航空関係の仕事をしたい人にピッタリの資格:航空工場整備士

航空機に関係している技術者は、航空機の安全性や経済性を考慮しながら設計、デザインから各部品加工や操縦装置、着陸装置といった部分機構の組み立て、試作、試験、製造までを受け持っています。

さらに安全運航するための整備計画も立てます。

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航空技術者の役割は重要

日本の航空機設計、製造技術は世界のトップレベルですが、政治的な制約によって民間航空機などの機体は、部分の設計、製造に限られています。

その中で海外のメーカーから依頼を受けた部分について設計、製造を行います。

製造過程を担当する技術者は、生産スケジュールの決定から部品加工の精度の確認、効率的な製造ラインの設計、実際の製造までを担当します。

旅客機などを運行する航空会社で働いている技術者は、安全性や経済性などを考えてもっとも効果的に機体を整備する方法を考えます。

国の研究機関で働く技術者は、機体の軽量化など航空機の基礎研究や超音速旅客機の開発に参加している技術者もいます。

航空機を作る技術者は、安全で経済効率の良い航空機の設計から製造、整備までを受け持ち、人々が安全快適に空の旅を楽しむことができることを常に考えて仕事を行っています。

その緻密な設計や繰り返し行う試験、慎重な組み立て作業や作業工程のチェックがあってこそ、安全快適な空の旅が約束されるわけですから、航空技術者の担う役割は重要になっています。

技術も語学力も必要

日本の航空機製造技術は世界でトップレベルですが、日本で独自にすべてを開発製造できるのは戦闘機とヘリコプターだけで、大型機の設計製造は限られています。

そこで外国のメーカーが新しい航空機を開発するときには、日本から技術者グループを参加させるなどの、国際協力も担っています。

わずかなミスも許されない仕事になりますので、緻密で粘り強く、数学、物理に秀で独創性のある人に向いています。

航空機の製造開発には多くの技術部署があり、一人ですべての技術を身に着けるのは不可能です。

したがって、各部署との交渉や調整ができる協調性も必要になってきます。

大学で学んだ知識だけでは通用しないことが多いので、就職後の長期の実務経験が必要ですから、勉学意欲は欠かすことができません。

また、心身ともに健康であることも要求されます。

さらに仕事の上で国外の文献や研究報告書を読む必要性があること、外国の航空機メーカーとの共同開発などが多いことから、語学力をつけておくことが非常に重要になってくる職業になっています。

キャリアアップにつながる航空工場整備士

航空機の技術者になるための専門の資格は、特にはありません。

大学の工学部や理学部を卒業して航空機製造会社や航空会社、あるいは公務員試験に合格して国の研究機関などに採用されるのが一般的になっています。

大学院の修士課程以上を修了した人も多くなっています。

航空機の技術者としての必要な免許や資格はありませんが、取得しておくと有用な国家資格として、航空整備士(1~3等)、航空工場整備士、航空工場検査員、技術士があります。

こうした資格を取得しておくと仕事の幅が広がりますので、キャリアアップに大いに役立ちます。

航空工場整備士は、整備や改造を終えた航空機や装備品が安全基準に適合しているかをチェックするための国家資格です。

航空機は大型化、ハイテク化が進み、航空整備士が行う整備のみでは細部のチェックが大変に難しくなっています。

航空工場整備士の仕事は、機体構造や計器、無線通信器など9つの専門分野ごとに限定して整備業務を行い、飛行のために厳重な安全の確認を行っていくことが仕事になっています。

合格率は50%以上

航空工場整備士の受験資格は18歳以上で、2年以上航空機の整備及び改造の経験を有する者が受験できます。

ですから20歳以上でないと受験ができないということです。

試験は年2回実施されていて、3月と7月に行われています。

会場は東京や大阪、那覇で行われています。

学科試験と実地試験が行われていて、学科では航空工学(航空力学および航空機の取り扱い)、専門科目(9分野の限定を受ける業務)、航空法規等が出題されています。

実地では整備の基本技術、整備及び改造に必要な品質管理の知識、限定を受ける業務についての整備、および改造等に関する知識及び、技術の実地試験が行われています。

限定を受ける業務の9分野は、機体構造、機体装備品、ピストン発動機、タービン発動機、プロペラ、計器、電子装備品、電気装備品、無線通信機器になっています。

毎年受験する人数は少ないのですが、合格率が50%以上と、製造会社や航空会社で実地を重ねてきていますので、二人に一人は合格しています。

なお学科の合格者のみが、実地試験を受けることができます。

最後に

航空機はハイテク化が進んできて、航空整備士だけでは細部の点検ができないという現状があります。
細部の点検を行っているのが、航空工場整備士です。
各整備士が専門分野を持ち、その部分だけを専門的に整備しています。

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