サガン鳥栖は、プロサッカークラブです。1997年に創設され、1999年からJリーグに加盟しました。
ホームタウンは佐賀県鳥栖市ですが、鳥栖市以外にも佐賀市で試合を開催したり、唐津市にはクラブ直属の下部組織があったり、佐賀県が一体となって運営しているクラブです。
九州の雄、サガン鳥栖のクラブ情報
県外からの観戦者が多いクラブであり、観客動員数の約3割が県外からの観客です。クラブ情報によれば、これは鹿島アントラーズに次いで2位の数値となります。
チーム名のサガンの由来は、本拠地である佐賀(さが)はもちろんのこと、砂岩(さがん)にもかけられているといいます。ひとつひとつは小さな砂粒でも、集まれば硬い砂岩になる、そんな砂岩のように小さな力を結集していこうという願いが込められているようです。
クラブマスコットのウィントスは、佐賀県の県鳥であるカチガラスがモチーフになっています。クラブカラーはブルーとピンクです。
サガン鳥栖のホームスタジアムは、ベストアメニティスタジアムです。収容人数は約2万5000人と、中規模のスタジアムですが、選手との距離が近いと好評です。
スタジアムに足を運べば、クラブのスローガンであるPASSION(情熱)とONE(ひとつ)をかけあわせた「PASSIONE(パッシオーネ)」という掛け声を聞くことができるでしょう。
クラブ情報によれば、2017年現在、サガン鳥栖が獲得した主要タイトルはありません。Jリーグにおけるクラブの最高成績は、2012シーズンと2014シーズンに記録した5位です。
天皇杯では、2013シーズンに準決勝に進出しました。
雌伏15年!サガン鳥栖のクラブ史
すっかりJ1リーグに定着したサガン鳥栖ですが、サガン鳥栖がJリーグに加盟したのは1997年です。Jリーグでは新たに参加したクラブチームは、下部リーグから徐々に、上のリーグまで昇格していく必要があります。
サガン鳥栖が、もっとも上のディビジョンであるJ1リーグに昇格したのは2003年のこと。実に15年もの長い間、J1リーグ昇格という、悲願を追いかけ続けました。クラブには、長い苦闘の歴史があります。
そもそもクラブが設立した当初、チームは満足にサッカーができる体制ですらなかったといいます。スタッフは少なく、事務所すらありませんでした。練習着すら他のチームに借り、地元高校に借りたこともあったほどです。
1998年にチームとしての体制が固まりはじめ、クラブは株式会社サガン鳥栖として法人化、翌年にはJ2に昇格しました。しかし、J2リーグでは連戦連敗を喫します。
2003年には、28試合勝ち星なしという不名誉な記録まで作ってしまい、J1昇格など夢のまた夢といった状態にありました。
チームが好転し始めたのは、2006年のシーズンです。松本育夫監督の決断によって、新外国人選手を補強し、在籍していた選手を大幅に入れ替えるという、危険な賭けが功を奏し、過去最高の4位となります。
その後、昇格まで足踏みすることになりますが、岸野靖之監督が就任した2008年には、天皇杯で準々決勝まで進出するなどチームの地力は確実に増していきます。
そして尹晶煥(ユン・ジョンファン)を監督に迎えた2011年、J2リーグを2位で終了し、ついにJ1リーグへの昇格が決まりました。
J1リーグ昇格と誰もが驚いた快進撃
Jリーグに加盟してから15年の年月をかけて、ついに昇格を果たしたサガン鳥栖。2012年シーズンは昇格1年目ということもあって、「降格確実」と予想する評論家もいるなど、周囲の予想はあたたかくはありませんでした。
サガン鳥栖は、その予想を覆すミラクルを起こします。
第3節の横浜FM戦で初勝利をあげて以降、チームは順位を上げ続け、早々とJ1残留を確実にします。それどころか、一時は3位になるなど優勝争いにも加わりました。
最終順位は5位となりましたが、優勝したサンフレッチェ広島とともに、2012年で最も賞賛されたチームとなります。好調を支えたのは、豊富な運動量を生かしてのプレッシングと、ボールを奪ったらすぐに攻撃に転じるショートカウンターです。
その戦術で最大のキーマンになったのは、フォワードの豊田選手。豊田選手の特徴である、前線からのプレッシングとリーグ屈指のスピードはチームの戦術にピタリとはまり、自身はリーグ戦19得点を挙げ、ベストイレブンに選出されました。
また、鳥栖で行われるホームゲームでは無類の強さをみせ、リーグ最高の勝率も記録します。
2013年シーズンは12位に沈みますが、翌2014年シーズンは5位になるなど、J1リーグでもやれることを証明しました。
近年は10位前後の成績を収めていますが、チームが安定してきている以上、そろそろ上位進出、そして優勝を望むファンの声も増え始めています。
15年前には誰も予想もしなかったことが起こるのが、サガン鳥栖のサッカーです。
これからのシーズンは、どんな奇跡をみせてくれるのか、今後もサガン鳥栖の活躍は見逃せません。
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