皆さんは、こんにゃくについてどのようなイメージをお持ちですか?
料理の幅が狭い、何から作られているのかよくわからないなど、このような考えをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は是非そのようなこんにゃくに対するイメージを覆していただきたいと思います。
これを読んだ後、今晩のおかずはこんにゃくで決まりです。
手軽でおいしいこんにゃく
コンニャクと言えば、玉コンニャクや刺身こんにゃくなど、居酒屋でサラリーマンのおじさま方が食べられていたり、おじいちゃんおばあちゃんの家に行った際におからと和えたものが出てきたり・・・と、若い人たちはあまり手を付けない食材なイメージ。
しかし、最近では、若い女性の方にブームのようです。
よくスーパーでまとめ買いをする若い女性の方々をおみかけします。
実は、こんにゃくはダイエットの強い味方なのです。
クックパッドでも、コンニャクレシピが日々更新されています。
ニーズが増えてきている証ですね。
そもそもこんにゃくってなに?
原材料の面影が一切ないコンニャク。
そもそも一体何からできているのでしょうか?
それはズバリ、お芋です。
ジャガイモを想像したそこのあなた、惜しい!
イモはイモでも、こんにゃくに使用されているのはサトイモ科のおイモです。
コンニャクイモ(蒟蒻芋)と呼ばれています。
そのままな名前で分かりやすいですね。
このコンニャクイモを粉状(またはすりおろし)にし、水と共にこねた後、石灰乳、炭酸ソーダ水溶液と混ぜて煮沸し、固め、コンニャクが作られます。
こんにゃくがダイエットに良い理由
コンニャクがダイエットに良いポイントは以下にあります。
1.低カロリー
実は、全体の95%以上がが水分でできています。
だから、いくら食べても太らないのです。
2.弾力
コンニャクにはぷるぷるとした弾力があります。
つまり、よく顎を動かさないと呑み込めません。
よって、咀嚼回数も多くなります。
顎を動かすことによって顔周囲のシェイプアップにもつながります。
また、かみ続けることにより満腹中枢が刺激され、あまり食べなくても満腹感を感じることができます。
3.体を温める
コンニャクには体を温める効果もあります。
冷え性でむくみやすい人にも効果的な食材といえるでしょう。
体を温める食材には実は見方があり、寒い地方で収穫された食材や黒っぽい食材、地下でエネルギーを蓄えていた食材などが挙げられます。
こんにゃくは黒く、また原材料のコンニャクイモは地下でエネルギーを蓄えながら育ちます。
他に身体を温める効果のある野菜とも相性抜群。
野菜とコンニャクを一緒に摂ることにより、より体を温めることになり、健康体になります。
こんにゃくを使ったさまざまな料理
身体のシェイプアップや冷え性にも良いと、良いとこ尽くしですが、メニューが一定で飽きそう・・とお考えの方もいらっしゃると思います。
しかし、アレンジ次第で、コンニャクを使用したメニューの種類は何百、何千にもなります。
コンニャクといえば、もともとは和食に使われていた食材。
フレンチなどではあまり見かけませんよね。
実際こんにゃくは東南アジアで広く分布しており、消費国は日本や韓国など、アジアで食べられています。
よって、洋食のメニューに使われることがないのです。
しかし、コンニャクでおいしいイタリアンをつくることができます。
私はよく、スパゲティー用のクリームソースを糸こんにゃくと一緒に和えて食べています。
これが、実はおいしい。
こんにゃく自体の味が薄いので、全然食べれてしまいます。
最近のコンニャクは、すでに灰汁が抜かれているものが多く、生臭さも取ってあるので臭いの心配もありませんし、なにより、調理が簡単です。
他にも、こんにゃくに味噌を塗ったものにとろけるチーズ、塩コショウ、茎野菜をかけてアレンジしたりしています。
ハンバーグに糸こんにゃくを小さく切って入れたものもおいしかったです。
春巻きに入れても楽しめそうですね。
このように、こんにゃくの料理においての使用方法は様々で、和風に限定されず、イタリアンや中華といった様々なジャンルに広がっています。
最後に
調理方法も様々で、スーパーなどで気軽に安く購入することができます。
保存期間も長いので、まとめ買いをして、あと一品ほしいなんて時のにも活躍してくれるでしょう。
まだ、世界には広まっていないものの、様々な料理が生まれることで、これからどんどん発信されていくかもしれませんね。