清水エスパルスは、サッカー王国の静岡にあるプロサッカーチームです。
本拠地は静岡県の静岡市にあります。ホームスタジアムは、約2万人を収容できるIAIスタジアム日本平スタジアムです。
清水エスパルスのクラブ情報を見てみる
エスパルスというチーム名は、静岡県とサッカー、清水の共通の頭文字であるS(エス)と心臓を意味するPulse(パルス)に由来します。
エスパルス(心臓の鼓動)という言葉で、サッカーを愛する県民や、市民の胸の鼓動や高鳴りも表現しています。クラブカラーはオレンジです。これは静岡県の名産である、ミカンのカラーを用いています。
フレッシュでテクニックに秀でたチームのプレースタイルと共に、とても爽やかな印象を与えるチームです。
日本のサッカークラブと言えば、企業が親会社になっているケースが多いですが、実は清水エスパルスは、そういった企業の母体を持たない唯一のサッカークラブとして誕生しました。
そのため、地域との繋がりが密接で、ファンサービスに定評があり、市民の豊かな生活を応援するような事業を展開しています。サッカークラブの運営だけでなく、市民大会への協賛や地域行事などへの参加も、クラブの大切の事業です。
清水エスパルスは、1993年のJリーグ発足から参加する古豪のチームですが、クラブ情報を見てみると、実はまだJ1リーグでの優勝はありません(セカンドステージの優勝はあります)。
カップ戦の優勝も一度と、ライバルのジュビロ磐田の後塵を拝しています。そのためか、エスパルスは、ジュビロ磐田に並々ならぬ対抗意識があり、両者がぶつかる静岡ダービーは、大きな盛り上がりをみせます。
静岡ダービーは屈指の盛り上がり
清水エスパルスのクラブ情報として欠かせないのが、ダービーマッチです。
ダービーマッチとは、同じ地域のチーム同士で行われる試合のことで、海外ではイギリスのマンチェスターを拠点とする2つのチーム、マンチェスターユナイテッドとマンチェスターシティの「マンチェスターダービー」、イタリアではミラノを拠点とするACミランとインテルミラノの「ミラノダービー」などが有名です。
ダービーマッチは、お互いのプライドがぶつかり合う熱い試合になることが多く、J1リーグ戦の中でもひときわ注目を集めます。
ダービーの結果が、その後のチームに与える影響は大きく、ダービーを制すると、その後のシーズンが好調に繋がることも多く、ただの1試合ではない価値があります。
チーム同士の応援合戦も見ものです。もしかするとシーズンで一番の盛り上がりを見せる試合になるかもしれません。
日本でもっとも有名なダービーマッチといえば、静岡ダービーでしょう。静岡をホームタウンとするチームは、清水エスパルスの他に、静岡県磐田市にあるジュビロ磐田があります。
ダービーが始まったのは、J1リーグが創設される前の、日本サッカーリーグ時代に遡り、J1リーグ発足以降も何度も名勝負を繰り広げてきました。いわば伝統の一戦。
ジュビロ磐田は、J1リーグの強豪として知られる強いチームですから、ダービーマッチはいつも死闘になります。対戦成績は、清水エスパルスの17勝5分22敗と若干水をあけられていますが、試合はいつも盛り上がり、優勝争いが絡むシーズンには、ダービー戦のチケットは入手が困難になることもあるほどです。
若手主体のチーム編成で上位進出を狙う
静岡県は、サッカー王国と呼ばれます。県内にはサッカーの強豪校が多く、静岡県出身のプロサッカー選手は非常に多くいます。
そのため、静岡県を本拠地とする清水エスパルスには、地元出身の有望株が集まる環境にあります。近年のシーズンからエスパルスは、若手主体のチーム編成に変わっており、とてもフレッシュなチームになりました。
登録選手の中には、10代の選手も見られて、20代の選手も非常に多くいます。ベテランが多いゴールキーパーの中でも、極端に若いのが高木選手です。落ち着きがあり、かつピンチにはアグレッシブに対応できる、若手の注目株です。
ディフェンダーにはユースから昇格した立田選手、ドリブルが得意なサイドバックの松原選手などがいます。フォワードも、人材は豊富です。北川選手は、期待の若手ストライカー。スピードと正確性で、今年は二桁得点を期待できます。
金子選手は運動量が多く、前から積極的にプレスをかけられる選手です。まだ鄭大世(チョン・テセ)選手のバックアッパーとしての起用が多くなるかもしれませんが、期待の秘密兵器として試合をかき回してくれそうです。
そして最注目なのが、エースナンバーの10番をつける白崎選手。まだ23歳と若い選手ですが、創造性のあるプレーで一気にチームの顔になりました。
ファンタジスタタイプでありながら、攻撃に守備によく走れる選手で、まさにチームの要といえます。イケメンの選手ですから、女性人気も高い選手です。
今年の活躍次第では、日本代表入りもあるかもしれません。
今年のエスパルスは、若手のエネルギーと持ち前の攻撃力を生かして上位を狙います。