後悔しないで!妊娠中にやっておきたいこと|歯科検診

大人だし、きちんと歯磨きができているから虫歯の心配なんて必要ない、そんな風に思っていませんか。
内科的な健康診断は毎年欠かさず行く人でも、歯科検診は行っていない人も多いはずです。歯科検診は少なくとも年に1回は受けた方がよいと言われています。

歯科検診に行っていないと、口の中はいつ深刻なトラブルが起こっても不思議ではない状態にあるのです。気付かないうちに虫歯が悪化した、歯周病が急速に進んだなど、突然の痛みに襲われることだってあるんです。

もし、出産直前になって歯が強く痛み出したらどうでしょう。出産は大仕事です。陣痛などの痛みが何時間も続き、体力の消耗も激しいです。ただでさえ大変な出産で歯が痛み出したら、その辛さは例えようもありません。

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妊娠中に歯医者に行かなければいけない理由

妊婦にとって歯の健康は重大です。
レントゲンや麻酔が胎児に影響するかもしれないからと、歯医者さんに行くのを我慢するというのはよくありません。実は、治療せずに口の中のトラブルを放置していることの方が、胎児にとってずっと危険なのです。

たとえば歯周病、アメリカでは歯周病が早産の危険因子の一つという研究報告が発表されました。
重い歯周病にかかった妊婦さんは、妊娠22~36週の間に生まれる早産や、体重が2500g以下の低体重児出産のリスクが、歯周病にかかっていない妊婦さんの7倍以上だといいます。飲酒や喫煙などの危険因子と比べても、歯周病のリスクが非常に高いことがわかります。

また、ママの口内に虫歯菌が多いと、赤ちゃんにも虫歯菌が移って虫歯にかかりやすい体質になってしまいます。妊娠中に歯科検診を受けることはママの体調を守るだけでなく、生まれてくる赤ちゃんのためでもあるんです。

妊娠中の歯は妊娠前よりも危険な状態です

赤ちゃんができて、虫歯ができてしまったという話はよく聞きます。これは、赤ちゃんにカルシウムが取られてしまうからというような理由ではなく、女性ホルモンやつわりなどが影響しているといいます。

妊娠中は、女性ホルモンの関係で歯茎の炎症を起こしやすく、歯肉炎にかかりやすくなります。また、つわりが原因で、歯を磨こうと歯ブラシを口の中に入れただけで気分が悪くなってしまい、きちんと歯磨きができない方もいます。
その結果、虫歯や歯周病になってしまうという妊婦さんが多いようです。

つわりの時期や、お腹が大きくなってくると、妊娠中に食事が少しずつしかとれなかったりします。ふだんであれば食事を食べ終わると、唾液の働きによって中性に戻るのですが、長い時間をかけて何度も小分けにして食事をとっていると、口の中はずっと酸性の状態のままです。
口内の酸性化は、虫歯菌が繁殖しやすい状況なのです。歯磨きが辛いときは余計に口内環境が悪化してしまいます。

また、妊娠中に味覚が変わって、酸っぱいものが食べたくなると言いますよね。酸っぱい食べ物も、口内を酸性に変えてしまいます。

妊娠中は、妊娠する前よりもずっと口内トラブルの危険性が高いんです。虫歯や歯周病以外にも、歯茎が痛む、口臭が気になるなどのトラブルも出てきます。
歯の健康を保つことは、出産に大きな影響を与えます。
口の中がちょっとおかしいなと感じたら、早めに歯医者さんに相談するとよいでしょう。

今はトラブルはないという場合でも、体調の安定する妊娠中期には、一度歯科検診を受けておくのが安心です。妊娠中の予防歯科は大切なことだと知っておいてください。

歯科検診を受けてお口の中のコンディションも万全にしましょう

妊娠中の歯科検診は重要視されつつあり、多くの自治体で妊婦さんを対象とした歯科検診が実施されていたり、歯科検診に対する補助が受けられます。無料で受けられるところも少なくありません。補助の内容は、自治体によって違うので、検診の内容や費用の有無などを事前に確認しておくとよいでしょう。

検診の時期についてですが、つわりの時期を過ぎて体調が落ち着いたら、ぜひ歯医者さんを受診するか、自治体の歯科検診を受けるようにしましょう。早めに受診すれば、虫歯や歯周病が見つかったとしても、安定期の間に治療を終えることもできます。

歯の治療でレントゲンや麻酔を使う場合、赤ちゃんに影響があるのではと心配されるかもしれません。妊娠中にレントゲン撮影を行う場合、鉛でできたエプロンを着用しますし、撮影する部位も歯の部分だけなので、赤ちゃんには影響がないと考えて大丈夫です。

また、歯医者さんで使う麻酔も局所麻酔で濃度も低いです。
麻酔に関しても、赤ちゃんへの影響を心配する必要はありません。麻酔は、無痛分娩などでも使われますので、歯科の麻酔を不安に思うことはないのです。

妊娠中は、抗生物質などのお薬は基本的に使われません。痛みがひどいときは、赤ちゃんに影響が出ないものを処方してもらいます。お薬が出されたときは容量、用法を正しく守って服用するようにしてください。
それでもやっぱり歯科治療が不安だという方は、医師に相談してみましょう。治療を受けるときは、安心した気持ちで受けることが一番です。

また、検診を受ける際は、母子手帳を忘れずに持参するようにしてください。妊娠中は体調が変化しやすいものです。検診や治療のときに気分が悪くなったら、我慢せずに伝えるようにしましょう。

最後に

体調管理だけでなく、お口の中のコンディションも万全にして、出産を迎えましょう。

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