レジャー好きを仕事に!旅行・観光に関する資格「観光ビジネス実務士」

「観光ビジネス実務士」は、JAUCBと呼ばれる全国大学実務教育協会に加盟する大学、短期大学において、観光業の基礎と専門的な内容の科目、計30単位を取得すると与えられる資格です。

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「観光ビジネス実務士」になるには

主に、観光の一線で活かせる知識と実務を、机上と時にはインターンシップなどで実技を学び、積極性と国際的な舞台で活躍できるコミュニケーション能力を養うことを目的としています。いわば、将来的にみて旅行業のエキスパートになるひとを育成する資格とも言えます。

就職先で見る一般的な例では、旅行会社でのツアープラニングや営業販売、ツアーコンダクター、空港センディング、海外の現地の手配をするランドオペレーターです。また、ホテルや旅館のスタッフ、航空会社の客室乗務員やオペレーション業務、県や市の観光局でのコーディネーターなど選択肢も幅広いです。

2017(平成29)年現在で、JAUCBに加盟する大学・短期大学は全国に208校、その中で「観光ビジネス実務士」の講義を行なっているところがあります。必須科目は「観光総論」と「観光ビジネス論」、ロールプレイングなど実践的な授業も取り入れている「観光実務論」の、計6単位です。

選択科目は、基礎的な知識の「観光学」や近年の動向と業界について学ぶ「観光ビジネス」、「ビジネス実務」が各4科目8単位以上あり、計24単位以上が資格取得に必須となります。

在学中は、みんなで楽しい旅をプランニングする「旅行研究会」や英語のサークル、外国人が多く集まるイベントなどに積極的に参加することをおすすめします。大学の講義で学び、多くのひとと触れ合う事が、自身の大きな財産になります。

「観光ビジネス実務士」として働く

「観光ビジネス実務士」の講義では、業界の柱となる全体の旅行業に加え、ホテルや旅館といった宿泊業、飛行機・電車・バスなどの運輸サービス業についての知識を学びます。大学・短期大学を卒業後に、直接ホテルや旅行会社、航空会社などの各現場で働くことができます。

旅行会社では、ツアーのプラニングから予約手配、セールスから添乗員といったい、ろんな職種があります。大きな会社では業務がセクションごとに分かれていますが、小さなところでは一人何役もこなすこともあります。

航空会社は、キャビンアテンダントでお馴染みの客室乗務員、地上職と呼ばれる空港の航空会社の受付カウンターで仕事を行なう、グランドスタッフが一般的といわれています。

ホテルでは、コンシェルジュやレセプション、リザ-べーション(予約)、料理飲料部(フード&ビバレッジ)など、いろんな仕事があります。日本人が多く訪れる観光地で、特に女性は外国のホテルで働くチャンスが多くあります。

行政職としても「観光ビジネス実務士」の活躍の場が、用意されています。各自治体では、訪日外国人観光客の誘致に向けて、近隣の自治体と連携する動きが活発化しています。国際チャーター便の実施や、現在メジャー化しつつあるLCC(格安航空会社)の定期便の新設は、地域に経済効果をもたらすといわれています。

国際便の開設や自治体連携は、空と陸のアクセスがよくなります。台湾や香港、またはタイやインドネシアなどの、東南アジアの旅行会社を招聘して行なうファムトリップといわれる下見ツアーでは、県や市の観光局の職員が中心となって活躍しています。

観光協会で、訪日外国人観光客だけでなく、日本人向けに地域の魅力を伝えるために現地発着のツアーをプラニングするのも「観光ビジネス実務士」の仕事のひとつといえます。

「観光ビジネス実務士」の将来像

「観光ビジネス実務士」で英語などの外国語ができる、または旅行会社での勤務やツアーコンダクターとしての経験を重ねることで、ランドオペレーターの会社で働くことができます。

ランドオペレーターは、日本人が海外へ行った際の現地のツアーのプランニングと、予約手配をする仕事です。業界では、一般的にアウトバウンドと呼ばれています。また、政府の掲げる観光立国日本の推進と、近年の円安による訪日外国人観光客の増加によりインバウンド・ビジネスが好調です。

従来のランドオペレーター業務は、外国の現地で日本人向けにツアーをプランニングしていました。今後は、今までより一層外国人観光客向けに、日本でツアーのプランニングをする機会が増えるといわれています。

ランドオペレーターの会社は日本にも点在していますが、外国にも多くあります。特に、学歴や年齢よりも実力が評価されることも多いので、よりよい条件を求めてのジョブホップやヘッドハンティングも決して珍しくありません。

一定の単位以上を取得することで「観光ビジネス実務士」になれますので、在学中に「国内旅行業務取扱主任者」などの観光関連の資格や、観光英語検定2級・3級の試験にチャンレンジされるのもよいでしょう。

特に、「国内旅行業務取扱主任者」の試験は、大学・短期大学の講義と直結しているものも多くあります。語学に関しては、途中までやった分が貯金になるので、毎日短時間でもコツコツやっていくことをおすすめします。

レジャー好きを仕事に、「観光ビジネス実務士」の資格を取得することで、いろんな明るい未来が待っています。

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