チケットが取れないほど人気のある歌舞伎の演目3選


日本の伝統芸能の一つである歌舞伎。

特に人気の高い演目を紹介します。

スポンサーリンク

歌舞伎のおすすめの演目

1.仮名手本忠臣蔵

年末の大型時代劇でもおなじみの忠臣蔵を演目にしたのが、竹田出雲と三好松洛、並木千柳の合作「仮名手本忠臣蔵」です。

この作品は人形浄瑠璃から生まれた歌舞伎の演目の中でもかなり人気があり、チケットが中々取れない程です。

昔からお客さんの不入りの際にもこの演目を出すと沢山の方が観に来てくれるので、江戸時代には独参湯という薬にもたとえられるほどでした。

また、ドラマや史実と比べて多少設定が違うので、とても新鮮に観る事が出来ます。

その理由は、江戸時代は風紀の取り締まりが厳しく、実際にあった出来事をそのままの演劇として上演する事が出来なかったからだそうです。

仮名手本忠臣蔵は「太平記」の世界に置き換えられ、登場人物の名前も有名な大石内蔵助は大星由良助義金(おおぼし ゆらのすけ よしかね)、浅野内匠頭は塩冶判官高定(えんや はんがん たかさだ)、吉良上野介は高師直(こうの もろのう)という名前で登場します。

そして、赤穂浪士の討ち入りまでの物語とともに、大石内蔵助の妾おかると早の勘平重氏(はやの かんぺい しげうじ、忠臣蔵の赤穂藩士萱野三平)をめぐる悲劇や様々な人間模様が描かれているのもこの演目の特徴です。

ちなみに初演はというと、人形浄瑠璃では1748年8月に大阪の竹本座、歌舞伎では同年12月に大阪嵐座にて行われました。

全12段ある大変長い演目なので、上演時間によっては現行では大序、三段目と四段目、落人を挟んで、五段目と六段目、七段目という構成で上演されることが多いです。

この後に討ち入りを入れる場合もあり、1974年の国立劇場では普段上演されない二段目・八段目・九段目だけを上演したことがあったそうです。

こういうところも歌舞伎の面白さでもあります。

2.勧進帳

市川宗家のお家芸歌舞伎十八番の1つ「勸進帳」は、助六や暫とともに最もチケットが取りにくい演目として有名です。

元々は能の安宅を元に作られ、初代市川團十郎が1702年に星合十二段に取り入れたのが始まりとされ、五代目市川海老蔵がそこに能を取り入れ1840年江戸河原崎座にて初演されました。

ですから、松羽目物の先駆けとしても知られています。

内容はというと、頼朝の怒りをかった弟義経一行が奥州へ向かう際に通った加賀国安宅の関の様子を歌舞伎にしたもので、義経らは山伏に変装し通過しようとしますが既に山伏に変装しているという情報が関所の富樫左衛門に伝わっており、弁慶は勧進帳と見せかけた巻物を読み上げてなんとか関所を通過します。

しかし義経によく似たものが居ると気づかれ、そこで弁慶が変装がバレないように義経を激しく叩き、そこまでして通過しなければいけないのかと胸を打たれた富樫が一行を見逃すという内容です。

ちなみに、いかにも何かを読んでいるように見せかけて、実は即興で物事を言っているさまを「勧進帳」というのは、この演目からきているという事で、そのくらい世間に影響力のある作品ともいえます。

そして、この演目の見どころはというと、何といっても弁慶の荒事の豪快な演技や延年の舞、飛び六方です。

中でも最後の飛び六方は成田屋の見せ場の1つとして有名な場面でもあり、有名なエピソードとして、1955年に中国で上演された勧進帳で二代目市川猿之助が弁慶を演じ、花道を飛び六方で退場した時に、あまりの感動から観客の拍手が鳴りやまずカーテンコールを行ったという話があります。

3.菅原伝授手習鑑

「菅原伝授手習鑑」は、義経千本桜や仮名手本忠臣蔵と並んで、歌舞伎三大傑作の1つとして知られる演目で、三大傑作の中で最も早くに上演された作品です。

また三段目「車引」「賀の祝」や四段目切の「寺子屋」は独立して上演される事が多く、寺子屋に関しては上演回数がとても多いので、そこだけは見たことがあるという方も結構いらっしゃいますが、全五段通してとなると中々観劇する事も少なくチケットも取りにくいのではないでしょうか。

そんな菅原伝授手習鑑は、二代目 竹田出雲、三好松洛、並木千柳などの合作で誕生し、1746年8月大阪竹本座において人形浄瑠璃として初演され、歌舞伎では同年の9月京都中村喜世三郎座において初めて上演された演目です。

内容はというと、作中では菅丞相(かんしょうじょう)と呼ばれる菅原道真公が失脚してから天神となるまでの物語を中心に描かれ、家臣の子「梅王丸・松王丸・桜丸」の3つ子が敵と味方になってしまう悲劇、そしてかの有名な「飛梅」伝説、天神様につきものの木像・牛のお話などを歌舞伎にした作品です。

また現在でも人気の演目として知られていますが、初めて上演された当初から菅原道真公の学問の神様としての世間への影響や貴族の政争の影響、ドラマティックな内容などが世間にうけ、高い評価を得ていました。

ちなみに、四段目の「寺子屋」が非常に多く上演されるという理由は、学問の神様を題材としていることや松王丸が菅秀才の首を確認するという重要な名場面があるためですが、松王丸を演じる役者はこの場面に関してその家ごとに型があるという事でこの演目の見どころの1つともなっています。

スポンサーリンク

下部スポンサーリンク

下部スポンサーリンク

更新日:

-エンタメ, 舞台・ライブ
-,

関連記事

ブルースにハマるきっかけとなったアーティスト

私は最近、昔の歌をよく聞くようになったのですが、そんな中でも特に好きになったのがブルースの音楽です。

いま読みたい!連載中の感動できる少年マンガ

私がお勧めする少年マンガは尾田栄一郎作の「ワンピース」です。 現在83巻まで出ており、日本だけでなく海外にも人気のマンガです。

実写化されているオススメ漫画3選

普段マンガを読まない人でも、漫画作品が実写ドラマや映画になったことで、原作を読んでみようと思う方も多いのではないでしょうか。 ドラマや映画も楽しめるのですが、尺の都合で省かれてしまうシーンがあったり、 …

歌って踊って演技もできる!マルチな才能を持つ男性芸能人3選

最近の芸能人は、ジャンルにこだわらず、いろいろな仕事をしています。 本来、歌手であったりお笑い芸人であっても、お芝居をしてドラマや映画に出演したり、反対に俳優であった人が、歌を歌ったりしているのを、よ …

スキャンダラスな恋愛の海外ドラマ、ゴシップガールの面白さや魅力

ゴシップガールはアメリカのテレビドラマです。 シーズン6まで制作されました。 まだ見たことがない方へ作品の見どころなどを紹介します。

楽天モーションウィジェット