自分のセンスや感性で!彫刻を習ってみよう


図工や美術の授業で彫刻をしたことがある方は多いでしょう。

本格的に趣味として始めることも奥が深くておもしろいです。

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彫刻の魅力

彫刻の素材には、粘土、木、石、そしてブロンズなどがあります。

そして技法によって二つに分けることができます。

ひとつは粘土のような可塑性のあるものでかたちをつくっていく「塑像」があります。

もうひとつは木や石を彫っていき、ある目的の像にするもので「彫像」といいます。

いずれも彫刻に違いはありませんが、手法は大きく違います。

どれも立体の像をつくることになります。

まずはデッサンから

教室や講座で習う際には、クロッキーやデッサンの練習も加えて行うことが多いです。

その理由は、彫刻では立体的にどこの方向から見ても、像が成立しているように表現していくのが普通です。

したがって形がしっかりとれていることが必要になります。

そのために、しばらく集中してデッサンの基本を身に付けた方が、のちのち自分の思ったように彫刻を仕上げていくことが早くできるようになります。

そしてそのデッサンは、彫刻を実際につくりながらでも調整のために行うこともありますし、彫刻そのものがデッサンの作業ともいえます。

たえず対象を見つめる作業を集中して行うことになります。

彫刻のおもしろさ

最初のうちは人を対象にするとしても、粘土で手や腕、頭部など一部を作ることから始めるかもしれません。

腕だけでも様々な表現ができます。

もしかしたら腕ばかり作るようになるかもしれないぐらいです。

それほど作り始めたら、いろいろなところに表現のおもしろさがあることに気づかされます。

さらに材料を変えてつくると、材質により表情が違って見えるので、それも興味深いものです。

芸術としての彫刻の面白さのひとつはそこにあります。

わざと石のざらざらした質感をそのまま残してみたり、逆につるつるになるまで磨いてみたりして、その違いを味わうこともおもしろいでしょう。

時と場合に応じて、さらに自分が表現したい調子に合わせたり、感性で素材を選んだりすることもできるわけです。

自分の思いを作品で伝える

このように芸術のなかでも彫刻の作業は、集中力がある程度必要かもしれません。

しかし本当は自分が感じた対象の印象を率直に彫刻に表せればよいことに気づけば、正確な形をとることももちろん大切ですが、それ以上に、像から醸し出される主張こそが彫刻にとって大切な要素であることがわかってくると思います。

ですから、たくさんデッサンをして、自分のねらいが思うとおりに像から感じ取れるように築けているかどうかがひとつの目標です。

したがって何も本物そっくりに作ることだけをやっていこうとするとなかなか大変でしょう。

対象から自分が得た印象を、そこへどうやって織り込むか、そこを考えながら制作するとよいです。

すると、そこには作者の思いや感動が、彫像を通して見てとれるように表現できるようになってきます。

音楽や映画などの他の芸術表現と同様に、彫刻も自己表現のひとつです。

形からの主張こそ彫刻の本質かもしれません。

美術は美とは何かを追求するものです。

ミロのビーナスやロダンの考える人はその典型です。

そしてそれは像を見る人によって受け取り方に違いが生じます。

場合によっては、像に当てる光の方向などによっても像の示す印象が変わってきます。

それほど立体のつくる陰影の奥深さは相当なものです。

したがって立体を築き上げて一つの像をまとまったものに仕上げていく作業というものはとても奥深く、そして尽きないものです。

彫刻の奥深さ

彫刻は美術表現の中でも、ある方向性を持った究極の表現のひとつといえます。

そのため、いったんその制作を始めると、つぎつぎと新たな像を制作しようとすることでしょう。

そしてそれは例えば人間を対象とするならば、人間とは何かを突き詰めて考えていくことと本質的には変わりがないことに気づくかもしれません。

それほど彫刻は物をしっかり見つめる集中の芸術といえます。

人や物に対してそういった興味や関心がある人にとって、彫刻は新たなものの見方を与える手段といえます。

この像は何が言いたいのかとか、像のまわりをぐるぐるとめぐってみることなど、さまざまな美術館で観覧するだけでも大変面白いものです。

一度制作するようになると、他の人がつくる像にも関心が出てきます。

制作した意図や目的が知りたくなります。

また作者自身のことももっと理解したくなるかもしれません。

言い換えれば彫刻を通じて、人間の在り方や人間観察力を究めることもできるかもしれません。

それは彫刻に限ったことではありませんが、立体像としては存在感があります。

優れた自分彫刻はいかにも息づいているかのようです。

そのモデルになった人間の内面性を赤裸々に暴いているかのようです。

彫刻は美術のひとつの芸術表現手段という段階から、さらにもっと広い視野から見つめると、その面白さと奥深さがもっと味わえるようになると考えます。

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