航空関係の仕事をしたい人にピッタリの資格:航空工場検査員

特に高い安全性が求められる乗り物と言えば航空機が真っ先に挙げられますが、その安全を守るために需要な役割を果たしているのが、航空工場検査員という仕事です。

人命を守るという大きなやりがいと責任感を感じられる仕事なので、航空関係の仕事を目指す場合はぜひ取得しておきましょう。

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航空工場検査員の仕事とは

航空機は空という危険の高い場所を航行する乗り物であるため、安全性が特に重視されます。

何万という膨大な量の部品から成り立っている航空機について高い知識を持ち、各部品のチェックや整備などを適切に行ってトラブルを発見し、大惨事を未然に防ぐという重大な使命を負っています。

航空機の安全に関わる仕事は何種類もありますが、その中でも航空機の製造や修理など機体に関わることが正確に行われているかをチェックする仕事が航空工場検査員です。

ミスがあれば直接航空機の不具合に直結し、乗務員や乗客の命を大きな危険にさらしてしまうことになります。

このため不備を見逃さない慎重さや、それを可能にするだけの高い専門知識と経験が求められます。

航空工場検査員を目指す場合、経済産業省が行っている試験に合格する必要があります。

間接的に多くの人の命に関わり、求められる責任の重い仕事であるため国家資格を持っていなければ従事することができません。

試験はそれぞれの部品ごとに航空機や航空機用原動機、空気調和装置用機器などの様々な種類に分かれています。

航空工場検査員の試験は難しい?

航空工場検査員の資格は高い専門性を求められる国家資格であるため、難易度はかなり高いと言えます。

合格基準は法律関係や製造、修理の方法などの科目試験について約70%、それ以外の科目は約60%の得点が必要です。

試験の種類は様々あり、それぞれに定められた科目を全て合格する必要があります。

難易度は各試験によってかなり幅があり、合格率を見てみると航空機だと約30%、航空機用原動機では約22%、航空機用プロペラでは約58%となっています。

回転翼では50%で降着装置は約15%、発電機は約45%に空気調和装置用機器が約46%です。

飛行指示制御装置と統合表示装置は約48%、航法用電子計算機は約53%です。

この他、レーザージャイロ装置や回転翼航空機用トランスミッション、ガスタービン発動機制御装置は約14%から20%ほどなのでかなり難しいと言えます。

合格率は高くても約60%程度しかなく、10%代という非常に難しい科目もあるので、かなり勉強をしておかなければ合格できないでしょう。

専門性が非常に高い試験なので、独学ではまず不可能だと言えます。

航空工場検査員の収入

専門的な知識や技術を持ったプロフェッショナルは収入も高くなる傾向にありますが、航空工場検査員も例にもれず高収入を見込むことができます。

平均でも約500万円ほどの年収を得ることができるので、努力して国家資格を取得しただけの甲斐はあると言えるでしょう。

もちろん就職してすぐに高収入が得られると決まっているわけではありませんが、一般的な他のサラリーマンと比べれば高い水準にあると言えます。

また、ひと口に航空工場検査員と言っても、勤務する企業によっては社内資格や役職が設けられているので、全員が同じ収入ではありません。

社内資格を取得することで、より責任の重い役職に就くことができれば当然収入は高くなります。

高収入を目指す場合は、就職して終わりではなく社内資格などをしっかり調べ、常にスキルアップを図っていく向上心が必要となります。

収入が高いということは、それだけ求められるスキルや責任も重くなるということなので、良いことばかりではありません。

慎重さや責任感をしっかり持ち、人命を任されているという自覚をもって誠心誠意取り組むことが大切です。

航空工場検査員試験の基本情報

航空工場検査員の試験を受ける場合、受験資格は特にありません。

言ってしまえば知識のない素人が興味本位で受けることもできるのですが、合格するためには当然非常に高い知識が求められます。

受験科目には免除項目も設けられており、大学や専門学校で航空工学などの専門知識を身に着けた人に対しては一部試験科目が免除されます。

この他、他の特定国家試験に合格した人や、過去にその科目に合格した人など、条件に応じて独自の免除項目があるので確認しておきましょう。

試験には区分ごとに4科目から7科目ほどありますが、一度合格すればその後連続で3回までは免除されるため、一度の受験で全ての科目に合格する必要はありません。

試験の申し込みは毎年6月下旬から7月上旬の間の10日間程しかないので、忘れずに確認して提出しておく必要があります。

実際の試験は10月上旬に2日間設定されており、指定された日を受けることになります。

受験地は東京のみなので、遠方に住んでいる場合は受験するたびに東京まで赴かなくてはなりません。

受験料は試験の種類ごとに8,000円かかり、収入印紙で事前に納付することになります。

最後に

航空工場検査員資格は難易度も高く、簡単に取得できるものではありません。
しかし航空機や人の命を守る非常に重要な仕事なので、やりがいを求める人には最適だと言えるでしょう。
合格するためには専門学校などに通ったほうが確実なので、計画性をもってチャレンジすることが大切です。

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