鹿島アントラーズは、J1リーグに所属する日本のプロサッカークラブです。日本のサッカーの歴史はまだ浅いですが、鹿島アントラーズは、1992年の日本プロサッカーリーグ発足当初から加盟したクラブです。
その当時、チーム数は10チームだったことから、「オリジナル10(テン)」の一つに数えられます。
実は歴史が古い鹿島アントラーズのクラブ情報
鹿島アントラーズのクラブ情報を遡ると、さらに古い歴史が見つかります。クラブの前身は住友金属工業蹴球団ですが、このチームが創設されたのはなんと1947年のこと。
終戦直後から活動しているサッカークラブです。これは、オリジナル10の中でも歴史のあるクラブに数えられます。チーム名のアントラーズは、英語の「アントラー(Antler)」から採られており、意味はシカの枝角です。
これは、ホームタウンの茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮の神鹿にちなんでいます。クラブマスコットも鹿を採用しており、「しかお」と「しかこ」いうキャラクターがいます。
1998年には二匹の間に子供の「アントン」が誕生しました。チームのホームスタジアムは、茨城県立カシマサッカースタジアムです。約4万人を収容できる大きなスタジアムで、サッカー専用のスタジアムになります。
このスタジアムで数々の名試合が開催されましたが、国際試合にも使用されており、2002年のFIFAワールドカップの競技場にも選ばれました。
アントラーズの試合になると、サポーターカラーの赤でスタジアムは埋め尽くされ、とても美しいスタジアムになります。またスタジアムグルメは、J1リーグ屈指と言われており、人気メニューにはモツ煮やハム焼きです。
クラブ情報をもとに数々の栄光の歴史を紐解く
サッカーには各国、その国を代表するチームがあります。例えばスペインならレアル・マドリードやバルセロナ、イタリアならACミランやユベントス、ドイツならバイエルンミュンヘンなどが有名です。
では日本でJ1リーグの盟主はどこかというと、異論はあるでしょうが、鹿島アントラーズはその筆頭だと言っても良いでしょう。
Jリーグの最初期から参加していることもその一因ですが、何と言ってもこれまでに獲得したタイトルを並べれば分かります。鹿島アントラーズは、国内の三大タイトルと言われるJ1リーグ、Jリーグカップ、そして天皇杯において史上最多の、19回の優勝回数を誇ります。
さらにサイドカップや、アジアの大会などを含めると30回ほどの優勝回数になります。
J1リーグができてまだ約25年ですから、毎年はなにがしかのタイトルを獲得していることになるというすごいクラブです。また2007年から2009年のJ1リーグにかけて史上初の三連覇、2000年度には史上初の国内三冠を達成するなど多くの記録も持っています。
記憶に新しいところでは、2015年にアジアチャンピオンズリーグを制し、アジア王者に輝くと、2016年のFIFAクラブワールドカップでは、決勝戦でレアル・マドリードに敗れはしましたが、準優勝に輝き、あと一歩で世界王者となるところまで上り詰めました。
過去に在籍した選手には、ジーコ選手、ビスマルク選手といったブラジルの選手、本山雅志選手、内田篤人選手といった日本代表選手など多くの名選手を輩出しています。
そんな数々の栄光に彩られた歴史を持つ鹿島アントラーズは、名実ともにJ1リーグの盟主と言っても過言ではないでしょう。
悲願のFIFAクラブワールドカップ制覇へ
現在、クラブの監督を務めるのは石井正忠監督は、2017年で3年目です。真面目そうな見た目ですが、激情家で、すぐに涙がこらえきれなくなる姿にファンも多いようです。
J1リーグの監督の中ではかなりのデータ派で、スカウティングビデオや相手チームの分析には余念がありません。しかも映像は自分で編集することもあるといいます。
チームのフォーメーションは、ディフェンダーからフォワードまで一直線に並べたオーソドックスな4−4−2です。静かに試合に入り、相手の戦術を受け止めた上で勝ちをつかむことのできる、どっしりとした横綱相撲ができるチームと言えます。
攻撃の特徴としては、ポジションチェンジが多く、流動的で厚みのあるサイド攻撃と、強力なフォワード陣を擁するチームですが、やはり中盤の出来がチームの浮沈を決めるでしょう。
中盤の底に位置し、ゲームの指揮をとるのは小笠原満男選手です。クラブのレジェンドプレイヤーであり、アントラーズに多くのタイトルをもたらしました。
前年、中盤でコンビを組んでいた柴崎岳選手がスペインのクラブチームに移籍したことにより、この選手の穴を埋められるかどうかが、鍵になるようです。
同じポジションの永木亮太選手を筆頭に、注目していきたいところです。
あと一歩で世界王者に届いた経験をもつアントラーズにとって、目標は国内だけでなく、海外にも向けられています。サポーターにとって、戦いの舞台がアジアや世界につながっているのは、大きな魅力でしょう。
2016年の健闘ぶりを考えると、もう一度クラブワールドカップの舞台にたち、世界初の快挙を成し遂げる実力は充分にあると言えます。
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