漫画の実写化は、原作のファンとしては賛否両論あるでしょう。ほとんどの作品が、漫画の世界を壊してしまい、ファンを泣かせています。
しかし、その中でも唯一実写化が大成功したものがあるのです。今回は、大成功した漫画についてまとめていきましょう。
『ダメな私に恋してください』
『ダメな私に恋してください』は、中原アヤによる漫画です。漫画の方はすでに完結していますが、実写化が決まった段階では、まだ完結していませんでした。
実写化に伴い、主人公を演じたのは、深田恭子さん。また恋する相手をディーン・フジオカさんを起用し、大成功を収めています。
アラサーの主人公を、深田恭子さんが演じたことで、原作よりもはるかにかわいいアラサーが誕生しました。服装やヘアスタイルなどは女性から見ても可愛いらしく、毎週ドラマを楽しみにしているファンもいたようです。
原作に比べると、可愛らしさが全面過ぎるような気もしないではないのですが、それでも大人の恋愛をニヤニヤしながら観ていたファンをも多かったようです。
また、ディーン・フジオカさん演じる黒沢が、ツンデレタイプの男性ということもあって、毎週悶えていたという女性も多いのです。
さらに、今までディーン・フジオカさんという俳優の存在を、知らなかった人達の認知度が上がったドラマとも言えるでしょう。
イケメンに眼鏡という、女子大好物の作品。実写化が大成功した、一つの漫画と言えるのではないでしょうか。
『逃げるが恥だか役に立つ』
こちらの作品は、2016年の話題作。
誰でも知っている「恋ダンス」を生み出したドラマです。海野つなみによる漫画が原作となり、2016年10月にドラマ実写化されました。
元々の原作では、そこまで魅力的なメンバーではなかったのですが、ドラマにすることで、それが生かされた作品と言えるのではないでしょうか。
特に、主人公であるみくりを新垣結衣が演じることで、男性ファンを得ることができましたし、星野源が女性に不慣れな役を演じるということもあり、注目されていた作品でもありました。
しかし、第一話の段階では、そこまでの期待度がなかったようでしたが、ドラマのエンディングで星野源の『恋』に合わせてキャストが躍る斬新さに、視聴者は驚きました。
インターネット上でもかなり話題になり、注目度が跳ね上がったのです。初々しい二人の関係に、毎週もやもやした人も多かったのではないでしょうか。
最終話になる前から、『逃げ恥ロス』などと言う言葉が出てくるぐらい、愛された作品と言えるでしょう。
ドラマが放映されている段階では、原作はまだ完結していませんでした。
『アイアムアヒーロー』
花沢健吾による漫画が、原作です。こちらは、映画化されました。売れない漫画家である鈴木英雄に、突如襲い掛かる日常を描いた作品です。
主役でもある鈴木英雄を演じたのは、俳優の大泉洋さん。配役が決定された段階で、大成功を匂わせる作品となりました。実際に映像化されてみると、英雄を演じた大泉洋さんは、はまり役なのかもしれません。
謎の感染症から、ゾンビたちが街中を動き回る世界なので、日常とは異なる部分ではありますが、英雄のコミカルさや、時にカッコイイ姿に感動したファンも多いのではないでしょうか。
海外でも評価された作品の一つです。原作の終わり方については、多少論争されたようですが、映画に関しては漫画と切り離して考えればよかったのかもしれません。
ヒロインたちもハマり役であり、長澤まさみや有村架純などを起用し、男性ファンからも人気になっていました。
実写化することによって、リアルすぎることやグロテスクな表現があることで、女性はちょっと引いてしまう部分があるものの、原作の世界観を崩さずに再現した作品と言えるのではないでしょうか。
『3月のライオン』は豪華なキャストが魅力
『3月のライオン』は、羽海野チカが手掛ける漫画です。ヤングアニマルにて連載中の将棋漫画なのですが、これが老若男女に関わらず大人気です。
人気のある作品の実写化というのは、かなりハードルが高いものなのですが、主人公を神木隆之介さんが演じるとわかった段階から、これは大成功だと感じた人も多かったのではないでしょうか。
主人公である零の、大人びた雰囲気と闇を抱えている部分をうまく表現できるのは、彼しかいないとも言えます。さらに棋士という特殊な世界を描いている為、個性的な俳優がたくさん出演しているのも魅力です。
前編・後編と二部構成で作られた作品です。原作ファンならずとも楽しめる作品になっていますし、棋士の世界を知るきっかけになった人もいるでしょう。
漫画の方はまだ連載中なので、どんなエンディングを迎えるのか楽しみにしているファンも多いようです。
最後に
漫画の実写化には、賛否が伴ってしまうことはある程度予想されて行われているとは思いますが、原作の世界観を崩すことなく実写化してもらえるとファンからの非難は少なくなるかもしれません。
漫画の実写化は、簡単そうで見えてハードルが高いのかもしれません。
その世界観を崩すことなく映像化することができれば、原作ファンも虜にすることができるのでしょう。
原作ファンならず、初めて見る人も面白いと思える作品が、増えていくことを期待しましょう。
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