下ごしらえで変わる!漬け込むだけでお肉を柔らかくなるもの:日本酒

ステーキ肉など、高価な肉でないと硬くて食べられないこともあるほど、お肉の硬さというのは、値段と比例関係にあるといっても過言ではありません。

せっかくのステーキですから、おいしい肉を食べたいものです。

そうであるなら、お財布に余裕がない時には、安い肉を美味しい肉に変身させるしかありません。そんな時に使えるのが日本酒です。

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ひと手間加えて、お肉ジューシー!

堅いお肉をなんとかして柔らかくしたい

巷では、果実酒をかけると効果があるといわれていますし、実際に効果があるのですが、実際には柔らかくなる効果よりも、臭みを取る効果が強いのが特徴です。

しかし、日本酒は果実酒よりも、臭みを取る効果も、柔らかくする効果も、見込めるものとなっています。

その使い方ですが、ワインのように、日本酒を料理する時に振りかける訳ではありません。基本的には、お肉の下ごしらえの時に使用します。

普段は、下ごしらえをしない方でも、下ごしらえのほんのひと手間をかけるだけで、劇的に食べやすい肉へと変身しますので、一度試す価値があります。

その下ごしらえといっても簡単で、基本的には肉をフリーザーパックや深めのお皿などに移し、そこに日本酒を入れて一晩寝かせるだけです。夏場などは、特に傷むのも早いですから、かならず冷蔵庫の中で冷やすようにしてください。

その後肉を取り出して、フライパンの上で調理をすれば完成です。

下ごしらえといっても、こんなにも簡単なもので済むので、楽チンです。また、もうひと手間加えてさらにおいしくしたいという方にお勧めなのが、ハーブなどを一緒に入れて、香りづけをすることです。

日本酒で臭いが消えているので、香り付けすると、よくその香りを楽しむことができるのです。

何故日本酒で柔らかくなるの?

日本酒で下ごしらえすると、様々な利点があるとの事でしたが、なぜ日本酒に漬けておくと、お肉が柔らかくなるのでしょうか。

そもそも、お肉が固くなる原因は、水分不足です。つまり、様々な加工を経ていくうちに、肉の内部の水分が飛んで行ってしまうのです。

特に、水分を逃さない効果をもたらしている脂分のコーティングが、薄くなってしまいますので、脂分が少なければ少ないほど、余計に肉から水分が飛んで行ってしまい、硬くなってしまいます。

ですから、脂身の少ない肉ほど、余計に硬さが際立ってしまうのです。そこで、水分を肉自体に戻してあげる必要があります。

だからといって、水をかければいいわけではありません。人の体と同じように、保湿クリームのような、保湿膜が必要になります。

ただ、肉から抜けた水分を戻すのは大変なことなので、そこで日本酒を利用して、PHの調整し、保湿効果を持たせることで、水分の減少を防ぎ、水分も日本酒から吸収するということなのです。

肉に日本酒をかけると、本来酸性だった日本酒が、さらに酸性へ傾くことになるので、肉自体の保湿成分が活性化します。それに伴って、肉にお酒の水分が吸収されていくので、肉に水分が行き届きます。

じっくりと吸収されていくので、漬けてすぐに肉が柔らかくなるということはありませんが、大体10時間程度で肉が柔らかくなるのに必要な水分は、戻っていると考えていいです。

そこから焼くときに、肉内部の水分は蒸発していくことになるのですが、下ごしらえの時に水分がある程度戻っていた分、何もしないで焼き上げるよりは、残留水分量が多くなっていて、柔らかくなっているということなのです。

日本酒で下ごしらえする時の注意点

ただ、便利な日本酒の漬け込みなのですが、注意点もあります。

まず、先ほども言った通り、水分は急速に戻るのではなくじっくりと長い時間をかけて戻るということです。実際に20分程度では何もかわりませんので、一晩かけて下ごしらえをするようにしてください。

最低でも10時間以上は必要なので、ステーキなどに調理する前日の夜から、お肉の下ごしらえを始めておくと、ちょうど食べごろになります。

次に、長く漬ければ漬けるだけ美味しくなるというものではないので、注意が必要です。水分が戻りきった後も、長く漬けこんでいると、アルコール分がだんだんとお肉の内部にしみこんできてしまいます。

すると、お肉の臭みがとれるのと引き換えに、お酒の臭みがしみこむことになってしまいます。お酒の臭いは、基本的に焼いたりしても消えることがない場合が多いです。

黒くなるまで焼き続ければ消えますが、レアやミディアムなどの過熱具合でステーキを食べたいという方は、内部にしみこんだお酒を、そのまま感じてしまいますので、10時間以上15時間以内の範囲で、お酒から出して調理または保管することをお勧めします。

また、お酒が肉の臭みを消しているので、必要以上にニンニクなどを入れ過ぎると、味が濃く感じることもありますので注意してください。

最後に、火加減が弱いとアルコール分が残ることがあるので、長く漬けた場合は、火を良く通してくださいということです。

特にお子様がいる場合には、漬けておいたお肉のアルコール分を完全に飛ばすために、長い時間をかけて、弱火でじっくりと焼き上げてください。

そうすれば安全に、それでいて美味しく柔らかいお肉を、食べることができます。

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