地球環境を守る資格:樹木医

人や動物が病気になったりけがをしたりするように、樹木も具合が悪くなることがあります。

元気だったはずの木が、いつの間にか枯れてしまいそうになる時もあります。

庭の木を病院に連れて行くことはできません。

そこで登場するのが、樹木のお医者さんの樹木医です。

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樹木医の仕事にはどんなものがあるか

樹木は具合が悪くなっても、言葉でそれを伝えることができません。

いやな虫がついても体をゆすって振り落すことができません。

大切な枝や根を切られても、悲鳴を上げることすらできません。

樹木医は葉の様子、花の付き方、枝や根の状態を見て、樹木を診察します。

木の幹をたたいた時の音で、その木の健康をチェックすることもあります。

人間のお医者さんが聴診器で体の中の音を聞くのと似ています。

もし病気が見つかれば治療を行わなければなりません。

薬を使ったり時には手術が必要になったりするのも、人間のお医者さんと同じです。

樹木は庭以外にもいろいろなところに植えられています。

たとえば学校。校庭の周辺には、よく日本の花である桜の木が栽培されています。

公園にもたくさんの種類の木が栽培されています。夏の暑い日には木陰で休む人もいるはずです。

道路には街路樹があります。

こういった木も病気になったり具合が悪くなったりすることがあります。

これらの木を定期的に見て回って、危険な状態になっていないかを調べなくてはなりません。

それも樹木医の大切な仕事になっています。

樹木と人間の関係性は

樹木は私たち地球上で暮らしている人間の生活と、とても深いかかわりがあります。

電気やガスがない時代には木がとても大切な燃料でしたし、木の実や果実も食料として欠かせませんでした。

地球上の森には多くの動物がいましたし、落ち葉は畑の肥料にもなりました。

ですから人々の暮らしは森のそばでないと成り立たなかったのです。

ですが今私たちの地球上の生活は近くに森がなくても、不便なことは何もありません。

料理のためにたき木を集める必要はありません。

家畜は牧場で育てられ、木の実や果実はスーパーマーケットでいつでも手に入ります。

地球上で生活をする周辺に樹木が栽培されていなくても、全然困ることはありません。

それでも人間は、身近に樹木を植えようとします。

そこに木があるだけで、私たちは生活に潤いを感じます。

木の葉の色合いを目で見て、季節が変化したことを感じ取ります。

並木道を歩いてみれば、気分が落ちついてさわやかになります。

でもそこに植えられている木は、もともとそこにあった木ではありません。

人間の都合で植えられたものです。

その上人間の都合で枝を切られたり、傷つけられたりもします。

自然の中よりもとても厳しい地球環境の中で生きているので、どうしても病気になったり弱ったりしやすくなってしまいます。

そういったことも、樹木を診る医師が必要な理由の一つです。

内科的治療と外科的な治療

日本のあちこちにその土地の人々に親しまれてきた大きな木や古い木があります。

神様のようにまつられていたり遠くからその木を見に、多くの人がやってくるような木もあります。

それらの木も何らかの原因で弱ってしまったり、枯れそうになったりすることがあります。

長年大切にしてきた木を何とか守りたいという人もたくさんいます。

その思いをかなえるための方法を考えたり、実際に治療に取り組むのも樹木医です。

あまり気が付かないところで、さまざまな仕事を行っています。

一般的に樹木医を名乗れるのは、財団法人日本緑化センターの研修を受けた人だけになります。

通常は古木や老木を診察することが多く、その治療方法には人間と同様に外科的治療と内科的治療があります。

外科的治療では、幹や枝の腐った部分の切除や削った部分の保護、元気な枝の移植などを行い、内科的治療では樹木の発育状況、あるいはさまざまな障害による浸食具合に応じて、発育剤やホルモン剤を注入していきます。

樹木医の資格を持つ人は現存する樹木の治療ばかりでなく、後継の樹木を保護していくという役目もあります。

資格を取得するためには

樹木医の資格を取得するためには、日本緑化センターの研修を受けなければなりませんが、この研修を受けるためには樹木に関する実務経験が必要になってきます。

その実務経験というのは、大学および研究所の教職員、研究者、または大学院生。地方公共団体や国の農林関係、緑化関係の人。農林業や緑化の公益法人や会社の職員や役員。農林高等学校、専門学校の教職員。造園業、植木生産業、農業、林業などの従事者、あるいはこれらのOBで、実績がある人を対象にしています。

この研修を受講するには試験を受けなければなりません。

この試験は7年以上樹木に関係する仕事を経験しないと、受験することができません。

ただし樹木についての勉強ができる大学や、専門学校を卒業して樹木医補という資格を取っていれば、1年以上の経験で受験をすることができます。

研修はおよそ2週間にわたって行われ、全部で16科目を勉強します。

基本的には1日1科目で翌日の朝、その科目のテストがあります。

1日かけて教わったことを次の朝にはテストされるわけですから、授業中は一つも聞き漏らさないようにみんな真剣に取り組みます。

この研修が終わると資格を取ったと認定されます。

最後に

樹木を守っていく民間資格の一つが樹木医です。
この資格は日本緑化センターの研修を受けなければなりませんが、この研修を受けるためにも試験が必要になっています。
樹木の診断や繁殖に実績がある人がこの資格を取っています。

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-仕事・資格, 民間資格

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