飲むと万病が治るといわれています。

また、幸運を得ることもできるともいわれていますので、そのご利益を求める人で、弥山は日々、ひそやかな賑わいをみせているのです。

まさに、宮島随一のパワースポットと言えましょう。

弥山本堂から頂上までは、巨石に驚かされる登山道が続くのですが、頂上からの眺望は、瀬戸内海屈指の絶景です。

初代内閣総理大臣の伊藤博文は、弥山頂上からの眺めを「日本三景の一の真価は、頂上の眺めにあり」とまで褒め称えたとのこと。

少し旅程を変更してでも、その眺望を体験しておきたいものです。

猿や鹿には注意して

観光客でにぎわう社殿のあたりとは一変、深山幽谷の趣がある弥山の山頂付近は、時間帯によってはサルが多くいるときがありますので、目を合わせるなどの刺激をしないように注意しましょう。

動物といえば、社殿付近にもいる鹿にも要注意です。

油断していると手荷物に顔を突っ込まれ、お菓子などを横取りされてしまいます。

食べ物ばかりか、大事な手帳など紙類も狙われますので、鹿を見たらさりげなく遠ざかっておくのが安全です。

鹿に気を付けつつ、参道で焼きたてのもみじ饅頭をほおばるのも旅の楽しみの一つです。

最後に

宮島には、平安の美を伝える厳島神社ばかりでなく、毛利元就が中国地方制覇の重要なカギとなった戦を制した古戦場や城跡もあり、戦国時代ファンにとっても垂涎の地です。

一言では到底語り尽くせない宮島の魅力、ぜひ訪れて実際に確認し、楽しんでいただきたいものです。

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