ブクブクはどんなゲーム?
ブクブクはトリックテイキングゲームの一つです。
トリックテイキングゲームというと、カードゲームの中でも実力もさることながら、最初に配られたカードの内容によってかなり有利不利の差が生じてしまう、運の要素の大きいゲームだと思っている人も多いのではないでしょうか。
確かにブクブクも1つ1つのトリックや1回のゲームだけを見ると運の要素も大きいかもしれません。
ですが、1回のゲームが終わったら、その回に使った手札をそっくりそのまま隣のプレイヤーに渡して次のゲームをすることもできるようになっており、プレイヤー間の運による差があまり出にくいように考えられています。
その分、実力がより大きく発揮されるカードゲームだということもできるでしょう。
基本的にトリックテイキングゲームは同じような種類のカード、つまりトランプのようにスートと数字だけで区別されるカードを使うことが多いのですが、このゲームでは意味合いの異なる3種類のカードを使います。
そのために、1ゲームが終われば自分の使ったカードをそっくりそのまま隣のプレイヤーに引き渡すようなこともできるようになっているのです。
3種類のカードですが、まずは灯台カードがあります。
それぞれ1から12までの数字が書かれています。
2つ目は天候カードです。
こちらは1から60までの数字が書かれています。
また、その中に小さく浮輪のイラストが描かれているカードもあります。
最後は浮輪カードです。
これは得点になるカードであり、なくなれば負けになるカードでもあります。
ブクブクの基本的なルール
プレイ人数は3~5人、プレイ時間は30分ほどです。
各トリックで出すカードは天候カードです。
一方、取るカードは灯台カードになります。
できるだけ大きな数字の書かれた灯台カードを取ることがないようにして、浮輪カードを失わないようにしながら各トリックを進めていくことが基本的な目的となります。
実際のゲームの進行ですが、まずプレーヤーは3人から5人が適当です。
各プレイヤーには天候カードが12枚ずつ配られます。
3~4人の場合は天候カードが余りますが、残った天候カードはゲームには使用しません。
一部の天候カードには浮輪のイラストが小さく描かれていますが、各プレイヤーは手札の浮輪の個数だけ浮輪カードを受け取り、自分の前に並べておきます。
一方で、灯台カードは全て山札として場の中央に置きます。
各トリックは、山札の灯台カードから2枚を開けて場に置くことから始まります。
続いて、各プレイヤーは手札から1枚ずつ選んで場に出すのですが、その際、表向きではなく裏向きにして出します。
全員が手札から1枚を出し終わった時点で、カードを表向きにします。
最大の数字を出したプレイヤーが2枚の灯台カードのうち、数字の小さい方を取ります。
そして、次に大きい数字を出したプレイヤーが大きいほうの灯台カードを取ることになります。
取った灯台カードは表向きにして自分の前に置きます。
また、各自が出した天候カードは、自分が出したものだということが分かるようにして脇によけておきます。
1回のトリックが終わったら、その時点で最大の灯台カードを出している人は浮輪を一つ失います。
そして次のトリックに移るのですが、各回のトリックで新たな灯台カードを取った2名は、既に灯台カードを取っていれば、そのトリックで取った灯台カードをその上に重ねて置きます。
つまり、以前に取った灯台カードは無効になるわけです。
このようにしながら、各トリック終了時にその時点で最大の灯台カードを出している人が常に浮輪を一つ失ってゆくのです。
天候カードは各12枚ですから、12回のトリックが終わった時点で1ゲーム終了です。
残っている浮輪の数がそのまま得点になります。
ブクブクのゲーム進行とポイント
もし途中のトリックで浮輪が0になってもまだ負けにはなりませんが、浮輪が0の時点でさらに浮輪を失うような事態になれば、その時点でゲームから脱落し、得点はマイナス1点として計算します。
要はブクブクと沈んでしまったというわけです。
このゲームのポイントとなるのは、確かに大きな数字の灯台カードはできるだけ取りたくないのですが、場に出された2枚の灯台カードのうち、大きいほうの数字を取るのは2番目に大きな天候カードを出した人だということにあります。
つまり、中途半端に大きな数字を出すと、大きな数字の灯台カードを取る可能性が高くなるということです。
もう一つのポイントは、新たな灯台カードを取ると以前の灯台カードは上書きされて消えるということです。
つまり、自分が出している灯台カードの数字と、場にある灯台カードの数字とをにらみながら、あえて灯台カードを取りに行くという戦略も場合によっては必要になるということです。
ちなみに、天候カードにおける浮輪イラストは、中くらいに大きい数字の天候カードに描かれています。
つまり中途半端に大きい数字、大きな灯台カードをゲットしてしまいやすい数字には、その分浮輪も与えられるということで、ゲーム的には非常にバランスが考慮されています。
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